株式会社ZEN PLACE
Well-being HQ事業部 雀部亜莉子
新卒からリクルート社の新卒採用事業などに従事し、2023年7月にZEN PLACEに転職したばかりの雀部。未経験だったアプリ開発の部署で活躍する彼女に、転職の理由から入社して感じたギャップ、開発中のアプリに抱く期待まで率直な想いを聞きました。
レッスンだけに留まらない
惹かれたのは“大きな目標”と“ビジネスとしての可能性”
──なぜ転職をされたのか教えてください。
これまでリクルートでやってきた人材の仕事というのも、もちろん面白かったんです。でも仕事をしていくうちに、そもそもの土台になる“健康”や“心と体を整えていくこと”の大切さを改めて感じるようになりました。だから、その部分をメインに事業展開している会社に挑戦してみたくて転職をしました。
──健康の重要性を実感するきっかけがあったのでしょうか?
就職や採用の支援をしていたので、学生さんからも企業の方からもいろんな話をお聞きする機会が多かったんですね。そのなかで“自分がどうなりたいか”という気持ちだけではなく、その前提として“自分自身が頑張れる心や体を持っているか”が大切だなと思うようになりました。
あと志を高くもっていて仕事も出来る友人たちが、心身を壊していくのを目の当たりにしたことも大きかったです。心と体が整っていない状態というのは、人の未来に影響を及ぼす大きな問題なんだなと痛感しました。
──その問題を仕事として解決しようと転職されたわけですね。そのなかでZEN PLACEを選んだ理由をお聞かせください。
そうですね。やはり一番は、理念の部分に魅力を感じたからです。例えば「個人を美しくする」とかだけではなくて、会社として「日本全体をウェルビーイングにしていく」という大きな目標を持っているところが素敵だなと思いました。
あと、ビジネスとしてのポテンシャルを感じたというのも理由のひとつです。ヨガやピラティスの事業展開というと、スタジオを全国に拡大していくイメージだと思うんですが、それだけじゃなくて新しい事業にも積極的に取り組んでいるんです。
私が担当しているアプリ開発もその1つで、アプリという身近なツールを通じて「レッスン以外のところでもヨガ・ピラティスのメソッドを届けていこう」というサービスです。それによって健康になってもらう取り組みなんですよね。そういう新しいことにチャレンジしている部分にすごく可能性を感じて、良いなと思いました。
アプリで叶える“社員の健康”
それが企業の、そして社会全体のウェルビーイングに繋がる
──Well-being HQ事業部での具体的な業務内容を教えていただけますか?はい、ビジネスマンの多くが抱えているメンタルヘルス、あるいは肩こりや腰痛にアプローチしていく『Well-being HQ』というアプリを開発しています。これは法人向けの健康経営ソリューションとして出しているものなんですが、私たちとしては「ウェルビーイングサポートアプリ」と表現したくて。というのも、単に健康管理をするものではなくて、「人が自らウェルビーイングを作り出す」ための支援ができるアプリにしたいなと考えているからなんです。
Well-being HQ事業部は、このアプリを開発するチームと営業などを行うビジネスサイドのチームに分かれていて、私はそのビジネスサイドを担当しています。とはいえまだ開発中ということもあるので、そもそものコンセプトを考えたり、企業様からのご意見を開発チームに還元したり、営業以外にもいろんな角度から関わっています。
──法人向けのアプリということは、それを企業に提案して、その企業の社員の方々が活用されるということですか?
おっしゃる通りです。さきほど法人向けの健康経営ソリューションですとお伝えしたんですが、健康経営における最終的な目標は生産性の改善です。従業員1人1人がウェルビーイングであること、そしてその状態を従業員が自ら作り出せること、この2点はその生産性の改善に直結するはずなんですよね。だからアプリを主体にして、そこを目指していこうという形です。
ご自身で検索してヨガやピラティスに辿り着いてくださる方たちではなくて、「ヨガなんて知らない」「ピラティスなんか縁がない」という方たちにアプローチできてこそ意味があると思っていて。会社の力を使ってそういう方たちに健康をお届けしよう、ということで法人にご提案することにしています。
──今、企業としても社員のウェルビーイングに課題を感じているという背景があるのでしょうか。
そういう企業様はかなり増えていると思います。企業の方にウェルビーイングという言葉が当たり前に通じるようになった、そんなところからもウェルビーイングに対する意識の高まりが感じられますよね。
ただ、これまでは健康経営の施策というと、ほとんどが健康イベントの開催あるいは費用補助でした。だけど、これだと家が近くないと参加できないとか、そもそもヨガに興味がある人じゃないと来ないとか、対象が限られちゃうんですよね。それに比べて、みんなが使えるアプリで手軽にヘルスケアできるよってなったら、みなさん自分ごととして使ってくださるんじゃないかなって。より多くの人に対してウェルビーイングへの入り口となり得る、アプリ導入に関してはそこを期待されていると感じています。
「キャリアアップよりレベルアップ」
目指すは社員総“リーダー”組織
──これまでアプリ開発に携わったことはあったんですか?
