「SNSマーケって、キラキラした投稿を作る華やかな仕事でしょ?」——入社前の私も、そう思っていました。実際は、華やかな1割と、地味だけど面白い9割でできています。
WaveでSNSプランナーをしている、未経験で入って6ヶ月目の私が、ある1日をそのまま書きます。
▍9:30|まず、昨日の数字を開く
出社していちばんに開くのは、担当タレントの前日投稿の数字です。再生数・保存率・プロフィール遷移率を1本ずつ見て、「反応が違ったのはどこか」を言葉にしていきます。
感覚ではなく、必ず記録から。ここで仮説を立てないと、その日の企画がただの当てずっぽうになってしまうので。だいたい30分ほどで、その日に試すことを1つ決めます。
▍11:00|"地味な9割"の正体
1本の投稿を出すまでに、参考になりそうな投稿を10本分解して、構成表を作り、キャプションを3パターン書いて比べます。
分解するときに見るのは、最初の1秒で何を見せているか、尺は何秒か、音は何を使っているか、コメント欄が何で盛り上がっているか。この4点をメモに落として、担当タレントの世界観に合う形に置き換えます。
撮影は担当タレントと一緒ですが、その前後の"仕込み"と"振り返り"こそが仕事の本体です。派手に見えて、実態はスポーツの練習にいちばん近いと思います。
▍12:30|昼は、だいたい投稿の話をしている
お昼はメンバーと一緒に食べることが多いのですが、話題はたいてい「あの投稿、なんであんなに見られたんだろう」です。仕事の延長みたいに聞こえるかもしれませんが、これが楽しい人には向いている職場だと思います。
逆に、オンとオフをきっちり分けたい人には少し騒がしいかもしれません。
▍14:00|撮影は、段取りが9割
撮影がある日は、事前に構成表を共有しておきます。何カット必要で、どの順番で撮るかを決めておかないと、現場で迷って時間が延びるからです。
タレントさんの表情がいちばん良いのは最初の30分なので、そこに本命のカットを置きます。こういう段取りも、失敗して学びました。
▍15:00|その日の外れを、その日のうちに言葉にする
編集の確認をしながら、先輩と短く話します。前日に出した投稿が思ったほど見られていなければ、その理由をその場で言葉にしておく。
私の場合、参考にした投稿の"見た目"だけを持ってきていたことがよくありました。並べ方は似せたのに、なぜその並べ方なのかを説明できていない。ここを毎回つぶしていきます。
言葉にしておくと、翌朝の仮説がそのまま立ちます。ためると忘れるので、その日のうちに済ませます。
▍19:00|明日の仮説を置いて帰る
一日の終わりに、明日試したいことを1つメモして帰ります。「なんで見られたんだろう?」が気になって仕方ない——そういう人には、答えが毎日返ってくるこの仕事は、たぶん最高に楽しいです。
▍6ヶ月で、何が変わったか
いちばん変わったのは、投稿を見る目です。入社前は「面白いかどうか」でしか見ていませんでした。いまは、冒頭で何を見せているか、なぜこの尺なのかを、無意識に分解しています。
数字の読み方も変わりました。入社直後は再生数だけを見ていましたが、いまは保存率をいちばん重く見ます。何を重く見るかが決まると、企画の直し方も一つに決まります。
▍1日の中で、いちばん時間を使うところ
意外に思われるのですが、いちばん長いのは撮影でも編集でもなく、冒頭の設計です。最初の1秒で何を見せるかを決めるところに、1本あたりでいちばん時間をかけています。
ここが決まると、そのあとの構成もキャプションも自動的に決まっていきます。逆にここを曖昧にしたまま作り始めると、途中で必ず迷います。
▍向いていないかもしれない人
正直に書くと、指示されたものをきれいに作りたい人には物足りないと思います。ここは「何を作るか」から考える場所で、そのぶん自分で決める場面が多いからです。
あと、結果がすぐ数字で出るので、それをプレッシャーに感じるタイプの人はしんどいかもしれません。私は逆に、答え合わせができるほうが安心するタイプでした。
**最後に**
華やかさに憧れて入ってもいい。でも続くのは、地味な9割を面白がれる人でした。もしあなたが"数字の裏側"にワクワクするなら、一度話しましょう。
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