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【インターン生レポート#5】石油業界の架け橋へ|コミュニケーションコンサルタントとしてできること

【連載企画】インターン生レポート

こんにちは、インターン生の岩永です。

今回は、コミュニケーションコンサルタントの江口さんにお話を伺いました。江口さんは石油業界の大手3社様の担当をしています。合併や企業を跨いでのプロジェクトが盛んに行われる、この業界ならではの組織理解やプロジェクトを遂行する上で大切にしていることについてご紹介します。

課題解決思考を持つ石油業界へ踏み込んだきっかけ

はじめまして、江口です!私は佐賀県出身で、2013年に新卒で入社しました。大学院までは建築を学んでいて、友達はほとんど建築士になりました。在学中に建築を学びながら、課題解決思考を持つことの大切さを感じていました。今この問題を解消するために建築物をつくろうとしていて、この模型作りにとりくんでいるけど、この課題解決の方法は建築以外でもいいんじゃないかな、とか。このように、課題解決の手段は建築に絞らなくてもいいと考えていたので、当時「コンサルティング×クリエイティブ」のもと、社内報を中心に様々な方法でクライアントの課題解決に取り組んでいるJBAに入社しました。

最初のうちは業界を絞ることも、何かに特化することもなく、「目の前のお客様との仕事を120%やること」に注力していました。なぜ、石油業界に特化するようになったかというのも、その信念がもとになっています。最初から、石油プラントを手掛けるA社や元売り大手で再生エネルギーなどにも力を入れるC社様が社内報のクライアントとしていらっしゃって、そのあとにいつの間にか、業界最大手のB社やD社とも仕事が成立していました。他社との密着度が高いこの業界ならではですが、「JBAはいいぞ」という噂が広まっていたのだと思いますね。

石油業界とは

今はもう石油を精製することや元売りだけにとどまらず、風力発電やカーリースにも精力的にも参入しています。カーリースとは、車を購入せずとも月ごとに定額で車を借りられるサービスです。レンタカーと似ていますが、借りてみて気に入ればそのまま新車を買いとることができます。C社様は競合他社のE社との差別化を図るためにそのようなビジネスモデルを運用しています。

しかし、ここで面白い点があります。それは石油業界の大手3社は必ずしも競い合っているわけではないということです。

日本国民の生活を支えている、基盤が大きい組織なので、まるで国のよう。国民のためなら、自らのサービスを他社にシェアすることもあるのです。例えば、D社の北海道の製油所からB社のガソリンスタンドに燃料を供給したかと思えば、九州ではB社の製油所からD社のスタンドに燃料を供給する。競合他社なのにお互いに助け合うこともあるんだ、最初はそう思いました。

実は、合併し合って「大会社になって国力を高めること」が必然的に国家戦略として仕組まれているんです。競合他社は世界の石油会社だというこれからの時代、日本国内で戦っている場合ではないんですね。小さなエネルギー会社が乱立するのではなく、大きな1つの組織として世界と戦っていく必要があるのです。

顧客目線で話し、一緒に考える

大事にしているのは、クライアントの皆さまと同じ土俵に立つ、つまり視座を同じ場所に持つということですね。

例えば、あなたがあるアーティストのファンだとします。話す相手が、あなたと同程度のファンであれば、話が盛り上がり、どんどん会話が弾みますが、あんまり詳しくない相手だと自分の持っている情報を100%出そうとはなりませんよね。なぜなら、相手はあまり情報を持っていないからです。

この例から言えるのは、「その業界のマニアックなことまで知っていないと、会話が浅くなってしまうということ」です。コンサルタントとして目指すことは、もちろん課題解決ですが、それと同じくらい「同じ目線で一緒に悩むこと」も大切だと思っています。

クライアントの、社員や役員クラスから販売店との接点である営業担当者までの考えを理解することがカギですね。

JBAだからできる広報支援

前述したように、密着度の高いこの業界だからこそ、他社から学ぶ戦略は多いです。JBAは3社すべての社内広報を担当しているため、それぞれの経営戦略や広報戦略などの細かい部分が見えています。業界の背景を知っているからこそ、新たな企業価値を見出すための戦略がわかるのです。課題が似ていれば、その解決方法も似ているもの。お互いの会社の情報交換にJBAは貢献できているのです。

今後の展望

「石油業界を知り尽くしたコンサルとして、各社をつなげ、日本の石油業界を変えていく」

これが今後の目標です。

「この業界の社内報担当はJBAだよね」の次は「この業界に不可欠な存在はJBAだ」と言ってもらえるように、もっと情報を集めて、知り尽くしたいです。あくまで展望ですが、大手3社が集まる機会をJBAが設けて、3社それぞれが,お互いの課題・それに対する解決法・進行中の広報戦略などについて共有できる場とできれば、と思っています。その場のファシリテーター兼コンサルタントにJBAはなりたい。そのような存在になれるよう、邁進していきたいです。

江口さん、貴重なお話ありがとうございました!

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