1
/
5

なんでもいい”が口癖のふわふわ女子が、アパレル事業部で責任者になった話

泉水:
yutoriの採用・人事担当の泉水(センズイ)です。今回はゆとり社長と社内メンバーの対談vol.2ということで、社員第1号の「ハム」こと濱田栞(ハマダシオリ)に話を伺います。

合わせて、創業前からyutoriでインターンをしている現役東大生、「ねもっちゃん」こと根本朱里(ネモトアカリ)にも、初めての女性社員が入社したことによって組織や自分がどう変わったかなどを赤裸々に話してもらいます。


     (左から「根本朱里」・「濱田栞」・「片石貴展」)

ITベンチャーに勤める女性社員がゆとり社長と出会うまで

片石:
じゃあまずはハムから!前職でこれまでやってきたことと、今yutoriで何やっているか教えて!

濱田:
濱田栞です。大学3年生の頃からチケットキャンプを運営していた株式会社フンザでインターンをしていました。フンザは株式会社ミクシィとのM&Aがあり、そのまま縁あってミクシィから内定をもらい新卒で入社を決めました。

約3年間勤めていて、当時は主にコンテンツマーケティングを担当していて、ほぼ1人で10のメディア運用とライター100人のマネジメントをしてました。

紆余曲折ありチケットキャンプが頓挫してしまったので、その後はマッチングアプリの立ち上げをやったり、YouTubeアカウントやWebメディアの運営を行ってました。

そして今はyuoriのアパレル事業部のマネージャーとしてyutoriで運営するECストアを横断的に管轄している、って感じ!

片石:
OK、ねもっちゃんは?

根本:
根本朱里です。yutoriでは『9090』というボーイッシュ系テイストのアイテムを扱うECストアのリーダーをやっているのと、新規ストアの立ち上げリーダーを兼務して管轄しています。

yutori入る前は本当に普通の大学生で、フィールドホッケー部のマネージャーをやっていました。東京大学に通ってて、大学は今休学しています。

片石:
今やっていることと過去やってたこと、二人とも全然違うよね(笑)ハムは、yutoriに入社したきっかけってなんだっけ?


         (アパレル事業部マネージャー 濱田栞)

濱田:
きっかけは、かたぴーのbosyuに応募したこと!

元々yutoriが法人化した時の2018年6月のプレスリリースを見ていて、「イケてるメンズいるじゃん」って思った(笑)古着女子のことは元々知ってて、男の人が運営しているんだって思ったことが印象的。

プレスリリースを見た時点では転職を考えていたわけじゃなく、「同い年で起業しててすごいな」ってことだけ思ってて、頭の片隅にyutoriがあるって感じだった。

2018年の秋くらいに、前職でやっていたマッチングアプリの事業もクローズすることになって、今後のことを考えた時に新しい環境で働こうかなって思った。その時にyutoriのことも思い出したね。

ここ!って会社を決めて話を聞くっていうよりも、うちに遊びにきなよ!と声をかけてくれた会社の中で興味をもった会社に話を聞きに行ったりすることにしてたけど、yutoriは唯一かたぴーのbosyuに自分から応募した。しかも2回もw

yutoriに副業でお手伝いした期間もあったけど、正式に社員として入社したのは2019年の1月かな。


         (bosyuの内容と応募した時の文章)

「自分の好きなものを表現するのは恥ずかしいし、怖い。」内なるわだかまりと入社の決め手

片石:
ハムが運営してたサービスをクローズして転職するかもってなった時、色々な会社が「うち遊びに来なよ!」って声かけてくれてたんだっけ。それが自称人生で一番のモテ期って言ってたやつか(笑)

濱田:
そうそう(笑)それでアパレル関係とかメディア運営をしている会社とか、10社くらいに声かけられて、そのうち5社くらいに話を聞きに行った。

片石:
それでyutoriともう1社アパレルD2Cをやっている会社とで悩んでて、最終的にyutoriに決めてくれたんだよね。yutoriと悩んでたもう1社に対してはどういう印象だったの?

