短期集中の社内インタビューシリーズ。
このAI躍進時代において、会社が生き残るために戦い続ける上でWAGRAM代表が考えることは何か?
最終回となった本インタビューにおいて、
現状維持は衰退。心地よくなった瞬間が、最も危ない——。
AI時代を最前線で走る経営者が語る、10年後のビジョンと、今この会社に入る意味について語っていただいた。
目次
第3回:これからの10年と、この会社が目指す未来
Q1: 5〜10年後、この会社はどんな姿になっていると思いますか?
Q2:AI時代において、「経営者として一番大切にしていること」は何ですか?
Q3: 今この会社に入社する人に、何を一緒に挑戦してほしいですか?
Q4:AI時代を戦い抜く上で、正直しんどいと感じることはありますか?
Q5: 最後に、この記事を読んでいる求職者へ一言お願いします。
インタビューメモ
第3回:これからの10年と、この会社が目指す未来
この先の「WEBGRAMの仕事」という価値について語っていただいた。
Q1: 5〜10年後、この会社はどんな姿になっていると思いますか?
数字の面では、メンバー数を倍にせず、売上を2倍以上に伸ばしている会社でありたい。なぜ「人数を増やさない」かというと、AI時代の経営は、人を増やして売上を伸ばすやり方が筋が悪いと思っているからです。
人を増やせば固定費が増え、属人化が増え、組織が重くなる。
逆に「人数据え置きで生産性を倍にする」ほうが、利益も体力も残ります。
AIはまさにそのために使う。
そして既存事業で貯めた体力を、AIに投資してさらに事業を伸ばします。
ただ、数字以上に大事なのが、組織としての文化と成熟性です。
正直に言うと、お客様から「ビジネス感覚」についてお叱りを受ける場面もまだ少なくありません。
広告運用の手数や速さは持っていても、「ビジネス全体を見る目線、相手の事業を背負う感覚」ここがまだ弱い。
10年後に目指したいのは、数字も、文化も、ビジネス感覚も、社員一人ひとりが背負えている会社です。
広告代理店という枠を超えて、お客様と事業を作るパートナーとして認知される会社にしておきたい。
Q2:AI時代において、「経営者として一番大切にしていること」は何ですか?
「現状維持は衰退」という前提を、社内に持ち続けてもらうことです。
別の言葉でいうと、「チャレンジ」「守らない」。
今あるものを守りに入った瞬間、組織は止まる。
止まった瞬間、AI時代では数ヶ月で陳腐化します。
我々はまだまだ小さい会社ですので、勝ちパターンに乗るフェーズじゃない。
勝ちパターンを作るフェーズにいます。
正解が用意されていない、すぐ成果が出ない、迷いながら仮説を出し続ける、
正直この状態は居心地が悪いです。
でも、この居心地の悪さを維持することが、経営者としての一番の仕事だと思っています。
安心させてしまうと、組織は止まる。
「脱皮できない蛇は滅びる。」とお客様からもよく言われます。
心地よく感じ始めたら警戒する、というスタンスを変えない。
そして大切にしているのは、自分自身が一番チャレンジし続けること、自分から守りに入らないこと。
これを失った瞬間、社員にも「チャレンジしろ」とは言えなくなります。
Q3: 今この会社に入社する人に、何を一緒に挑戦してほしいですか?
「AI×D2C広告の勝ち筋を、我々が世界で一番早く言語化する」——これに乗ってほしい。
具体的には3つの挑戦があります。
①AIが作るクリエイティブで、安定的にCVを取り続ける運用法を確立する
②エースの暗黙知をAIに教え込み、新人でも勝ちパターンを再現できる仕組みを作る
③その上で、新しい事業領域に展開する
業界全体が試行錯誤中で、誰も正解を持っていません。
だからこそ若い人にもチャンスがある。
正解が用意された会社に入っても、もうあなたが磨かれる場面はない。
我々は正解を作る側にいます。
「自分が正解を作った」と言えるキャリアを、ここで一緒に作ってほしい。
Q4:AI時代を戦い抜く上で、正直しんどいと感じることはありますか?
あります。3つお話しします。
1つ目は、AIの進化が読み通しづらいこと。
毎日毎日アップデートされている感覚で、半年前の前提が半年後にはひっくり返る。
経営は中長期の判断が仕事ですが、その地図がない状態で意思決定を続けないといけない。これは大変だなと思います。
ただ、ここで自分が出した結論は、「AIが進化しても変わらない本質を磨き続けるしかない」ということです。
仮説を立てる力、数字を直視する力、人と関係を築く力——これは10年経っても残る。
変わるものを追いかけることも大切ですが、変わらないものに投資する。
これが一つの答えです。
2つ目は、自分の認識のズレを公に認めること。
年内の段階で「AI時代の本格化まで3年くらい」と社内に伝えていました。
それを4月には「1〜2年」に修正しています。
経営者の発言は一貫していてほしい、という社員の期待を裏切るのですが、でも取り繕ったまま正しい判断ができなくなる方が、もっと怖い。
3つ目は、未確実性を引き受け続けること。
勝ちパターンを作るフェーズは、外部に頼れる地図がありません。
判断を間違えれば会社は細ります。
さらにこういうご時世ですから、読みづらく、しんどさをかんじる部分はありますが、しんどさを引き受けるのが経営者の仕事だと思ってやっています。
Q5: 最後に、この記事を読んでいる求職者へ一言お願いします。
派手なことは言いません。
この会社は、AIで楽になる会社ではなく、AIで限界を突破する会社です。
だから仕事はきついです。
きついけど、若いうちに本気で打ち込める環境は、人生でそう何度もない。
そしてもう一つだけ。「AIに使われる側」になるか、「AIを使い倒して市場を切り拓く側」になるか——これは10年単位で人生のレバレッジが変わる分岐です。
我々は後者でいたいし、後者になりたい人を全力で押し上げます。
正解を作る側で勝負したい人、お待ちしています。
インタビューメモ
「人数を据え置いたまま、生産性を倍にする」——この言葉が、今回のインタビューで最も印象に残ったフレーズだった。
成長=採用増という方程式が当たり前だった時代に、その前提をあえて疑う視点は、単なるコスト意識ではない。AIを「省力化のツール」ではなく「限界突破の手段」として位置づける経営哲学が、この一文に凝縮されている。
求職者へのメッセージも直截だった。「正解を作る側で勝負したい人」という呼びかけは、一種のフィルターでもある。安定や快適さを求める人には向かない。しかし、不確実な環境の中で地力を磨きたい人にとっては、この会社のフェーズは希少な機会になりうる。
AI時代の競争優位は何か——全3回にわたるインタビューを通じて浮かび上がったのは、技術や手法よりも先に、問い・地力・文化の厚みを持てるかどうかという、ごく本質的な問いだった。
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