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ビジネスの視座で夢のある業界に。飲食業界を盛り上げるノウハウと社長の想いとは?

①起業するまでの経歴について

Q,学生時代はどのように過ごされていたのですか?

4年制大学で土木の勉強をしていた時から、個人的にビジネスを行っていました。

また、マーケティングなども学んでいて、これらの経験から個人でのビジネスではなく、もっと大きなビジネスをやってみたいという想いを膨らませていましたね。

Q,なぜ飲食業界に注目したのですか?

実は学生時代、飲食業界でのアルバイト経験などは一切ありませんでした。

ですが、様々な業界に注目する中、飲食業界でマーケティングを実践しているところは大手以外に少ないことに気が付きました。大手企業と個人経営とで大きく差が開いているところをターゲットに起業しようと思い、まずは飲食業界に就職したという流れですね。

Q,最初は就職されてたんですね!初期のキャリアはどのようなものだったでしょうか?

大手居酒屋チェーンに就職しました。半年で店長になって、入社から1年ほど経って退職。

それからはフリーランスとして様々なお店の、メニュー開発やブランディングなどのお手伝いをやっていました。その頃はまだSNSが発達しておらず、実際に流行っているお店に足を運び、何が流行る要因なのかを分解し、メニュー開発に活かしていましたね。

Q,フリーランスの活動はどのようにおこなっていたのですか?

とにかく飛び込み営業をして、「業績上がらなければバイトと同じ報酬で大丈夫です」という条件で働かせていただきまして。

最初の半年くらいは、利益に繋げるのに苦労しましたね。
ただ、一度結果を出せれば実績として商談に使えるので、他の企業で働く機会を得ることができました!

また、団体のお客様を呼び込むため、結婚式の二次会に着目し、新規事業部の立ち上げ・運営にも携わりました。すべて、大学生の頃のビジネスの行動力があってできたことだと思います。

②創業までの経緯について

Q,様々な経験をされたと思うのですが、独立・創業のきっかけを教えてください

きっかけとしては、当時知り合っていた飲食業界で働く人たちとの会話ですね。
「もう何年も働いているのに、なかなか社員になれない」という不満を耳にしたことがはじまりです。

「このメンバーで創業できたら、きっと他の人も続くことができるような道が開けるのではないか?」と思いまして。そこで、レシピ作りは有名なシェフに任せてお店のブランディングは自分たちでやる、という形を取りました。

そして、東京・人形町で『union sand yard』という、野菜のビストロのお店を無事オープンさせたんですね。結果的に成功して、そのうち一人は現在社長として活躍してくれています!

Q,彼らが当初社員になれなかったのは何が問題だったのでしょうか?

彼らが当初飲食業界で苦労したのは、日本で現行している仕組みにマッチしなかった、というのが問題だったように僕は思います。

「手間をかけることこそ良いこと」という考えが主流の中、逆の発想ができる人が本当に少ないです。

お店を経営する以上、ビジネスの視座も大切なので、「手間をかけずに美味しいものをどう作るか」を考えていく方が僕は重要だと考えています。

Q,ちなみに様々な業態の店舗を展開されていると思いますが、どのように手を広げていかれたのですか?

1店舗目を経営する中で、「日本でクラフトビールが流行りそう」という情報を入手し、クラフトビールの生産が盛んなアメリカに渡りました。

アメリカには、何百軒とある醸造所の中でもビール大会で入賞する醸造所が何軒かあります。
そこへ直接メールをして、オリジナルのビールのレシピ開発を学び、新店舗のオープンに活かしました。

僕自身英語はまったく話せませんが、Google翻訳でメールを作成し、最初は英語を話せる友人を通訳としてアメリカに連れて行きました。あとはもう、ジェスチャーとノリでなんとか乗り切りましたね。
勢いは本当に大事です(笑)

③会社紹介・事業説明

Q,現在の事業などについて教えていただけますか?

店舗によって業態は様々ですが、基本的には「美味しいものをどれだけリーズナブルに、コスパ良くお客様に楽しんでもらえるか」を追求しています。

新しい仕組みを先駆けて作り、それを見て独立しても良し、業務委託やフリーランスのノウハウを得るも良し、という、とにかく飲食業界で活躍する人のキャリアを応援するスタンスで会社を経営しています。

ただ、他社と大きく違うのは、データの分析をやったり、外部機関を入れたりしながら「どうしたら効率的に働けるか」を考えているところです。おかげで出費のムダをなくすことができ、その分スタッフに還元したり、原価を上げたりと業界の課題を解決しています。

Q,ちなみに、コロナ禍で飲食業界は大きな影響を受けていると思うのですが、ZOTの場合はどうでしたか?

実は、ラーメン店を出したのは今年なんです。

緊急事態宣言で酒類の提供が禁止されるようになってから、「お酒を提供しない業態だと影響を受けない」という発想で、思い切ってラーメン店をオープンしたんですよね。有難いことにご好評をいただいて、収益を取り戻すことができました!これは本当によかったと思っています。

やはり、最終的には社会情勢に対応していくしかないかなと。そもそも飲食は生活から切り離すことのできないものだからこそ、豊富なノウハウを活かし、工夫することで乗り切れたように思います

④代表として意識していること

Q.お店を経営する中で、意識していることはありますか?

無駄に手間をかけないことはよく注意しています。

例えば、ラーメンに乗っているネギ。たしかに自分たちで切った方が安く抑えられるけど、大きな手間ですよね。だったら切られたものを買っちゃった方がコスパが良いのではないかと。そのため、うちのラーメン屋ではほとんど包丁を使いません。
また、仕込みもほとんどないので、長時間労働の問題も解消できるというメリットがあります。

⑤求める人材像

Q,「こんな方と一緒に働きたい」というような、人物像はありますか?

商売として行動できる人、ビジネスの視座を持っている方に来ていただきたいと思います。
はっきり言ってしまうと、職人肌の方には向いていない職場であると思います。

美味しいものを作ることはもちろん大事だけど、ビジネスである以上、数字も大事です。

⑥今後の展望

Q,将来的に、どんなことをやってみたいと思いますか?

このような飲食店の仕組みを作り続けていき、このノウハウを利用して、幅広く皆に成功していただきたい、という想いが一番強くあります。自分の店舗だけでなく、周りも巻き込んで、飲食業界を盛り上げていきたいですね!

飲食業界は厳しい業界です。独立しても、成功している方は本当に一握り。そんな「夢のない業界」を、ビジネス的な手法で「夢のある業界」に変えていくために、今後も育成等にも注力していきたいです。

Q,求職者にメッセージをお願いします!

ずっと頑張り続けることは、大変でツラいことです。
飲食業界で将来的に独立したいと考えている方、少しでも興味のある方はぜひ一緒に働いてみませんか?

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