みなさん、こんにちは!
株式会社ワールドワイドベースのインターン生の大野皓平です。
昨今データの重要性が問われており、今まで以上にデータと付き合わなければならない世の中になりました。
今回は、Google社が提供しているLookerStudioで自社の宿泊売上を可視化してみました。
Googleアカウントがあれば誰でも無料で使用できますので、データを活用したい時はぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
データポータル(Looker Studio)は?
そもそも、データポータルという名前を聞いたことがありますか?
データポータルとは、Google社が提供するBI(Business Intelligence)ツールです。
GoogleアナリティクスやGoogle広告、Googleスプレッドシートなどとの連携が可能で、
様々なツールからのデータを加工してオリジナルのレポートを作ることができます。
今回はスプレッドシートに蓄積しているデータをデータポータルに反映させてみました!
データポータルはどんなことができる?
株式会社ワールドワイドベースでは、各オーナーさんが所有している民泊物件の運営と管理をしています。
それぞれの物件の売上推移を視覚的に把握、データを分析し、マーケティングの指標として活用するなどの目的でデータポータルを作成しました!
この記事では、実際に使用しているデータポータルの一部をご紹介します!
※データポータルに使うスプレッドシート
こちらのように、宿泊データをスプレッドシートにまとめています。
物件名、部屋番号、ゲスト名、他にも国籍、売上などの各項目があります。データポータルには、この項目の列ごとにデータが集約され、グラフを作成していきます。
※実際に使用しているデータポータル
一番上のプルダウンにある日付を設定するとその設定された期間のデータのみが反映されます。
デフォルトで今年や去年などワンクリックで期間の指定をすることできます。
その下にあるオーナーや物件をプルダウンから選択すると、そのデータのみがスプレッドシートから抽出されます。選択すると、シート内、もしくは全てのページのグラフが更新されます。
このように、プルダウンを使用することで反映させたい情報のみを取り出すことができます。とても便利な機能なので、ぜひ使ってみてください!
また、右端にある欄はグラフを作成する際に出て来るので、スプレッドシートから抽出された指標を選択します。期間や指標を組み合わせることで、精度の高いグラフを作成することができます。
※OTAごとの売上グラフ
こちらは各OTAごとの売上を棒グラフと円グラフで表しています。
OTAとは、booking.comやairbnbなどの予約サイトのことですね。
このOTAごとの売上高を見たり、期間を月毎にすることで、月毎の売上もわかるようになっています。OTAの割合も円グラフで一目で割合を知ることができます。
これを利用して、「このOTAは何月が多いから、力を入れてみよう」「このOTAは冬に極端に減っているのはなぜだろう」などの戦略を考えることができたりします。
※月毎の売上表
上記のようにして、月毎の表を作成することも可能です。
グラフでは、データの上下や推移を確認しやすいですが、細かな数値を確認するには表の方が見やすいですよね。グラフと同様に指標と期間を決めることで、表を作成できます。また、d列を追加することで様々な指標を表に反映させることができます。
同じ指標でグラフと表を作成することで、より精度の高いデータの分析を行うことができます。
※国籍ごとの内訳
また、国籍ごとのデータもグラフにしており、外国人の宿泊割合も一目でわかるので、どこの国が多いかなどもすぐに分かってしまいます。
※外国人の宿泊売上推移
最後にご紹介するのが、上のグラフです。
こちらは、外国人ごとの宿泊推移を表しています。12月に中国人の方がとても多いですね。
また、上の国籍のプルダウンを使用することで、国籍を絞ってグラフを表示することができます。
(chinaを選択すると、中国人観光客の方だけのグラフが出ます。また、複数の国も出すことができます。)
終わりに
さて、データポータルはどうだったでしょうか?
今回紹介させていただいた活用事例はほんの一部です。
スプレッドシートのデータをグラフできることはもちろん、様々なGoogleが提供している分析ツールとデータポータルを組み合わせることで、多角的な分析が可能になると考えています。
ぜひ、データポータルでデータ分析してみてはいかがでしょうか?
ご精読ありがとうございました!