【社員インタビュー】顧客とチームをつなぐ架け橋に-デジタルプロデューサーインタビュー-
皆さん、こんにちは!
ノースショア株式会社、人事の良沢です。
今回のテーマは、「デジタルプロデューサー」。
ユニットマネージャーと、異業界から転職して1年になる若手プロデューサーの2名にインタビューを実施しました。
業務内容から制作チームとの連携まで、色々なお話を伺いました!
ぜひ、沢山の方にご覧いただけると嬉しいです。
【社員紹介】
(左から順に)
中谷:映像制作を志して上京後、テレビ制作やCM制作、デザイン会社での経験を経て、インターネット黎明期からウェブ制作やデジタル領域に携わる。2020年に入社し、現在はプレイングマネージャーとして、大規模運用案件の担当とチームマネジメントを兼務。
丹波:前職ではOA機器の販売や中小企業向けウェブサイト制作の営業を担当。作ったサイトをクライアントに活用してもらいたいという思いから、異業界であるノースショアに2024年に入社。現在は7件の案件に携わり、主に制作フェーズの進行管理を担当。
【デジタルプロデューサーの仕事内容について】
まずは、プロデューサーの主な役割を教えてください。
中谷:プロデューサーとは、クライアントの課題抽出また課題解決に向けプロジェクト全体の総責任を担うポジションであると思っています。
案件の獲得方法はさまざまで、既存クライアント経由、新規開拓、そして会社に直接問い合わせをいただくケースの大きく3つに分けられます。
僕は既存クライアントへのアプローチが多いのですが、関係性をしっかり維持するのが何よりも重要ですね。案件があるときだけでなく、定期的にコミュニケーションを取るようにしています。
細かい積み重ねが信頼関係となり、仕事に繋がりますからね。
丹波:自分は異業界からの転職ということもあり、既存の商流を持っているわけではないので、これまでにノースショアと取引の経験がある既存クライアントからの問い合わせがメインの対応領域です。
繋がりができたクライアントに対しては、クロスセルやアップセルの営業をかけることもあります。
よくある質問かと思いますが、ディレクターとプロデューサーの違いは何でしょうか?
中谷:会社により異なりますが、ざっくり分けると制作進行の現場監督的な役割などがディレクターで、案件の獲得を含め、プロジェクト全体を統括する最終責任者がプロデューサー、というイメージです。
特に、予算管理や案件でトラブルが発生した際など、クライアントとの調整や交渉が必要な場面ではプロデューサーがフロントに立ちます。
通常、作業進行に関してははディレクターが担ってくれるのですが、もし遅延や問題が発生した場合には、社内で協議した上で最終的にクライアントの窓口になるのがプロデューサーの役割になりますね。
ありがとうございます。では次に、具体的な業務内容について聞かせてください。
中谷:まず案件を獲得するまでの段階でお話しすると、クライアントからのご相談はケースバイケースですが大きく2パターンあります。
ひとつは、クライアント側である程度やる内容や予算が決まっていて、「この施策を実現するにはどうしたらいいですか?」というもの。
もうひとつは、課題感だけが先にあって、「こういうことがしたいんだけど、どんな方法がありますか?」というパターンです。
基本的にはまずクライアントにヒアリングを行い、分析して現状の課題を抽出した後、その課題を解決するためにどんな提案が最適かを考える、という流れですね。自主提案の場合もありますが、競合がいればコンペ形式になることもあります。
いずれにしても、提案書や企画書をしっかりと準備して臨むことになります。
丹波:その後は与件に合わせて詳細な見積もり書を調整したり、予算の管理やアサインメンバーの調整、制作チームが軌道に乗るまでの進行まわりなども行います。
最近担当した案件では、コーポレートサイトのお問い合わせフォーム経由でご相談をいただきました。最初のご要望は少し漠然としていたので、まずはヒアリングを重ねて意図を確認し、こちらで構成のたたき案を作成してご提案しました。
方向性が固まった後に見積もりの概算を出し、要件定義を経て正式な見積もりを作成。その後はデザイン、コーディングと工程を進め、無事に納品まで担当しました。
こうした、クライアントの課題を整理して具体的な形に落とし込んでいく、というのも僕たちの大事な役割だと思っています。
納品して終わりではないので、クライアントのアフターフォローや、より売上を上げるための今後に繋げるコミュニケーションというところも、プロデューサーの業務内容ですね。
プロジェクトチームの結成はどのように決まるのでしょうか?
