MMTでは、撮影や編集だけでなく、営業や企画などクリエイティブの裏側まで幅広く学べる環境があります。今回お話を伺ったキム・ジュンさんは、他の学生アルバイトとは少し異なり、田村さんをメンターに“営業”の領域を重点的に学んでいるメンバーです。
現場サポートから映像制作まで経験しつつ、営業ミーティングや提案の現場にも同行することで、MMTの「ビジネスとしてのクリエイティブ」の側面を吸収してきたキムさん。今回は、その視点で見えてきた学びや気づきについて話を伺いました。
※キムさんのメンターを担当する、田村さんのストーリー記事はこちら
― まずは自己紹介からお願いします!
こんにちは。大学3年生のキム・ジュンと申します。
現在、MMTでアルバイトとして働いております。出身は韓国で、日本には約12年間住んでおり、その前は中国にも3年間滞在していました。音楽、映画、クリエイティブが昔から好きで、大学では経済学を専攻しながら映像制作や音楽に関わる活動を続けてきました。MMTでは営業、撮影、編集、現場サポートなど、さまざまな業務を経験させていただいています。
― キムさんは大学では映像や音楽の活動にも取り組んでいると伺いましたが、Login.jpというプロジェクトも運営されていますよね。こちらではどのような活動をしているのでしょうか?
はい。Login.jp は、日本のカルチャーや日常を、音楽とアートを通して記録していく「デジタルアーカイブ」プロジェクトです。商店街や個人店など、昔から地域に根付く場を舞台にDJセッションやインタビューを行い、その空気感ごと記録しています。SNSで話題になった「The Shoten」というシリーズもその一つで、街の景色や人を撮影しながら、ゆるやかにつながれる場所づくりをテーマに活動しています。
― そのLogin.jpでの経験は、MMTでの仕事にも活きていますか?
はい、とても活きています。Login.jp では自分たちで企画し、撮影し、編集し、SNSで発信するところまで一気通貫で行うので、現場のスピード感や「どう見せたら人の心が動くのか」を常に考えながら作っています。
MMTではより大規模な案件に関わるぶん、構成の作り方やクオリティ管理、チームでの動き方など新しい学びが多く、Login.jp の活動をアップデートしていく上でも視点が広がっていると感じます。個人の表現と、プロの現場での仕事がつながっていく感覚があります。
― どのような動機でMMTのアルバイトを受けてみようと思いましたか?
以前から映像制作やクリエイティブ業界に強い関心がありました。
個人的なプロジェクトを通して自分なりに映像を作ってきましたが、よりプロフェッショナルな現場で学びたいと感じていました。そんな中でMMTのアルバイト募集を見つけ、「自分にぴったりだ」と思い応募しました。MMTでは映像のクリエイティブ面だけでなく、営業や企画、ビジネス的な側面も経験できると感じ、幅広い学びが得られる環境だと思い応募しました。
― 個人でも自分で映像を作っているとのことですが、映像制作に興味を持ったきっかけなどはありますか?
父がフォトジャーナリストということもあり、幼い頃からたくさんのビジュアル表現やストーリーテリングに触れてきました。小学生の頃から体育祭のリキャップ動画を作っていた記憶があります。
大学に入ってからは所属しているバンドサークルのプロモーション映像を制作するようになり、それを気に入ってくれた人たちから他のバンドやブランドの撮影も依頼されるようになりました。そこから映像への興味が一気に深まっていきました。
― これまでの業務の中で、印象に残っているプロジェクトがあれば教えてください
最も印象に残っているのは、新作アニメ『Panty and Stocking』関連の案件です。作品内のサウンドトラックのひとつに合わせたパフォーマンス映像の撮影で、その背景に使用するVJビジュアルの制作を担当しました。メンターの田村さんが任せてくださり、自分が制作した映像がそのままクライアントに提出され、一発でOKをいただきました。自分の制作物が実際のプロジェクトで採用されたことがとても嬉しく、大きなやりがいを感じた瞬間でした。
― さっきのVJ映像の話、もう少し詳しく聞きたいのですが、どんな映像を作ったんですか?また、メンターの方から印象に残ったフィードバックがあれば教えてください。
アニメ映像を編集し、ライブ映像の背後で流れるコンピレーションを制作しました。田村さんは僕を信頼してくれて、基本的には自由に作らせてもらいました。完成後に「音楽をちゃんと聴いているね」と褒めていただき、その言葉が強い自信につながりました。
― MMTでの経験を通して、自分の中で一番大きく変わったことって何ですか?
MMTでの経験を通して、多くの新しい学びと気づきを得ました。中でも一番大きかったのは、「将来この業界で働きたい」という確信を持てたことです。以前から興味はあったものの迷いもありましたが、多様な経験と田村さんの丁寧なサポートを通じて、この仕事の魅力と自分の適性を強く実感しました。今では、この道を本気で目指したいと思うようになりました。
― 「将来この業界で働きたい」と思うようになった理由について、何か具体的なエピソードや案件などはありますか?
特定の一つというよりも、関わったプロジェクト全体の経験や、MMTの環境そのものがとても楽しく、自分に合っていると感じられたことが大きいです。スピード感がありながらクリエイティブで自由度の高い空気感に、強く魅力を感じました。
― 実際に働いてみて、チームの雰囲気や環境ってどんな感じでしたか?
チームの雰囲気はとても温かく、学べる環境が整っていました。田村さんはじめメンターの方々は常にオープンで、分からないことがあれば丁寧に教えてくださり、フィードバックも非常に細かくしていただきました。営業ミーティングにも最初から参加させてもらい、実践的な経験が積めました。現場の面では、カメラ操作から現場のコミュニケーションまで、基礎から実践までを幅広く学べ、経験が浅い自分でも安心して挑戦できる環境でした。
― キムさんは雨宮さんやHIMENOさんとは違い、田村さんがメンターについて、主に営業面でも学んでいるかと思いますが、営業の仕事で特に自分の力になったと思うことや新しい発見があれば教えて欲しいです
最も学びになったのは「好奇心」の重要性です。田村さんはエンタメ業界のニュースやトレンドを常に把握し、積極的に共有してくれていました。知識を広げ続ける姿勢は商談やミーティングの場面でも強く感じられました。変動の大きいエンタメ業界において、好奇心は非常に重要で、営業やコミュニケーションをより良くするためにも欠かせない要素だと実感しました。
― 夏休みが終わってもアルバイトを続けようと思った理由って何だったんでしょう?
学校との両立を尊重してくれる柔軟な環境が大きな理由です。田村さんが常に「学業を最優先に」と声をかけてくださり、そのうえで自分ができる範囲で貢献できるよう調整していただきました。その配慮のおかげで、無理なく続けながらも現場で学びを深めることができました。
― 最後に、これからMMTに応募してみたいと思っている人に向けて、一言メッセージをお願いします!
めっちゃおすすめです!
学びと実践が両立できる、貴重な環境だと思います。メンターの方々は本気でアルバイトの成長を応援してくださり、スキルだけでなく現場での姿勢や考え方も学べます。未経験でもやる気があれば多くのチャンスをもらえる環境なので、映像制作やクリエイティブ業界に興味のある方には強くおすすめします!