濱田:
自分が転職の時に大事にしていたのは人と環境の2つ。

悩んでた会社は友人や知り合いも多かったし、”人”という点でかなり良かった。事業がすでに完成してて成功事例もあって、ちょうど会社が伸びているタイミングだったから、今入社したら面白そうだなって印象だった。

yutoriに関しては、人が良いなって思ったのは同様だったけど、良くも悪くも事業に関してはまだまだこれからという感じで、規模感で比較すると人数はそこまで多くないなって印象だったかな。

片石:
代表の俺と副代表のかずまの二人だけで、役員はいるけど社員はまだいなかったもんね。

濱田:
そのyutoriだと社員第一号になるっていうのも考慮して、結果的に経営陣との距離が近いというのが決め手になって、yutoriに決めた。役員の二人と足並み揃えて仕事するイメージが湧いたんだよね。

もう1社はこれからもっと伸びていくぞっていうので今入社したら面白そうだなと思ったものの、経営陣との距離が遠いなって思った。


     (2018年秋、マンションの一室がオフィス時のyutori)

片石:
経営陣との距離が近い以外に何か決め手はあった?

濱田:
私は昔からわりと周りに影響されやすいし、決めて欲しいタイプ。例えば「ご飯何食べたい?」って聞かれても他の誰かが「これ食べたい!」と言ったものに乗っかって、自分はなんでもいいって感じ。

社会人になった後も、会社の同期や仕事仲間に影響されて好きになったものとかもたくさんあって。

影響されやすい自分だからこそ、自分にとって良い影響をもたらしてくれる環境に身を置きたいと思って、それがyutoriだと思った。

片石:
どういう影響を受けれると思ったの?あと、好きなことを仕事に出来るか自信がなかったけど、yutoriだと出来るかもって話もあったよね。

濱田:
元々好きなことって仕事にしていいの?って考えたりしてた。前職では0→1で何か好きなことをやるというよりも、出来上がった1を10にするために目標数字を達成することにコミットしてて、数字が達成出来るかどうかが原動力になっていた。

けど、yutoriだとそういう数字のグロースハックというより自分から何かを生み出したりする機会が多いだろうなって感じて。

それは自分にとってポジティブに捉えてて、好きなことをビジネスとして表現できる環境は、これまで自分になかった視点を身に付けられたり、好きを仕事にしているyutoriのメンバーからそれこそ良い影響を受けたり出来るんじゃないかなって思った。

自分の好きなものを表現するのは恥ずかしいし、上手くいくのか怖いって思ってたけど、本当にやりたいことをやっているかたぴーを見て、一緒に仕事したいと感じたなぁ。


片石:
ハムは作家か編集者かでいうと元々は後者で、プロダクトとして出来たものをアレンジして大きくしていくプレイヤーだったんだよね。

そこから新しい環境では編集者としてってよりは作家として何かを生み出したいって気持ちがあったものの、そこには羞恥や怖さもあって。だけど、yutoriなら俺含めてみんなが自分の”好き”を表現していたからこそ、安心して自己表現できるんじゃないかっって感じてくれたのかな。

濱田:
2社で迷ってた時にかたぴーから「バーチャルインフルエンサーをやろうと思ってる」って言われた時は、驚いた。自分がやりたいと思う世界観を本当にとことん追求しているんだなって感じて。

前職だと大人たちに囲まれて自分は最年少。事業は自分が好きな領域の事業ってわけでもない。それに不満はなかったしそれでもいいかなとも思ってたけど、どこかわだかまりみたいなのがあって。

転職するって決めた時はそのわだかまりをどうにかしようって思ってたわけではなかったけど、yutoriと出会って、これまでの身を置いていた真逆の環境のyutoriで仕事したいって思える自分がいるって気付いたな。

  (yutoriが手掛けるバーチャルモデル 左「uca」・右「葵プリズム」)

「自分って全然意思決定してきてなかった。」自身の技量との苦節を乗り越えるまで

片石:
素直に嬉しいね(笑)ちなみに真逆な環境だと覚悟はしてたけど、入社してみて実際驚いたこととかある?

濱田:
良くも悪くも、想像以上に意思決定の回数が圧倒的に多かったかな。

入社して1ヶ月も経たないくらいに、かたぴーに「古着女子どうしたい?」って言われて、プレゼン求められたんだけど、これまでは既に完成されたものの数字を追うだけだったから自分で方向性を決めていくっていうことにすごい悩んだ。

片石:
入社してもらって早々に「古着女子のWHY考えてプレゼンして」って言ったね(笑)これまではWHY・WHAT・HOWでいうHOWだけ考えればよかったけど、WHYを考えるのに苦悩したわけだ。

濱田:
古着女子って既にインスタのフォロワー20万人以上いたし、既に固まっているものかと思っていたから、「こんなところまで自分が意思決定するのか!」って驚いた。(笑)
前職にいた時、当時は裁量もかなり与えてもらってたなって思ってたけど、yutoriに入社して自分って全然意思決定してきてなかったんだなって気付かされた。

         (当時の古着女子のプレゼンの資料)

片石:
自分で意思決定するのが板についてきたのはいつくらいからなの?

