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インタビュー『サービスリリースのスピード感が爽快』そう話すのは楽天での出世コースを捨て、10人にも満たないベンチャー、『ユアマイスター』に飛び込んだCTO 星 永亮
2009年10月、楽天株式会社の内定式で新入社員代表としてスピーチをし、2010年3月末日、東京大学を卒業した星。彼は今、創業1年まであと1ヶ月を控えた『ユアマイスター株式会社』に籍を置く。「もともとベンチャーで自分の力を試したいという気持ちはあった」と語る星。東京大学卒→楽天株式会社というキャリアを捨ててまでユアマイスターを選んだ彼は何を思ったのだろうか。
「成長できる環境に身を置きたい」そんな想いで入社した楽天
「内定者のときにインターンをしてたのですが、その時の先輩社員、名前は忘れちゃったんですが、その方に多角的な視点でフィードバックをもらったり、インターンにこのレベルを求めるの!?ってくらいのクオリティを求められたので仕事に対するプライドを教えていただきました」
学生から社会に出て働くというところで1つ軸にあったのが自分の成長と語る。産業革命以降、車が交通手段として馬にとってかわりインフラになったように、インターネットは新聞や雑誌、テレビさえもリプレイスするインフラになると思っていたので、これからのインフラを作っていける会社に身を置きたいと思っていた。その上で、より厳しい環境に身を置ける楽天を選んだという。
楽天で成長はできたのか?
「この質問は心のそこから、はい、と言えます」
ビジネスマンとして必要なナレッジ、スキル、マインドの全てが鍛えられたと言う。
楽天主義、特に「成功のコンセプト」が彼を成長させた。
「楽天主義によるマインドセットは心地よいものであったし、それを体現している社員が成果を出し評価されるという制度に納得感があった
常に改善、常に前進という言葉があるように、やってみていいところを伸ばし、ダメなところを直すというPDCAを回すのが普通という文化があったため、いっぱい失敗することができた。そこを挽回することで成長を感じ取れたし、他のメンバーがつまずかないように対応策を取り、チームとして強くなっていく感覚が気持ち良かった。」
と当時を振り返る。
■成功のコンセプト
・常に改善、常に前進
・Professionalismの徹底
・仮説→実行→検証→仕組化
・顧客満足の最大化
・スピード!!スピード!!スピード!!
きっかけは研修で隣の席だったユアマイスター代表星野からのチャット
当時の自分はモヤモヤしてたんです、と続く。
時価総額2兆を超えるまでに企業に成長した楽天。社会への影響も大きいので、その分しがらみも大きい。ブランドイメージを保つことが重要になってきて、他事業とアラインをしなくてはならない制限があったり、意思決定者が複数存在する場合があったりして、「やる」と決まるまでの時間が取られてしまうことが度々ある。
また、様々なレギュレーションが存在し小さなことでも手戻りが多い。自分が書いたコードが実装されるまで3ヶ月かかることもあった。
そんな時に来たメッセージ
「星くん、久しぶり。最近どう?」
「思っていた10倍のスピード感でした」
星野代表からの誘いに迷いはなかった。「最も応援される会社となり日本を代表する会社となる」この企業ビジョンもすごく共感できた。
まるで水を得た魚だった。自分がチャレンジできるフィールドはここしかない、そうとさえ思えた。
そして、働き始めて3ヶ月。想像していたよりもベンチャーははるかにスピードがはやい。と目を輝かせる星。
「待っていたら誰かが何かしてくれるということは1回もなかった。」
まず自分が動き出す。それに対して別メンバーが反応して、そこで相乗効果が得られより良いものを作れる。そんな感覚が毎日得られていると言う。
「スピード狂が集まっている。それを真顔で言いはる。そしてやってる時はワーキングハイというか笑顔で楽しんでいる。この会社の人たちの真剣に自分に向き合って、真剣に他人に対峙している姿勢が好きだ。」
「最も応援される会社となり、日本を代表する会社となる。」という今1番好きな言葉。
応援されるためにはどうしたらいいか、という問いに対して、今の答えは、「誰よりも応援する人になること」だと思っている。
こんなにマインド面で熱くなったことがないので、「今がめちゃめちゃ楽しい」そう笑顔で語る星。ユアマイスターを語る彼はすでにワーキングハイになっていた。
ライター:NET jinzai bank 丸山泰弘