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26歳、若手エンジニアマネージャーからみたZUUの開発組織

大手ソフトウェアベンダーから転職し、今では20名規模の開発組織をリーダーとして率いるT.Tさん。エンジニアのT.Tさんが、ZUUでマネジメントをすることになった背景にはどんな経緯があったのでしょうか。

■T.Tさんのこれまでの経歴を教えてください

私は明治大学の機械工学出身で、学生時代は機械力学などのいわゆる4大力学や、物理学などの勉強をしていました。その頃からプログラミングに興味があり、友人と作った脱出ゲームはゲーム好きの間でなかなか好評でした。その影響もあってか、学士の研究室ではロボット工学に進み、自動運転の研究などをしておりました。学生時代は研究活動が楽しすぎて、就活ではとりあえずコードが書ける環境に行きたいくらいの考えしか持っていませんでした。その流れで、大手ソフトウェアベンダーに入社したのですが、受託開発の納期が厳しくて残業も多く、さらに当事者意識を持ちづらい環境が、自分には合わないと感じ、転職を決めました。

■なぜZUUへ転職しようと思ったのですか?

私は学生時代から投資にも興味があって、大学時代には溜めたバイト代を使って株式投資をしていました。FXで有り金を全部溶かした経験もあります(笑)。しかしながら、私の周りには投資に興味を持っている人はなかなかいなかったんです。家族もかなり保守的でしたし、投資については自分で色々と調べてチャレンジしました。そして、多くの成功や失敗を経験してきたなかで、日本の教育制度では、金融リテラシーを正しく学ぶ機会が無いと改めて感じたのです。そこに対する課題と解決策としてのZUUの取り組みや、開発知識に興味を持ったのがきっかけでした。もちろん自社サービスの開発もやりたかったですし、モダンな技術スタック、マイクロサービスなどにも興味があって、これらの理由でZUUに入るということを決めました。

■入社後、ギャップは感じましたか

そうですね。入社前後のギャップはすごく聞かれるんですけど、正直あまりないんですよ(笑)。入社する前からZUUに対する期待値は高く、前職でソフトウェア開発の組織に身を置いていた自分にとって、ベンチャー企業で自社サービスを運営しているZUUに対して、すごくキラキラしたイメージを持っていました。面接でも、当時の面接官の方々と会話する中で期待値がどんどん増していきましたし、実際に入社してみて、その期待通りだなと実感しています。

また、モダンな開発環境に加えて、エンジニアが事業にコミットすることにより、ユーザーに新しい価値を届けるサービスを生み出すことができるという実感も得ることができました。

■ZUUのエンジニアとして、最初から順調な滑り出しでしたか?

入社当初はZUUの代表的なプロダクトであるMP-Cloudの運用保守開発に携わりました。この頃はGo言語も書いたこともなかったですし、凝ったローカル開発環境や、潤沢なテストコードなどがすごく面白くて、最初の1年は貪欲にインプットする期間だったなと思っております。周りのエンジニアにも積極的に教えを乞いつつ、成長できた感じです。当時一緒だったエンジニアの方とは、今でも交流があり、彼らと話すと白熱してあっという間に2時間経つなんてことも多いですね。

そして、入社から1年過ぎた頃になりますが、dmenuマネーの初期開発の案件の際に、開発の要件定義、構成見積もりから一緒にやらないかと誘われ、それがイチエンジニアからステップアップするきっかけになったかなと思っています。結果的に、dmenuマネーの初期開発の現場のリードからリリースまでを幅広く取り組ませていただくなかで、なんとかリリースまでこぎつけたのは、自分の中で大きな資産になっていると感じています。

その後のサービスの開発では、開発責任者として業務に携わりました。この開発のリリースで、事業的にも貢献できたという手応えがありました。

■大きな開発にも携わり、エンジニアとしての自信もついてきた頃に訪れた転機。その当時を振り返っていただきました。

2021年9月頃、社内で大幅な組織改変があった際に「マネージャーをやってみないか」とお声掛けいただきました。私はエンジニアのマネジメントをやったことはありませんでしたが、幸いなことに、当時所属していたエンジニアとの仲も良く、またあらゆるプロダクトチームと良好な関係を築けていたこともあり、現場からの信頼を買っていただいたのかなと感じています。もちろん、dmenuマネー開発のリードの実績が評価された部分もあったと思っています。

