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人生初のトークイベントに登壇しました。

先日(6月1日)、NET jinzai bank様のおかげで大勢の前でお話しする機会がありました。

そこでお話しした内容としては、

  1. なぜ今の代表、会社を選んだか
  2. 大企業・スタートアップそれぞれのGoodとBad
  3. 奥さんへの説得方法
  4. 大企業での知見が活きた瞬間はあるのか
  5. スタートアップで活躍できるエンジニアは

というテーマで、元iettyのCTO 戸村さんとパネルディスカッション形式で会話を展開する形でした。

その中で出た話の中で一番の肝だと思っている「なぜ今の代表、会社を選んだか」について
自分の言葉でもう一度噛み砕いて文章に残しておこうと思います。(記憶回顧風)

ユアマイスターに入る前にやっていたこと

僕は楽天でエンジニアを6年くらい、事業担当者を2年くらい担当していました。

新卒時代、配属当初は黙々とWebアプリケーションのテストを任され、ひたすら画面キャプチャを取り続ける日々があったのをよく覚えています。(新卒あるあるですが、そんなシンプルな作業でさえ、色々なツッコミどころがある故、先輩社員からよく怒られていましたw)

数ヶ月かけてOJTやシンプルな作業を経て、先輩社員の信用を少しずつ勝ち取り、次第にプロジェクトにエンジニアとしてアサインされるようになりました。1年目の終わり頃、1人でプロジェクトマネージメントと実装と事業との接渉を任された時には、ほぼ毎日のように終電/始発みたいな生活をしていました。

毎日毎日勝負をできることに【仕事】に対して「人生でこんなに楽しいことあったんだ・・・」という驚きと、さらにどんどんのめり込むきっかけになって行ったと思います。

その後、データベースの構築・運用をやったり、プロジェクトリーダーをやったり、トラブルシューティングをやったり、事業の一員として色々な領域での成長を感じ取れたのも、このエンジニア時代です。

ある日、新規事業担当者になった

楽天の中で新規事業立ち上げの専門部署に異動することが決まり、そこでは数人で社内スタートアップのノリでバババっと新規サービスやアプリを立ち上げるプロジェクトがたくさん動いていました。めちゃくちゃ意外性のあるプロジェクトもたくさんありましたし、楽天の持つアセットを組み合わせて新しいものを作ろうというプロジェクトもあったので、個性豊かなメンバーとプロジェクトが集まるラボのような雰囲気でした。

「事業担当者って何すればいいんだろう」

そんなことを考えながら、気づけばどんどん時間が過ぎていったのをよく覚えています。とにかく目の前には膨大なやるべきことが転がっているので、コンセプト決めからシステムに落とすこともやらないといけないし、外部に提案する際の資料も作らないといけない、など、複数領域の複数フェーズの作業が混在しある意味毎日トランス状態で働ける楽しい職場でした。(他の会社は知らないので比較はできません)

そんな中で、ある日ユアマイスターの代表・星野からメッセンジャーが飛んできました。

「星くん、久しぶり。最近どう?」

そんなメッセージが送られてきた瞬間、脳内で即座に翻訳されました。

「うちの会社に興味ありませんか?」

星野が楽天を辞めて起業しているのを知っていたので、直感的にいろんなことを考えました。

・開発ができる人が欲しいんだろうな・・・
・僕に声がかかるってことは相当苦労してるな・・・
・どんな事業をやってる会社なのかな・・・

楽天で新規事業をやっていたこともあり、同世代の社長がどんな言葉を語るのか興味が湧いてきて止まらなくなりました。すぐに会う予定を入れてオフィスのある渋谷で落ち合う約束をしたのです。

バカ真面目なことを、恥ずかしがらずに真顔で言う男

星野が目指している世界はすごく魅力的でした。

まだECが普及していない領域に乗り出して経営効率を上げて、さらには雇用を生み出し日本社会の為になりたい。

そんなことを冒頭から真顔で言ってきたことに驚きました。

自分とそんなに年が変わらない人間が、自分よりもずっと遠くの大きな海に目線を向けている。

自分が挑むべきフィールドはここだと一瞬で悟りました。

事業の成長性やポジションや給料の待遇は一旦おいといて、それでも自分のこの時代の時間を賭ける価値があると直感的に思ったのでした。

「当たり前のことを当たり前にやろう」
「開発は任せるから、全力でやってくれ」
「チームを最強にすれば、なんだってできる、そんなチームにしたい」

一つ一つの言葉に、胸を打たれたのでした。

社員エンジニア0人からのスタート

そんなきっかけから、少しずつユアマイスターに顔を出すようになり、実際の開発にもヘルプに入ることになりました。

当時は、外部の協力会社の方に開発をお願いしており、短期間でとりあえず動くものが出来つつあったタイミング。

目の前に好きなことをやっていいと言われている新サービスがあったらワクワクしちゃいますよね。

僕はワクワクするからその時から夢中で毎日開発をしています。

少しでもお客様に便利に安心なサービスを届けられるように。

その日に決めて、その日にリリースする。そんなサイクルを実現すべく、自動化できるものは自動化しひたすらスピードと効率を追求しています。

何にもないってこと、そりゃなんでもありってこと

ちょっと古いですが、hideの歌の歌詞にあった言葉です。

僕はユアマイスターに入ると決めた時から、ずっと頭の中に響いています。

やっぱりスタートアップでは、理屈をこねくり回すより、火事場を楽しめて形にすることに快感をおぼえる人があっているのかなとこの数ヶ月で改めて思いましたし、僕自身はそちら側の人間だったと確信しました。

きっと飛び込むことに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、大したことはありません。

その不安を大きく超える楽しい毎日が忘れさせてくれますから。

この経験がきっと未来に繋がると思いますし、自分をひたすら成長に追い込んでくれます。


だらだらと書いてきましたが、今更ながら思うことは一つ。

結局、楽しいの間違いないから、この会社を選んだのだと。

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