中谷:プロデューサーがリクエストさせていただくこともあれば、各ユニット(ディレクターやデザイン・エンジニアなど)のマネージャーにアサインいただくこともあります。
後者の場合、ノースショアではSlackの案件事前相談チャンネルを活用しており、案件開始前に制作チームのマネージャーとミーティングを行います。そこで「このような案件が来ています」と共有し、各ユニットのマネージャーと協議した上で、見積もりやアサインメンバーを決めていく流れです。
チームの編成においては、単にスキルや経験だけでなく、案件の方向性や雰囲気に合うかどうかといった“相性”も意識しています。
実際、ノースショアの制作チームは、職種や立場を越えてフラットに話し合える関係性が築かれているので、現場での連携もしやすいなと感じています。
丹波:プロジェクトがスタートすると、スケジュールや要件に合わせてスピーディーに動く必要がある分、信頼関係が非常に重要です。
ノースショアのチームは日頃からSlackで気軽にコミュニケーションを取っていたり、困ったときは「ちょっと手伝ってもらえますか?」など、声をかけやすい雰囲気があります。
そういう日常のやり取りが、実際の案件でも良いチームワークに繋がっているのではないでしょうか。
中谷:もちろん、時には想定外の事態が起きることもあります。
でも、そういうときに「一緒に乗り越えよう」と自然に言い合える空気感があるのが、ノースショア制作チームの強みだと思いますね。
【職種と会社の魅力】
この職種や業界ならではの魅力を教えてください。
丹波:リリースのタイミングで、案件に携わったメンバーと達成感を共有できる瞬間にやりがいを感じます。あとは、自分がまだ知らないことが多い分、新しい経験を通じてスキルアップや成長を実感できることも大きいですね。
それから、ノースショアはブランディングに関連するクリエイティブをトータルプロデュースする会社なので、案件によっては取材や撮影に同行することもあります。現場の温度感を直接感じられるのは、この業界ならではの魅力だと思います。
中谷:僕はネット黎明期からこの業界に携わっているので、世の中の人が当たり前に使っている“便利”なものに直接携わることができる点に、やりがいを感じています。
デジタル業界ここ30年くらいの業界ですが、その中で人が得られる情報やコミュニケーションの幅は大きく変化したと思います。AIなども含めこれからも大きく変化していくであろう、それがデジタル業界の魅力ではないでしょうか。その中で、自分たちの制作物が人々の日常にちょっとしたエッセンスを与えていると感じられるのは、誇りですね。
あとは、クライアントの課題を解決し、制作物やそれにより得た効果を喜んでいただける。その過程にゼロから携わることができるのが、この仕事の醍醐味です。
やっぱりクライアントに喜んでいただき、成果が上がってこその仕事なので、信用の積み重ねが今につながっているという気持ちは大事にしています。
ノースショアの制作体制の特徴や、他社との違いは感じますか?
中谷:サイト制作や開発のみならず、媒体を超えたセールスプロモーションの可能性があることでしょうか。ノースショアはトータルプロデュースが可能な会社なので、映像制作やOOHなど、セールスプロモーションのために媒体を問わず様々な手法で提案することができるという強みがあります。
映像制作会社やウェブ制作会社と比較すると、様々なチャンスがあるのではないでしょうか。
お話をうかがっていると、お二人ともこの職種ならではのやりがいや面白さを感じながら働かれている印象があります。丹波さんは異業界からのご入社とのことですが、どのようなきっかけでノースショアに入社されたのでしょうか?
丹波:前の会社では、OA機器などの販売やリース、中小企業向けにパッケージ化されたウェブサイト制作なども行っており、自分は営業としてクライアントへの提案などを担当していました。
前職ではサイトを作って終わりでしたが、作ったものをクライアントに活用してもらい、何かプラスになることをしたいなと思っていたんです。
ウェブ制作やシステム開発の方面にいきたいなと考えていた中、ノースショアからスカウトをいただきました。
面接の段階から自分自身の価値を高めながら挑戦し続けたいという想いに寄り添い、熱意をもって接してくださる中谷さんのチームで働くことは、自分にとってとても刺激的で成長につながる経験になると感じ、ノースショアへの入社を決めました。
そんな背景でノースショアに入社した丹波さんですが、実際に働いてみて、会社やチームの雰囲気にはどんな印象を持っていますか?