2021年10月からはグループリーダーとなり、半年間、外部のアドバイザーの方などにも相談させていただきつつ、マネージャーとしての能力を養うことができました。

また、ZUUでは社員アンケートにて、従業員のエンゲージメントのチェックを行っていますが、グループリーダーになった当時の開発部門はスコア50台前半ととても低い状態でした。それを9ヶ月で70半ば程度まで改善することができました。

さらに、dmenuマネーの大規模な機能追加開発も2021年の10月ぐらいから走り始めましたが、プロジェクトマネージャー兼フルスタックエンジニアとして、自分でもコードを書きながらマネジメントして、無事にリリースさせることができました。

このように、マネジメントと開発の両軸でプロジェクトを完遂できたことが、ZUUでは今までなかった新しい取り組みをした功績として認められ、2022年5月の全社総会ではDisrupterという、社内でも素晴らしい賞をいただきました。また、2022年の4月からはプロダクト開発部の部長代理として、更に大きな裁量で開発組織を任せてもらえるようになりました。

※Disrupter = 半期に一度、これまでのZUUの常識をぶち壊す(=ディスラプト)ほどの活躍をした方を讃える賞。

■マネージャーをする上で、これまでと大きく変わった点を教えてください

一番変化を感じる部分は、これまでは実装することが主な業務でしたが、今は人に向き合う時間が増えたところです。メンバー1人1人と時間を設け、対話していくなかで、全てのメンバーの状況を把握して適切に判断し、新しいプロジェクトのアサインメントに役立てたり、結果に繋げるようにしています。最初は難しいと感じましたが、自身の成長を感じる部分でもありました。

■T.Tさんがマネージャーとして心がけてることはなんですか?

メンバー1人1人が気持ちよく働くことができ、しっかり会社に貢献してるという実感と、それが自分自身の成長に繋がってるという、成長実感を得てもらうところがマネージャーとして重んじているところですね。

■T.Tさんが考えるZUUの開発組織の強みをとはどういったものでしょうか

やはり、自社サービスの開発です。他社でも、体制や業務の進め方が社内受託的な進め方になっている会社は多いと感じます。私が入社して間もない頃のZUUの開発部もそうで、ビジネス部門との協業があまりできてない状態でした。ビジネスまで考えられるエンジニアは少ないですし、ビジネス部門はエンジニアとの壁を感じている状況でした。私自身、思いとして、エンジニアとビジネス部門がしっかり協業できる環境を作り込んでいくことが大事だと思っています。現在のZUUはエンジニアがビジネス視点、ドメイン知識をしっかり獲得してから、ビジネス部門との接続が行われるので、ビジネス側と同じ目線で、お互いの背景知識をしっかり理解して、最適解を追求できます。それこそが、ZUUの開発部門の強みかなと考えています。

■一緒に働きたい理想の人物像を教えてください

まずはZUUの展開する事業ドメインの知識や、主にターゲットになる金融業界に興味を持ってくれる人。もっと言うと、ZUUがユーザーに届けている体験に興味を持って共感してくれる人が一番欲しいタイプの人です。さらに、自社サービスの開発は技術との戦いでもあります。他社が新しい技術を取り入れて、実装してリリースをする中で、遅れをとってしまうと廃れていってしまいますので、競合には負けないぐらいの技術的思考をしっかり持ってくれている人がいいですね。情報のリサーチと新しい技術を見たら、まずは自分で定義をして、それを実装して理解する思考を持って取り組んでくれる人の方が、自然体のままでエンジニアとして働けるので、ZUUに合っているのではないかなと思います。

■最後にT.Tさんがこれから挑戦したいことを聞かせてください

組織としては、開発組織をもっと大きくしたいと思っています。以前のZUUの開発部門では、どうしてもビジネス部門との接続が上手くいかないところがありました。例えば、「こういう形になるかな」とか「一度やりたいね」というものの、くすぶっているシステムや新しいサービスのアイデアがたくさんあるのですが、運用中のサービスや現行のプロジェクトの改善だけで手一杯になってしまって、ビジネスアイデアを実装するための人がいない状態になっていました。そうなると、どうしても機会損失になってしまう。そこで、開発部門を大きくして、会社の半分ぐらいをエンジニアにできるくらいにまでしたいですね。エンジニア100名構想、そんな未来を描いています。

また、個人としては、プロダクトマネジメントについても興味があり、開発組織で新しいプロダクトを開発して、ユーザーに価値を届けることに挑戦したいです。エンジニアメンバーと新しいプロダクトを作り、プロダクトマネジメント含め、組織を見ていくこと、それが現時点での私のゴールです。

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