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経験を強みに音楽から家電へ!仕事領域を広げるリーダーの考える、仕事で大切なこととは。

※この記事内容は2019年時点のものです。


こんにちは!19新卒内定者のKです。

CCC社員のご紹介コーナー。第4弾は、入社12年目、株式会社蔦屋家電エンタープライズ商品企画部にて商品調達Unitリーダーとして活躍されている、Yさんです!


<Yさんプロフィール>

レコードショップ/レーベル運営会社からCCCへ入社し、商品本部セル音楽マーチャンダイザー(以下、MD)として、洋楽ブラック/クラブ・ミュージックを4年間、その後J-POPを4年間担当する。その後、二子玉川蔦屋家電プロジェクトに参画、音楽売場リーダーとしてOPEN準備に取り掛かり、OPEN後は接客販売、フロアコントロール、商品調達に取り組む。約1年間、家電企画事業部でMDリーダーと音楽/映像MDを兼任。2018年4月から商品の調達・企画の会社である蔦屋家電エンタープライズを設立、商品調達Unitリーダーを務める。


―現在の仕事内容を教えてください。

蔦屋家電やCCCグループ、また他販路へ卸販売する家電の調達をするためのメーカー交渉、海外メーカーやスタートアップ企業のブランディングに関するコンサルティング事業、オリジナルプライベートブランド(以下、PB)商品の企画開発、これら3つを並行して行っています。

お取引させていただくメーカー様は、大手ももちろんありますが、家電ベンチャー企業様が多いです。我々は「生活提案」が事業ドメインですので、我々のコンセプトに共感いただき、「どこにでも売っている」ではなく、ライフスタイル提案できる販路を絞った商品を多く扱っているためです。

コンサル事業は、ブランディングに困っているメーカー様や、蔦屋家電の空間とご来店いただいているお客様に魅力を感じていただいているメーカー様に、蔦屋家電という場所を提供し、メディア露出のお手伝いをするための営業が中心です。

オリジナルPB商品の企画開発は、データベースマーケティングや、自身の感覚値から世の中が求めている、まだ世に無い商品を企画することです。現在開発しているBluetooth機能付きCDプレーヤー「BCD」は、蔦屋家電にご来店いただいているお客様の声や、世の中のニーズを調査して企画したものです。今年3月末の発売に向けて調整を行っています。

ほかにも、自身の取り組みたいことベースでは、二子玉川蔦屋家電限定で販売しているオリジナルCDを作っていたりもします。



―家電に関わるさまざまな業務を多岐にわたって行われているのですね!通常は、各業務別に担当する人が分かれているかと思うのですが。

そうですよね。一貫して商品企画から営業まで担うことはなかなか無いことかと思います。

一貫して取り組むことによって、商品調達に伺った相手企業様のブランディング事業に仕事が繋がったり、先方にとっても取引相手が代わらないことが安心感に繋がったりして、非常にやりがいを感じます。また、CCCは企画会社として、権限がかなり委譲されており、企画次第でやりたいと思ったことをスピーディーに取り組める環境があります。やりたいことに手を挙げれば取り組めさせてもらえること、自分の力で業界のシーンや世の中のライフスタイルを変えることができるということが、モチベーションに繋がりやすいとも感じています。

―確かに、それは企画会社であるCCCならではの環境ですね!そんな多岐にわたるお仕事をされているYさんですが、最も印象に残った仕事は何でしょうか?

印象に残っている仕事は二つあります。

一つ目は、CD販促企画での仕事です。FES風のLIVEイベントを企画したことがあります。会場満員の2,000人ものお客さんが集まり、実際にTSUTAYAでCDを買ってくださったお客様と直に触れ合えたことや、アーティストさんとお客さんの合唱で一人ひとりが喜んでいる顔を見られたことは、非常に感動しました。お客様にリアルでしか感じられない体験を届けられたと思っています。

二つ目は、二子玉川 蔦屋家電のOPENに携わったことですね。何もかもがTSUTAYAと異なる家電業界への新規参入ということで、様々な困難はありましたが、無事OPENし、家電を通したライフスタイルの提案という新たな顧客価値を作ったことは、業界に少なからずの影響を及ぼせたのかな、と感じています。ここまで培ってきたキャリアと経験を活かして、新しいプラットフォームを作ることは、これまでのキャリアは異色の経験で、非常に良く覚えています。

―Yさんは前職ではレコードショップ/レーベル運営会社で働かれていたそうですが、なぜCCCへ入社されたのですか?

