昨年7月に取得致しました ASIAGAP ですが、GAP認証は一度取得すればそれで終わりというものではありません。
常にGAPの基準を満たしていられるように、そしてより一層 相応しい状態を目指すことができるように、年に一回以上の見直しが必要となります。
というわけで先月、維持審査のため山村先生がお越し下さいました。
3日間に渡り、直接現場に足を運び、数ある項目のリストに基づいて一つ一つ確認して必要な改善点等を丁寧に教えて下さいました。
そもそもベジアーツファームがGAPを取得するまでの約一年の道のりは本当に大変なものでした。
全てが未知の挑戦でしたから、荒井と児玉が先頭に立ち何をどうしたら良いのか一から調べ、先生方の助けを得て一歩ずつ進んでいきました。
荒井と児玉は常に大きなプレッシャーを感じていたことと思います。
GAP認証取得のために改善しなければならない事柄の膨大な作業量。
新たに仕組みを考えなければならないことも山積みでした。
二人でGAPについて勉強し理解を深め意識が高まっていく中で、他のスタッフ達との温度差を埋めること。
どんどん変えていきたいけれど、二人の頑張りだけでは改革することができないもどかしさ。
みんなを巻き込んで動かすことの難しさ。
GAPだけに集中できるわけではなく、通常の農作業も行ないつつ、その合間での活動でした。
そしてさらに難しいのが「継続していくこと」と言えるかもしれません。
一度は決まった新たな仕組みも、いつの間にか少しずつみんなの熱が冷め、気づくと以前に逆戻りしていた…
なんていうことも無いとは言えません。
より良い農業のため、より良い会社のため継続的に前進していくというのは本当に大切ですが、難しいことですね。
忘れかけていたことや気付かなかった点など、沢山学ばせて頂く機会となりました。
山村先生からは“この会社を本当に良くしてあげたい”という熱い思いが伝わってきたそうです。
そしてこれまで荒井と児玉が二人でがむしゃらに頑張ってきた努力を認め、良くやっているねと温かく労って下さり、胸が熱くなったとのことでした。
同じ社内のスタッフであっても、当事者でなければ 残念ながら人ごとになってしまいがちなプロジェクトや取り組みがあるかもしれません。
でも一歩立ち止まって、一人一人の努力に忘れずに目を向け、認め、自分もどう関わり協力できるかを考え、自ら行動することの大切さにも気づかせて頂きました。
そんなこんなで改善点はまだまだ沢山ありますが、引き続きより良い農業、より良い会社を目指して頑張っていきたいと思います!
山村先生、本当にありがとうございました。