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メンバーインタビューVol.3┃実直に、税理士としての在り方をさがす!

公認会計士山内真理事務所で活躍するメンバーへのインタビュー企画。

第3弾となる今回は、今年1月に税理士登録をした飯塚さんに、心境や業務内容の変化について聞いてみました!



飯塚 祐亮 ┃ プロフィール

1991年神奈川県横浜市生まれ。上智大学経済学部卒。 税理士。

音楽家と税理士のいる家系に育つ。大学卒業後、税理士試験受験生を経て2019年9月当事務所に入所。2019年12月税理士試験官報合格(簿財法所相)。2022年1月税理士登録。

エレクトーン奏者である母や周辺の音楽家の影響もあり、文化芸術家に対する会計的・税務的な支援の必要性を強く実感して当事務所に入所。また、古代ローマ文化についても関心を有し、パクスロマーナ時代の文化的豊かさから文明の幸福度と文化芸術の繁栄には相関性があると考えている。

特技はローマ皇帝全員の暗唱。歴史、鉄道、マンガ好き。



― 本日はよろしくお願いいたします!税理士登録されてから、そろそろ1年経ちますが、心境の変化などありますか?


業務そのものは、登録前からの延長線上にあるので、それ自体が急激に変わるということはないです。

ただ、新しいクライアントに「税理士です」と自己紹介したり、税理士と記載された名刺をお渡しする際は、やはり立場の変化を自覚します。

受験生時代は「税理士登録」を目標として捉えていたのですが、実際はただの通過点に過ぎなかったですし、重要なのは「登録」という行為ではなく「税理士としての在り方」であるという事実を、改めて実感しています。


― 「税理士としての在り方」とは、具体的にどのようなものだと考えているのでしょうか?


「税理士としての在り方」は、これから模索していくところです。

登録した瞬間に知識が増えるわけではないですし、バッジをもつにふさわしい人になるためにはとにかく勉強しなければならないですし。

その中で、自覚していくしかないと考えます。


― 官報合格後に弊所で実務に携わり始めて、入所時はスタッフ業務からスタートされたと伺っています。その後、チームリーダー業務へ移行されましたが、大変だったことなどはありますか?


チームリーダーになると、一緒に組んでいるメンバーの成果物の提出を受けて動く、という業務が追加されます。

そのため、スケジューリングに関して、スタッフ業務をしていた時とは異なるテクニックが求められることが大変でした。

スタッフ業務だけを行っているときは、自分の締め切りをとにかく順守して、各業務をこなしていれば問題なかったのですが、チームリーダーになると逆にスタッフに対して締め切りを設定して、かつ、自身もクライアントのため期限内に動く必要があります。

管理しなければならない要素が増えたことは、大変でした。





― なるほどですね。山内会計に入所されて3年が経ちますが、山内会計の変わらぬ良さとは何でしょうか?


クライアントへの「歩み寄る姿勢」については、入所当初からの変わらぬ良き気風として維持されていると思います。

会計事務所というのは、どうしてもその業務の内容からお役所仕事になってしまいがちな要素を内包していますが、この事務所はそうならないように心がけるということが全員の共通認識となっていて、新しい人が入所されてもその意識は必ず浸透するようになっています。

私的な時間を使ってクライアントの展示に行ったり、作品を観に行ったり、そういったことは普通の事務所ではあまりないと思いますね。


― その一方、3年間の中で山内会計が変化(進化)したと思う部分はありますか?


入所当時には、リモートワークとフレックス制度が導入されていなかったので、当時から比較すると大幅に環境が変化したといえます。

また、業務分掌についてはかなり詳細が詰められてきているので、より高精度な業務を行う環境整備が、ここ数年で相当進んだと感じています。

あとは、所内の資産税専門チームが組成されてから、資産税の依頼件数が増加しました。


― 最近は、ありがたいことに資産税についてご相談いただくことが増えてきましたね!実務として実際に触れてみて、どうですか?


税理士試験では「資料を収集する」というステップは完全に省かれて、与えられた情報に基づいて計算を完了することができました。

ただ、実務では案件の全容を掴むまでが大変です。

試験では問われなかった、資料の集め方や、10か月以内に申告を完了させるためのスケジューリングといった要素に初めて遭遇し、試験なんかよりも圧倒的に労力を要するものなのだと驚きました。

受験生の頃から、なんとなく理解していたとはいえ、実際に体感してみると衝撃は大きかったです。





― 確かに、相続税は試験勉強と実務とのギャップが大きいかもしれないですね。


はい、実務と勉強の乖離をいちばん実感するのが相続税ですね。

法人税や所得税は、資料から申告書までの乖離は少ないと思います。

それに比べて相続税は、資料から得られる断片的な情報をかき集めて、実際の数値計算にたどり着くまでのステップがいちばん長い気がします。

あとは、ご家族が絡むのでとてもセンシティブな問題ですし、数値としてただシミュレーションをするだけで終わらないところも難しいです。


― 資産税は、より多角的に考える必要がある税法かもしれませんね。ここまで業務内容についてお伺いしてきましたが、山内会計での1日のスケジュール例を教えてください。


10:00 始業
  • 前日の終業以降に生じていた、各業務の対応
  • クライアント・所内連絡
13:00 休憩
14:00 午後開始 
  • 各種検討事項
  • 申告書作成
  • 打ち合わせ
19:00 終業


この日は、リモートワークでした。

1日のスケジュールが定まってないので、他の会計事務所のようにルーティン化している部分が少ないと思います。


― 仕事を進めるうえで大切にしていることや、気を遣っていることはありますか?


「求められる結果を必ず出すこと」です。

例えば、期限内に申告を完了させるという基本的なことは、当然遂行できるという前提で仕事をしなければなりません。

その前提が達成されているという条件を満たした上で、付加価値を構成する必要があります。

その付加価値が何かと考えたときに、私自身としては、クライアントとの顔と声が相対するコミュニケーションにおいて「充実した時間だった」と実感いただけるようなものを提供することだと考えます。

だから、そういう時間を提供できるように気を遣いますし、大切にしています。





― 税理士になるという目標を達成したいま、次なる目標や夢はなんですか?


「税理士として稀有な存在となること」です。

具体的に言い換えるなら、確固たる個性をもって、その名と実力を周知されるような税理士となることです。

結論として同じことを提言していても、強い説得力と納得感をもってクライアントに受け入れられる税理士であることが、これからの時代求められると思っています。

クライアントを含めて、納税者の方々から「この人に任せたい」というありがたい言葉をいただくためには、ただ正確に計算できるということは当たり前で、そこからさらに数段上の付加価値を形成する必要があります。

これは得意分野の確立という点でもそうですが、自分自身のパーソナルな部分でも評価されるような存在でなければなりません。

そういった点で、クライアントからより高い評価をいただける存在になることが目標です。


― 最後に、山内会計に入りたい方にメッセージを!


山内会計では、おそらく他の事務所ではまず経験できないような事柄が皆さんを待っています。

常に最新性を求め、目まぐるしい変化に富んだ会計事務所で働きたい方や、今の日常に慣れてしまい、その不変性から少しでも脱却したい方は、ぜひとも話だけでも聞きに来ていただきたいと思います!


― あらゆる出来事にひたむきに向き合う、飯塚さんらしいお話を伺えました!ありがとうございました!!



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