前職では、自分の好きな音楽や売りたいものを買い付け、所謂バイヤーだったのですが、そこで音楽の提案の楽しみを覚えました。少なからず自分の買い付けが人々の音楽の幅を広げるきっかけになる影響を与えられるということを認識し、それをより多くの人に発信し音楽シーン全体に影響を与えたいとの思いで、スケールメリットが活かせるCCCに入社しました。

また、当時CCCではジャンル別MDを募集していて、その洋楽ブラック/クラブ・ミュージックが自分の専門ジャンルだったこともCCCを選んだ理由の1つですね。

二子玉川蔦屋家電の音楽コーナー。CDとともにスピーカーなどの家電もディスプレイされている↓


―音楽を仕事にしたくて入社したCCCですが現在のお仕事は家電担当ですよね。正直、そこに何か葛藤はありませんでしたか?

正直最初は、蔦屋家電プロジェクトに入りたいとは思っていませんでした。学生時代からずっと音楽ばかりをやってきたので、家電のことはさっぱり分からなかったですし(笑)。ですが、これまでやってきた音楽のMDや制作といったソフト面の部分と、音楽を再生する家電などのハード面での部分、そのどちらもプロフェッショナルになれる人はなかなかいないので、結果自身の「できる領域」が広がっていきました。新しいチャレンジをしたことで、自分の仕事領域を広げられ、非常に良い経験になったと感じています。ソフトの知識があることは、家電を扱う上でも強みになります。この仕事では知識と経験と、感覚値が必要だと思っています。

―「感覚値」ですか。それはいったい何でしょうか。

「この家電がこれから売れるだろう」、「この音楽がこれからヒットするだろう」というデータベースの数字も参考にしつつ、それは過去のトランザクションであるとある程度認識し、「未来予測をする感性」も必要だと感じています。そのことを、私は「感覚」+「経験値」という造語で表現していて。未来予測をする感覚は、知識や経験で培われるものだと、自身の経験から実感しました。いろんな経験をすることによって自然と磨かれていくものですね。

―経験が仕事の強みにつながっていくのですね。お話をお伺いしていると、Yさんはどんなことでも吸収し、主体性を持って仕事に取り組まれているように感じます。仕事をする上で大切にしていることを教えてほしいです。

顧客目線を大切にしています。そのために、徹底的にマーケティングをしますし、常に仕事に対して責任を持ち、「自分ごと」として考えるようにしています。他には、顧客目線やデータベース、経験値から得た感覚値を大事にしています。また、スピード感を持って対応することで信頼を得ることですね。



―最後に、Yさんが今後やりたいことを教えてください。

企画会社として、家電の企画開発を0から行いたいと考えています。現在は、メーカー様の商品を卸売りすることに比重を置いていますが、今後はCCCが0から企画した家電を、メーカー様と協力して製作から販売まで行いたいです。お客様目線で商品を作ることから販売まで一貫して取り組むことで、より世の中にライフスタイルの提案が出来るのではないかと思います。

ーYさんありがとうございました!


~取材後記~

Yさんは、これまでのご自身の経験をフルに活用して、目の前の仕事に真摯に取り組まれている方でした。取引先の方への安心感やお客様のニーズをつかむことなど、関わるすべての人のことを考え、気遣いをもって仕事に取り組む姿勢は、これから筆者も大切にしていきたいと感じました!


<連載プチ企画>

CCCを一言で表すと?~Yさんの場合~

「自分次第」

自分の動きと内容次第で企画が立案でき、もっと言うとCCC内で起業することもできます。裏を返せば、何もアクションしない、想いを持っていないとなると、面白い仕事はできません。「自分を面白くする会社」だと思います。

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