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1着からの受注生産で業界に変革を。開発責任者に聞く「Made by ZOZO」

お気に入りの服を着ることで、気分が明るくなったり、自分の個性が表現できたりと、ファッションは私たちの生活を豊かにしてくれます。
一方で、大量生産・大量廃棄の拡大傾向が懸念されるほか、常に余剰在庫を抱えかねないビジネスモデルへの課題が指摘されているのも事実です。
そうした問題を解決しながら、ファッションブランドが持つ創造力をさらに高めるべく、ZOZOは新事業、生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)」をローンチしました。
立ち上げを担った鈴木大輔は、「Made by ZOZOは、すべてのステークホルダーを幸せにできる事業だ」と語ります。
Made by ZOZOは、ファッション業界にどのような貢献をしたいのか、
プラットフォームの開発責任者である鈴木の目線を通じ、事業と働く環境の魅力をお伝えします。
【プロフィール】
鈴木 大輔(生産プラットフォーム開発本部 本部長/ 2018年中途入社

大学を卒業後、IT系企業にてシステム開発に携わった後、2018年11月にプロジェクトマネージャとして株式会社ZOZOテクノロジーズ(現株式会社ZOZO)に入社。プライベートブランド事業に参画し、その後マルチサイズ事業のシステム開発を担当。2021年4月より生産プラットフォーム開発本部 本部長に就任。現在はMade by ZOZOのシステム開発に軸足を置きつつ事業本部と一体となり事業を推進中。

「仕事は本来、楽しむもの」と知ったとき

今でこそ自分の仕事にやりがいを感じていますが、以前は仕事に希望を持てないでいました。

学生時代に「やりたい仕事」なんて描けていませんでしたし、新卒で「つぶしが利きそうだ」と飛び込んだIT業界でも、平日の5日間が苦痛で仕方がなかった(笑)。私にとっての仕事は、自身が成長する楽しさはありましたが、生活のために必要なもの、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

さらなる成長を目指してコンサルティングファームに転職しましたが、そこでも「自身が成長し、クライアントの期待値を超えられれば、それに見合った対価がもらえる」と考えながら、その都度アサインされたプロジェクトが抱える難題を解決することに全力を注いでいました。

とはいえ、自身を成長させながらクライアントの課題を解決していくという仕事が、だんだんとルーティン化してきてしまい、いつしか働くモチベーションを保つのが難しくなっていきました。

そんなときに出会ったのがZOZOです。前職時代の同僚がZOZOに転職していたのですが、彼はほんとうに楽しんで仕事しているなと感じました。

当時の私にとって彼の口から語られるZOZOでの日々は、正直にいえば不思議かつ不可解なもの。でも、それゆえ、「いったいどんな会社なんだろう?」と興味が湧いてきて……。

紹介を受け、役員とも話す機会をいただきましたが、そこでも驚かされました。「鈴木さんにとって仕事とは、どのようなものですか?」と聞かれたので、「生活のために耐え忍ぶものです」と答えたところ、「仕事は本来、楽しむものですよ」と言われてしまって。でも、たしかに彼らもまた、とても楽しそうに仕事の話をしていました。

それまでの自分はきっと斜に構えているところがあったんだと思います。しかし、話を聞いていくうちに「もしかして自分も楽しく働けるかもしれない。楽しく働いてみたい」と考え、ZOZOへの入社を決めました。



理想を現実に。業界の変革へ

入社してからは、「マルチサイズ」、先日リリースした生産支援プラットフォームMade by ZOZOと、複数事業の開発マネジメントを担当してきました。

入社当時はファッション業界の知識をほとんど持ち合わせていなかったので、会話の中で服に関する用語が出てくるたびに、理解に苦労していたことを鮮明に覚えています。

また、新規事業は、体制を整えるための仕組みづくりに時間を要するもの。右も左も分からない業界で、なおかつ私以外のメンバーにとっても初めてのことばかりだったので、組織としても整った状況ではありませんでした。

そんな中で、自分のポリシーである「分からないことはすぐに聞く」ことを繰り返していくと、前職時代に培ったプロジェクトマネジメントスキルと解決すべき事業課題が接続されていき、次第に事業が軌道に乗り始めるように。所属部署や年齢の垣根を超えた雑談も増え、未来に向けた取り組みを考える余裕もできてきました。

ローンチしたばかりのMade by ZOZOは、エンジニア職やビジネス職といった異なる職種のメンバー3人で、ファッション業界の生産における理想を語っていたところが原点です。

生産の1ステップに、出来上がった商品の検品・検寸があります。これまでは「測って、記録して、登録して、報告する」を全て手作業で行っていました。この「手作業の部分」を仕組みで効率化、さらにはデータから品質向上に繋げられるのではと考え、二人のエンジニアも巻き込んで2週間でクイックにアプリ実装と運用を開始しました。するとすぐに効率化と品質向上に効果が出たんです。それを見て一気に「いける」という感触を得ました。

職種の枠にとらわれず、チームで「モノづくりのための、モノづくりに携わる人のための、ひいてはお客様のためのより良い仕組み」を考え続けた結果、ファッション産業を大きく変える仕組みを構想するに至ったこの経験は強く心に残っていますね。



ファッションの未来を変える

ファッション産業には、「大量生産・大量廃棄」の拡大傾向や、常に余剰在庫を抱えかねないビジネスモデルとなっているなどの課題があると感じています。

ZOZOが提供する主なサービスは販売のプラットフォームですが、業界をリードしていく存在として、これを見過ごすわけにはいきません。そこで、役員を含むメンバーで侃侃諤諤と議論し、これまでファッションECとして担ってきた「販売」に加え、1つ手前の「生産」の領域に踏み込むという決心をしました。

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