濱田:
自分がECストアのブランドプロデューサーとなって、ボーイッシュ×ガーリーテイストのアイテムを扱うストア『spoon』を立ち上げるってなった時かな。

前提とか条件とかを与えられて何かを作るってことはあったけど、まっさらな状態からプロダクトやサービスを立ち上げるって経験はしたことなくて。

いざストアを立ち上げようって考えた時に、そこに自分の想いを否が応でも注がなきゃいけなくて。色んな意思決定をして結果立ち上がった時は、自分で自分を信じれるようになったかな。

片石:
まさに自分の好きを表現してくれてたよね。実際ブランドを立ち上げようってなってから、どれくらいで立ち上がったっけ?

濱田:
入社して7ヶ月目の、2019年の7月くらいに立ち上げようってなってから1ヶ月少しだったかな。その1ヶ月は本当に悩んだ(笑)どういう商材でどういう表現をすればヒットするのかなって。

片石:
ストアのコンセプトはどう決めていったの?

濱田:
最初は「ボーイッシュさとガーリーさをミックスしたテイストの古着好きな女の子向けのストア」っていうくらいざっくりとした感覚で捉えてて。

けど、悩んだ末にカフェっぽいほっこり感とか、雑誌のPOPEYEとかFUDGEとかをマージさせた感じがいいなってなり、spoonのコンセプトが出来た。

片石:
なるほど、そこに行き着くまでの流れとか、きっかけとかは?

濱田:
自分の文字が独特って言われたりしてて、趣味で自分の文字を画像に載せてフェードかけてクリエイティブを作ったりしてた。その時に「これだ!」とピンときた。(笑)

そこから古着女子もspoonもほっこり感出していくのがいいなって思ったりしてきて、これでいけるしこれでいこうってなった。

     (当時クリエイティブを考案していた時の手書き文字)

片石:
人知れずこっそり趣味でやってたことを取り入れたって、めっちゃエモい(笑)これが古着女子とspoonで用いることになったエモい×文字の『エモ字』のルーツになったんだもんね。

yutoriに入社して、色々なこと意思決定しなくちゃいけない環境に身を置くようになってからプライベートでも変化はあった?

濱田:
1ヶ月に1回くらい会う親友がいるんだけど、入社して半年くらいした時に「ハム、めちゃくちゃ強くなったね」って言われたw

これまでは意見を求められたら答えるって感じだったけど、プライベートでも少し変わって意見を言うようになってたかも。「ご飯何食べる?」然り(笑)

自分の意見を言うって、それを否定されるんじゃないかってことに無意識に怖さがあったかもしれない。けどyutoriだとみんな好きなものが近しかったり、親しみやすい人柄も相まってすごく意見が言いやすい環境なんだと改めて思う。

やりたいことがあって意見を言っても、ふつうはビジネス的な観点が抜けてると「それってお金になるの?」って批判をされたりするところを、yutoriだと儲かるかどうかの視点も入るけど、まずは”面白いかどうか”で意見を迎合してもらえたりする。

yutoriで自己表現をするようになってから、これまで自分の発言を止めていた何か枷みたいなものがなくなって、プライベートと仕事と境目なしに自分の意見を伝えられたりできるようになっている気がする!

          (spoonのインスタグラムの投稿)

片石:
yutoriだとみんなの意見を純粋に「面白い!」「いいね!」って評価し合えてるよね。その他、yutoriの社内にはどういう人がいるとかってある?

濱田:
自分の主張が強いわけではないけど、自分の内なる部分に好きなものとかを秘めている人とかが多いと思うなぁ。

片石:
例えばこっそり文字を画像に載せてクリエイティブ作るとかもね(笑)

濱田:
私もか(笑)好きなものをドヤっている感じはないけど、そこに美学がある人。

片石:
”これ良いよね”の基準がある人が多いかもね。流行ってても流行ってなくても、自分がいいと思えばいい。で、自分の個人の基準の話をしても、もちろん誰しも基準が違うのが当たり前っていう前提があるから、それもお互い認め合えたりするよね。

メンバーの成長に圧倒的コミット。梱包作業のアルバイトが2つのアパレルブランドを管轄するまでに

片石:
あと、ハムはインターンメンバーの成長マネジメントにおいて成果を出した話があるなと思ってて、ハムの入社によって、役員とインターンとの距離感も一気に縮まって組織の空気感もガラっと変わったと思うんだよね。

ねもっちゃん的にはハムが入社する前と後で、どういう違いがあったかって一言でいうとどう?

