What we do
【漁師のSOSが1分で仲間と家族に届く、漁師の助け合い救助サービス】
私たちは、助け合い海難救助サービス「よびもり」を開発・運営をしています。
「よびもり」は、海難事故発生時に、SOS発信端末とアプリで、海保などの公的機関ではなく、同じ組合の漁師や最も近くにいる別のユーザーに救助要請ができるサービスです。この地域の助け合いにより迅速な救助が実現します。
2021年10月のリリースから、観光船でのレンタルを含め、約2,000人以上の方に利用いただきました。また、知床の斜里町や漁協との協定締結、北海道漁業協同組合連合会と販売代理契約の締結、そして知床羅臼観光船協議会と共に実証実験を行ったりと地域との結びつきも増え続けています。
Why we do
【北海道で漁師をしていた私の祖父は転覆事故で遺体が上がっていません】
代表の千葉佳祐は北海道紋別市という漁師町出身です。羅臼町で漁師をしていた祖父を海難事故で亡くしています。 その事故は認知・捜索が遅れ、未だに遺体は上がっていません。 
そのため、残された家族は非常に苦労しました。母や祖母は「おじいちゃんはまだどこかで生きているかもしれない」とよく話していました。
このような原体験もとに、漁師はもちろん、何より帰りを待つ家族が安心して送り出せる世界にするために生まれた会社が「よびもり」です。
【海はとても危険です。】
知床観光船の沈没事故はみなさんの記憶にもしっかりと残っていると思います。世界的にはタイタニック号の沈没事故も有名ですよね。
海に出ると常に危険と隣り合わせです。過去5年間で、海難に遭った船は10,127隻。また、乗船中の事故者は4,381人でした。中でも、"海中転落"は最も死亡率の高い事故です。特に、日本の食糧確保と国防を担う"漁師"の海中転落による死亡率は64%以上です。これは、3回海に落ちた場合に、約2回死亡するという意味になります。
【事故に気づくまでに "最大12時間"】
死亡や遺体発見できない大きな原因の一つに、「事故に気づくのが遅れてしまう」という点があります。
「あの船帰ってこないな」 「あの人どこ行った?」という場面でやっと気づいています。このような時に、死亡率は上がり、遺体発見が難しくなります。つまり、救助の初動を早めることが非常に重要です。
【遺体が上がらないことによる莫大な二次被害】
海では、遺体が上がらないこともよくあります。私のおじいちゃんもそうでした。そして、遺体がない場合、最長7年もの間、死亡認定がされないリスクがあります。
この期間、残されたご家族は保険金は受け取れません。その他、手続き類もできません。葬式あげることすら難しいかもしれません。
また、周囲の漁師は何日間もお仕事を停止して、遺体捜索をします。この経済的な損失は非常の大きなものです。
何より、遺体がないことによって、ご家族の心の切り替えができず、一生苦しことも考えられます。
【海に関わる全ての人の「いってらっしゃい」と「ただいま」を守る。】
「よびもり」はこれらの課題を解決するために生まれた会社でありサービスです。今の世界では、家族が「行ってらっしゃい」と送り出した後に、「ただいま」と返ってくることは当たり前ではないのです。そして、遺体が上がらない性質上、ご家族のセーフティネットも存在していないです。
だからこそ、私たちは『海に関わる全ての人の「いってらっしゃい」と「ただいま」を守る。』べく、険しい道のりでも一緒に諦めずに、突き進める仲間を探しています。
■2023年9月
知床羅臼観光船協議会とともに斜里町ウトロ沖合で海難救助サービスの実証実験を実施
https://yobimori.com/news/20230925_yobimori_press
■2023年9月
グリーンパワーインベストメントが助け合い海難救助サービス「よびもり」の導入を開始
https://yobimori.com/news/20230927_yobimori_announcement
■2023年5月
北海道漁業協同組合連合会と販売代理契約を締結
https://yobimori.com/news/20230822_yobimori_press
■2022年3月
BOSS TALK スペシャル 北海道の課題解決へ 急成長するスタートアップ企業3社
https://www.youtube.com/watch?v=ivL_ZjYvbL4
■2022年5月
RKB毎日放送『SOSと位置情報を同時送信~海難から漁師を守れ 福岡のベンチャーが救命装置を開発』
https://youtu.be/ywQnZWpDEts
How we do
漁師さんへ落水時のデモをするために海に飛び込む代表
営業先での一枚
【本社札幌で対面を中心に純度高く働いています!】
「よびもり」の存在意義を果たし、海難救助のインフラになるための道のりは長く険しものです。
そのため、全社一丸となって純度の高いチームになることを目指し、基本的には札幌で対面中心でお仕事を進めています。メンバー同士の同期的な時間を最大化し、仲間の様子をお互いに把握して、すぐに協力し合える体制です。
とはいえ、メンバーが思い切りお仕事するためには、プライベートの充実も大切です。そのため、他のメンバーに影響がないようにきちんと連携する前提で、気軽にリモートワークの日も作れます。
【あなたの役割は、「会社を成長させるために、今やるべき全ての事」になります】
「よびもり」は、まだまだ小さなチームです。メンバー全員の顔もしっかりと見えます。その中で、より良いサービスを作り上げ、それを普及させる方法を見出す戦いをしています。そのために、あらゆるチャレンジが日々繰り返され、優先事項も目まぐるしく変わります。正直、スタートアップは決して楽な道のりではありません。
だからこそ、メンバー全員で協力し合い、面白がりながら、泥臭いお仕事から「全世界に広めるためにはどうしたらいいのか?」という大きな戦略まで幅広くこなしています。
そのため、個々の裁量も非常に大きく、メイン業務だけでなく、会社のやるべきことを横断的にこなしていきます。
【チームの雰囲気は和気あいあいと明るく楽しい雰囲気です☀️】
平均年齢は30代と若く、和気あいあいとしています。
互いへの前向きなフィードバックや「お客様のためにこうしよう!」という意見も通りやすく、心は熱く、頭はスマートなメンバーが揃っています。個々がフラットな関係で仕事を進めているので「もっとこうした方が良いかも」、「次はこれをしてみよう!」といった自由度の大きいお仕事をすることができます。
【福岡にも拠点があります】
「よびもり」は福岡から始まりました。お客様も九州にいらっしゃいます。そのため、九州での活動もあります。
