小林支社設立1年を振り返る | 株式会社Vitalize
こんにちは。小林支社長の上竹です。先日、小林支社設立から1年を迎えました!宮崎県小林市--南国の山間部にあるこのまちに、2024年春、小さな支社が誕生しました。それが、「小林支社」です。地方と聞...
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ー地方で働く意味を、もう一歩深く考えた1年ー
こんにちは。
小林支社長の上竹です。
先日、小林支社は設立から2年を迎えました!
1年目は、支社を立ち上げ、地域の方々と出会い「地方でも挑戦できることがある」と実感した1年でした。
そして2年目。
私たちは、ただ地域に"いる"だけではなく、地域の中で事業をつくり、人を育て、仲間とともに挑戦するフェーズに入りました。
もちろん、うまくいったことばかりではありません。
悩んだことも、立ち止まったこともあります。
それでもこの1年を振り返って、強く感じているのは、「地方には、まだまだ可能性がある」ということです。
今回は、小林支社の2年目を振り返っていきたいと思います。
1. 1年目の挑戦から、2年目の実践へ
2. 地域とともにつくる、新しい事業への挑戦
3. 地域の若者と出会い、育てる取り組み
4. 小林支社らしい学びの文化
5. これからの小林支社
1年目に蒔いた種を、少しずつ形にしていくフェーズに入りました。
地域の方々と話をする。
市役所や商工会の方々に相談する。
支社メンバーで何度も議論する。
まずは小さくやってみる。
そうした積み重ねの中で「地方で働く」ということの意味を、これまで以上に深く考える1年になりました。
地方に住んでいて感じるのは、課題との距離がとても近いということです。
人手不足、若者の流出、地域資源の活用、事業承継。
これらは資料の中の話ではなく、日々の会話の中にある"現実"です。
だからこそ、Vitalize小林支社としてできることは何か。
IT企業として、地域にどう関わるのか。
支社として、どんな価値を提供できるのか。
そして支社長として、メンバーにどんな挑戦の機会をつくれるのか。
この1年は、その問いに向き合い続けた時間でもありました。
2年目の小林支社を語るうえで、欠かせない取り組みがあります。
それが【キャンプ事業】です。
昨年の記事でも構想として触れていたキャンプ事業ですが、この1年で地域の方々と連携しながら、実際にイベント開催まで進めることができました。
きっかけは、「小林市の自然や施設を活かして、新しい体験価値をつくれないか」という想いからでした。
小林市には、豊かな自然があります。
空気や水、食べ物など、魅力的な地域資源にも恵まれています。
少し車を走らせれば、非日常を感じられる場所もたくさんあります。
ただし"あるだけ"では価値になりません。
誰に来てほしいのか。
どんな体験をしてほしいのか。
地域の人にとっても意味のある取り組みにできるのか。
事業として継続できるのか。
こうした課題に向き合い続けました。
市役所の商工観光課の皆さま、
ハーメックのじりの皆さま、
野尻町商工会の皆さま、
地域の方々に相談しながら、少しずつ準備を進めました。
まずは、社内メンバーでのキャンプ実施からスタートしました。
現地で実際に過ごしてみると、テントの配置、水回り、電源、食事、導線、安全管理など、机上では見えなかったことがたくさん見えてきました。
その後、外部向けイベントに向けて、計画書の作成、チラシの配布、SNSでの発信、予約管理、当日の運営準備など、支社メンバーで分担しながら進めていきました。
正直、キャンプ事業は簡単ではありません。
天候にも左右されます。
安全管理も必要です。
集客も簡単ではありません。
収益面でも、考えるべきことはたくさんあります。
それでも、この挑戦には大きな価値がありました。
なぜならキャンプ事業を通して、小林支社が「地域と一緒に事業をつくる」経験を得られたからです。
地域資源の活かし方。
自分たちの強みとの掛け合わせ。
IT企業としての関わり方。
そして何より、地域の人たちとの信頼関係の築き方。
この事業は、そのすべてを学ぶ機会になりました。
またキャンプ事業に限らず、栗事業など新たな事業案も生まれています。
もちろん、まだ構想段階のものも多いです。
簡単に事業化できるものばかりではありません。
それでも、こうしたアイデアが自然と生まれるようになったこと自体が、小林支社の2年目の大きな変化だと感じています。
地方創生という言葉は、少し大きく聞こえるかもしれません。
ですが実際には、
地域の人と話すこと。
困っていることを聞くこと。
自分たちにできることを考えること。
小さく試してみること。
その積み重ねなのだと思っています。
小林支社にとって、キャンプ事業はまだ始まったばかりです。
でも、この挑戦は間違いなく、2年目の象徴的な出来事でした。
2年目も引き続き「地域の若者との接点」を大切にしてきました。
インターンの受け入れや若手メンバーの研修、学習支援にも力を入れてきました。
プログラミングに初めて触れる人に、RubyやRails(※1)、HTML/CSS(※2)、Git(※3)、データベース(※4)、テスト(※5)、デバッグ(※6)などを学んでもらいました。
最初は、専門用語だけでも難しく感じると思います。
それでも日々の学習や振り返りを通して、少しずつできることが増えていく姿を見ると、私たち自身も大きな刺激をもらえます。
小林支社は、まだ大きな拠点ではありません。
だからこそ、メンバーそれぞれの成長が支社全体の成長に直結します。
誰かができるようになったことは、支社の力になる。
誰かが挑戦したことは、次の誰かの道になる。
そんな実感がありました。
(※1)アプリやサービスをつくるための仕組み
(※2)Webサイトの見た目をつくるための技術
(※3)作ったものを安全に管理するためのツール
(※4)情報を整理して保存しておく仕組み
(※5)正しく動くかを確認する作業
(※6)うまく動かない原因を見つけて修正する作業
2年目は、「学びの文化」も少しずつ形になっていきました。
その一つが、輪読会です。
「ソフトウェア開発現場の失敗」について学ぶ本を題材に、メンバー同士で読み、議論し、自分たちの開発やコミュニケーションにどう活かすかを考えました。
進捗確認の仕方。
報連相のタイミング。
チーム内の認識のすり合わせ。
仕様理解のズレ。
レビューや確認の重要性。
どれも実務の中で必ず向き合うテーマです。
また、支社メンバーでアプリを開発する取り組みも始まりました。
普段の業務だけでなく、支社内で小さなプロダクト開発に取り組む。
これは、技術力を高めるだけでなく、
要件を整理する力、設計する力、相談する力、レビューする力を育てる機会になります。
この文化は、これからも大切に育てていきたいと思っています。
3年目を迎え、小林支社はまた次のフェーズに入ります。
1年目は「立ち上げ」
2年目は「実践」
そして3年目は「継続と拡大」のフェーズです。
地域との関係性をさらに深める。
若手メンバーを育て、支社としての技術力を高める。
売上やPLにも向き合い、支社として自走できる状態をつくる。
そして、小林発の事業を生み出していく。
支社長として、この1年で「支社をつくる」ということは、単に拠点を構えることではないのだと改めて感じました。
小林支社は、まだまだ発展途上です。
だからこそ、一人ひとりが主役になれる環境があります。
地方にはたくさんの課題があります。
そして課題があるということは、挑戦の余地があるということです。
小さな拠点だからこそ、地域にも、仲間にも、課題にも近い。
その“近さ”を武器に、これからも小林から新しい挑戦を生み出していきます。
小林支社は、これからも挑戦を続けます。