いえ、実は無くてですね。でも、やってみたらすごく面白いです。まず、アプリ開発の経験がまったくないのに、こんなに任せてもらえるんだ!って驚きました(笑)。だけど、みなさんに毎日使ってもらえるものを、その方針から考えて作れるというのはすごくやりがいがあることなので、ありがたい環境ですよね。
あと、前職は就職・転職という一つのタイミングに対する支援だったわけです。もちろん大きな転機なので、それもとても重要で必要な仕事だとは思うんです。ただ、それに比べて今は、人の日々をサポートしていける仕事なんですよね。アプリを通じて、人生に寄り添っていけるというところにも、とてもやりがいを感じています。
──なるほど。では、実際に入社して感じたギャップや魅力はありますか?
働き方ですね。前職はリモート勤務が多くて基本自由みたいな感じだったので、出社して積極的にコミュニケーションを取りに行くということがあまりなかったんです。でもここではリモートもしつつ割と出社をするので、チームのメンバーと密にコミュニケーションを取れます。むしろ開発サイドの方にも積極的に入っていくことを求められて、こんなに一緒に作り込んでいける環境なんだ!って良い意味でのギャップでしたね。
──職場はどのような雰囲気なのでしょうか。
そもそも会社の本部自体がワンフロアで、事業部全員が向かい合わせで座れるぐらいの距離感で仕事していることもあって、アットホームな雰囲気ですね。開発について質問があったらすぐに聞けるし、逆に開発チームのメンバーもすぐに来てくれるし、オープンな感じです。会社全体として、そういった自然なコミュニケーションを大事にしてるんだなというのも感じます。
社長も同じフロアにいるので、席に座っていたらチャンスだってみんな話しかけに行ったりしますしね。逆に、社長から普通に「亜莉子さ~ん」って呼ばれたりとか(笑)。確かに今まではそんなこと絶対になかったので、このフラットな社風も特徴かもしれないですね。
──まだ入社されて3ヶ月ですが、忘れられない出来事や言葉があれば教えてください。
すごく印象的だったのが「全員がリーダーなんだよ」という社長の言葉です。「目の前の仕事はもちろん、チームの仕事も、他チームの仕事も、みんながみんな自分ごととして捉えて、会社がより良い方向を目指せるように考えてやってほしい」ということなんですが、肩書き・役割としてリーダーであるというよりは、リーダー的な視点をちゃんと持ち続けることに意味があると。私もその考え方を大事にしたいなと思いました。そういう考えをもって働くと、キャリアアップをしているというよりレベルアップしているっていう感じがするんですよね。
着実に“確固たる強み”を培ってきた組織で求められる人材とは
──ビジネスとしてのZEN PLACEの強みについてはどう捉えていらっしゃいますか?
ソリューションがすごく科学的でエビデンスがあって強いところですね。海外から講師をお招きしながら、その時代時代で最新の教え方やテクニックを取り入れていたり、インストラクターの自社育成をしっかりやっていたり…創業して20年、常に学び続けて新しいものを取り入れていく姿勢が、その強みに繋がっているんだろうなと思います。
そこに積極的な事業展開なども加わって、この先ZEN PLACEブランドとしてトータルでウェルビーイングを提供していけるんだろうなという大きな可能性を感じていますね。
──個人としての今後の目標を教えてください。
まず今やっているWell-being HQ事業は、レッスンが届かない層の方々にヨガ・ピラティスのメソッドとその効果を感じてもらえる意義のある仕事なので、力を入れてやりたいなと思っています。
そしてこのアプリを入り口に、自分をケアしたいという気持ちが醸成されてレッスンを受けてみたいと思ってもらえる。そこまで目指したいなと思いますね。
──最後に、どのような方と一緒に働きたいかお聞かせください。
心身の健康が土台としてすごく大事だなと感じられる方ですね。その共通の想いがあれば、お互いに引き出し合って良いモノ作りができると思うので、そういう人が来てくれたら嬉しいです。
必ずしもヨガやピラティスをやってなくてもいいですし、今いるメンバーのバックグラウンドもみんな本当にさまざまです。経験や技術よりも、“人生を豊かに生きる上で健康を維持していくこと、さらにそれを自分で楽しんで出来るようになること”を大事に思えるかどうかが重要だと思います。是非これから一緒に楽しんでやっていきましょう!