丹波:本当に、すごくいい方が多いです。案件で一緒になった方には色々な場面で助けていただくことが多く、案件ごとにアサインメンバーが異なるので、全く喋ったことが無いという方はあまりいないですね。
加えて、ノースショアは全社的な交流イベントなどが定期的に催されているので、 ユニットを跨いだ交流ができるという意味でも、会社としての一体感を感じます。
ではその中でも、お2人にとって制作チームの皆さんはどのような存在でしょうか?
中谷:戦友ですね。プロデューサーひとりでは仕事が成り立たなくて、チームのみんなが一緒に作業してくれるからこそプロジェクトとして成立し、クライアントのリクエストや課題にも応えられます。
どの案件でも皆が一生懸命取り組んでくれるので、本当に感謝しています。
丹波:僕はクリエイティブの経験が無く、異業界からの転職だったのでよく相談や質問をさせていただきます。案件のこともよく理解してくださっているし、自分より経験のある方が多いので、とても頼りにしています。
印象に残っている案件はありますか?
丹波:ノースショアでは毎年4月にアワードを開催しているのですが、今年は自分が携わった案件がいくつか入賞しました。
制作中は大きなトラブルはなかったものの、とてもバタバタして忙しかったんです。そんな中、ディレクターやデザイナー、エンジニアの皆さんが柔軟に対応してくださり、達成感を味わえた案件でした。入賞の賞金で、みんなで打ち上げもしました!
中谷:スケジュールがほとんどない状況でやり切った案件が、特に印象に残っています。
ゴールデンウィーク前に相談があり、クライアントへの提案はゴールデンウィークが明けたばかりのタイミングで、というものでした。
映像やウェブサイト、グラフィックといった全社一丸となって提案を通し、その後の数ヶ月はまるで毎日がマラソンのような日々でした。
ですが、あの期間を乗り越えたことで「みんなでやり遂げた」という達成感が生まれ、その時のメンバーとは今でもよくその話をします。まさに、同僚から戦友になった瞬間だと思いますね。
【ノースショアに求められるプロデューサー像】
では最後に、今後ノースショアのデジタルプロデューサーとして来て欲しいなと思う方の人物像を教えていただけますか?せっかくなので、丹波さんをモデルとして、丹波さんの魅力と重ねながら教えてください。
中谷:何事にも前向きで、ポジティブに取り組める方が理想ですね。丹波くんは特にタフで打たれ強いです。分からないことに迷う場面や、入社当初は僕からの指摘も多かったと思いますが、弱音を吐かずによく頑張っています。
また、コミュニケーションが非常に重要な仕事なので、人と関わるのが好きで、アイデアを出しながら課題解決を楽しむことができる方に向いていると思います。
特に異業種や異職種から転職される方であれば、自ら積極的に情報を取りに行く姿勢が不可欠です。スキルは後から磨けるので、臆せず現場に飛び込んで、量をこなす意欲のある方に入ってほしいですね。
丹波:ありがとうございます。立ち止まっても仕方ないので、とにかく前向きに行動することを心がけています。クライアントと制作チームの橋渡し役として、わかりやすいコミュニケーションを大切にしているのもその一環です。
モチベーションは、お客様のためになること、そして自分自身の成長や知識の積み重ねです。
それから、仕事をする上で誰と一緒に働くかも自分にとっては大事な要素ですね。
ノースショアには本当にいい人が多いので、それが頑張ることのできる理由のひとつになっています。
ぜひ、この記事を読んでいる方も、一緒に挑戦してみてください。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
今回のインタビューでは、デジタルプロデューサーという仕事の奥深さと、ノースショアならではのカルチャーを垣間見ることができました。
特に印象的だったのは、チームの存在を「戦友」と表現するほど、メンバーへの感謝や信頼を強く語っていた点です。
前向きに挑戦する姿勢や、人と関わることを楽しむ心が、この仕事の大きな原動力なのだと感じました。
これからのノースショアを支える新しい「戦友」が、この言葉に共感してくれることを願っています。