2024年4月2日、WVJのオフィスにて、ワールド・ビジョン・インターナショナル(WVI)CEOのアンドリュー・モーリー氏を迎えた特別イベントが開催されました。このイベントの目的は、CEOのビジョンや価値観をワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)のスタッフへ直接共有し、スタッフとのインタラクティブな対話を通して交流を深めることにありました。この記事では、司会を担当した神田さんの視点で、イベントの詳細や裏側で活躍したスタッフたちの思いをお届けします。
イベントの背景
普段はオンラインでのコミュニケーションが多いWVJですが、今回のイベントは対面での交流の貴重な機会となりました。アンドリュー氏がWVIのCEOとして日本を訪れたのは今回が初めてのことであり、この機会を活かし、ワールド・ビジョン・パートナーシップ全体の方向性や理念を改めて確認する場として企画されました。
イベントの目的:
- CEOのビジョンや考えを直接聞くことで、組織全体の一体感を醸成するとともに、進むべき方向性を再認識すること
- 日々の業務の目的や意義を再確認し、ビジョンやミッションをより深く理解すること
- CEOとの交流を通じて、CEOの人間的な一面を知る
—今回、WVJのイベントで司会を担当されたということですが、最初に司会を打診されたときはどんな気持ちでしたか?
神田さん:最初にお話をいただいたとき、率直に「楽しみだな」と感じました。 これまで団体内のイベントには参加者として関わることが多かったのですが、WVJのイベントはいつも盛り上がり、自然とワクワクするんです。 その雰囲気が自分にとっても心地よく、「ぜひやってみたい」と思いました。
— 司会を務めている中で、WVJのカルチャーや雰囲気をどのように感じましたか?
神田さん:団体全体のカルチャーとして「エネルギーがある」という印象です。 そして、そのエネルギーの源は、スタッフ全員が「すべての子どもに豊かないのちを」というビジョンを共有していることだと思います。
—今回のイベントの中で、特に印象に残っていることはありますか?
神田さん:今回、CEOのアンドリュー氏だけでなく、奥様もゲストとして一緒に来てくださいました。 CEOとしてのお話を中心に聞いていましたが、ふと「家族から見た彼の姿も知りたい」と思い、質疑の時間に奥様にも質問を振ってみたんです。
公の場で見える姿と、家庭での姿には違いがあったりもしますよね。イベントの終盤、彼自身だけでなく、ご家族の子育ての話や家庭でのエピソードなどの話も聞くことができ、親近感が湧くとともに彼の人となりをよく知ることができました。
— 現在、WVJではリモートワークの多いスタッフもいると聞きましたが、その中で対面のイベントを行うことの意義についてどう思いますか?
神田さん:私の場合、現在はリモートワークが多く、オフィスへ出勤するのは月に数回程度です。だからこそ、対面でのイベントには特別な価値があるように感じます。リモートワークが進んでいる中で、通常の業務上ではあまり接する機会がない人とも顔を見て話ができる機会は貴重です。 このようなイベントを一緒に準備することで、「実は共通の趣味があった」とか、「他部署にはこんな才能をもったスタッフがいたんだ」といった発見が生まれます。これが結果的に、所属部署を超えた同僚との絆となり、仕事の円滑さや団結力にもつながっているのではないでしょうか。
—最後に、今後のWVJのイベントに期待することを教えてください!
神田さん:今回のように、団体スタッフがそれぞれの経験やスキルを持ち合って主体的に企画・準備するようなNGOスピリットを大事にできたら、と思います。通常業務で忙しい中でも、どこか学生の文化祭のようなガヤガヤ感やユーモアを持って準備にあたる、このパワフルさは団体の誇りです。そして、スタッフが自然と交流できる場作りを目指せたらいいですね。
今回のイベントでは、WVJのスタッフが持つ価値観とエネルギーの強さがよく現れていたと思います。CEOの思いを直に感じることで、スタッフ一人ひとりが自分の役割に誇りを持ち、団体の目的に向かって進む意欲を高めることができたのではと思います。
これからも、私たちは「すべての子どもの豊かないのち」のため、スタッフ一丸となって活動を続けていきます。