根本:
ハムさんが入社する前は「冷たい冷蔵庫」って感じだった。入社後は「こたつ」になったって感じ(笑)

片石:
わりと雰囲気ピリピリしてたしねw ハムから見てねもっちゃんは何が一番成長したと思う?

濱田:
入社した初めに作業見た時はECストアで売れた商品の梱包をのんびりやっていたけど、ガッツはありそうで成長するなって思ってた!

入社前にyutoriのオフィスに訪問した時、ねもっちゃんがECストアのインスタにあげる投稿の置き画を撮ってて、けどかたぴーに「これださい」ってめっちゃ言われてて。撮り直すにもオフィスは片付いてないし照明的にも難しいしって環境で。

        (明大前オフィス時の9090の商品写真)

濱田:
けど、ねもっちゃんは最後までやれって言われたわけでもないのに、それでも夜遅くまで粘り強くこだわって撮影してて。

横目で見てて、この子はガッツありそうだなーって思った。結果として責任感と決断力が今ではすごいついたんじゃないかなって思う。

片石:
実際に今は2つのストアを管轄してるもんね。責任感と決断力がついた要因は何だと思う?

濱田:
自分自身の行動が、どう売上とかフォロワーとかの数字に影響するのかを伝えることで、行動に意味を見出してくれるようになったことが大きいと思う。

元々は何をするのが正解なのかっていうのが分からない状況だったのが、行動が数字に反映された時それを評価してあげることで自分の得意不得意もわかるようになっていって、そこから自ずと出来る範囲のことはきちんとコミットしたり、決断できるようになってくれたのだと思う。


            (現在の9090の商品写真)

片石:
ポテンシャルを見極めて、仕事を任せた時点ではまだ出来ないようなオーバータスクでも、絶対に出来るだろうと信じて任せて仕事を振ることで、サポートしながらコミットさせたことで、実際にインターンメンバーたちが出来るようになったって部分はあるよね。

ねもっちゃんから見てどういうサポートが自分の成長に繋がったとかってある?実務的な部分もだし、心情的なところも。

根本:
ECストアでどうしたら集客できるかとか、売上が伸びるかとか、全く分からなかったけど、「インスタのストーリーズは毎日あげよう」「商品の出品のスケジュールを細かく立てよう」とか、具体的に何をするのかの道しるべを作ってくれた。その道を辿っていく中で、自分でも「もっとこうした方が伸びるんじゃないか?」っていう考えが出来るようになったと思います。

しかも、ハムさんは一見フワッとしてるけど、伝えてくれることには芯がある。かつ、ベース優しくて小さなことでも褒めてくれたりするから、ついていこうって思えます。一言でいうならお母さん!

片石:
ハムは苦手なこともできるようになったし、得意なマネジメントもyutoriで爆発したよね。自分と同じポジションを任せるとしたらどういう人に任せられそう?

濱田:
自分がそうだったからだけど、過去に何かしら数字を追っていて成果を出している人はいいと思う。あとはチームで働いてみたいって人。前職は一人部署って感じで、特にチームでやっている感覚はなかったけど、yutoriはかなりチーム感がある。個人で成果を出していきたいって人よりもチームで目標を成し遂げたいって人が向いていると思う。

あとは、ねもっちゃんも言ってくれたけど、キャラで言うとお母さんとかお父さんキャラの人?(笑)

片石:
OK、ありがとう。じゃあ最後、二人とも片石に一言物申して。

根本:
うーん..。誤字がめっちゃ多くて時々なんて言ってるかわかんない!

濱田:
それねもっちゃんもだよねw かたぴーの変なところ受け継いでる(笑)

私からは、yutoriって女の子のスタッフまぁまぁ多いから言葉遣いは気をつけて欲しいなと思う(笑)

片石:
リアルな意見ありがとうw 気をつけます(笑)


------------------------------

泉水:
誰しも自分の意見を発信することに、どう思われるかわからない恥ずかしさや否定されるんじゃないかという怖さを抱えていたりしますが、ハムさんはyutoriに入社しその枷が取れたことで、意思決定や自己表現が出来るようになったのではないかなと思います。

現在ハムさんのポジションであるECストアを管轄する「アパレル事業部の次期マネージャー候補」を積極的に募集しておりますので、Wantedlyからメッセージで「yutoriの対談記事を見た」と一言添えて頂き、ご応募いただけると幸いです!


泉水太雅(せんずいたいが)
株式会社yutoriの採用・人事担当。生息地はサウナ♨️
https://twitter.com/teeeega1208

株式会社yutori's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社yutori
If this story triggered your interest, have a chat with the team?