〜エピローグ〜
この物語は
社員の入社当時の事を語ったものである。
ヴェシカに入社した当時、まだ未熟な新人社員たちであった。
何者であり、成長を続け、邁進していく情景はここでは語らない。
この物語は
自分たちが本当にやりたいことや、
何を大切にしているかを再確認し、何者になるかを決めた瞬間
すなわちエピソード【0】である。
今回は…教育委員会に所属していた「H」なるものについて記していこうと思う…
Hさんの物語 エピソード0
前職はどんなことをしてましたか?
前職は教育委員会に所属しておりましたが、そこで中学校の教員をしてました。
教育現場では、生徒の内面に寄り添い、適切に指導していかなければならない。
そういった大変さがありました。
特に中学生は多感な時期もあって、指導に従わなかったり、トラブル起こす事もあります。
また、悩みや家庭環境を考慮した相談ものりますが、教育現場というコミュニティにおいては、やはり規則に従って、毅然とした対応をしなければならない場面もあり、そこが特に大変でした。
入社に至ったきっかけはなんですか?
前職で職場全体でIT化を進めようとする動きが高まっていて、授業にも活用しようという試みがありました。 その活動を通して、IT業界に興味を持っていたところ、求人サイトで未経験エンジニア募集の求人ページを見かけたのがきっかけでした。
また、最近よく聞くDXやチャットGPTの話題もとても気になっていて、それで最先端の技術に触れられるIT業界の転職も考えていたのです。
元々入社前から、YoutubeやUdemyなどでプログラミング学習講座を見ていましたが、実際に学びを活用できる現場に飛び込みたいと思っての入社しました。
入社時のIT業界のイメージ
率直に、すごい技術力と実力を持ったエンジニアの方々がたくさん活躍されているイメージが強かったです。それと同時に、自分なりに調べて、プログラム言語や業務内容もエンジニアによって幅広いことも把握もしていました。
色々と調べ、担当営業とも相談した結果、現在はデータを活用したエンジニアを目指したいという方向性も定まりました。いずれ自分も、十分な実力を備えたエンジニアになるべく、全力で取り組んでいる最中です。
直近の業務はなにをしていましたか?
モバイル通信の基地局設置で、データチェック業務を担当していました。
この業務では、周波数や緯度・経度の誤りがないか?それを確認することが業務です。
もしも誤ったデータで基地局を設置してしまうと、通信障害が発生してしまう可能性があるためです。
そのため、現場ではExcel VBAなどのツールを活用してデータをチェックし、ミスがないように注意深く作業を進めていましたね。
そのチェック作業は多い日で10件あり、常にチームで協力して、ミスを防ぐためにダブルチェック体制で進めてました。もちろん業務が早く終わった場合は、チームメンバーの手助けもしました。
ダブルチェックのみならず、基地局によって異なるツールを使用していて、その実行だけでも結構時間がかかるんですよ。なので私も、可能な限りサポートするよう心がけていました。
今目標にしていることはありますか?
現在はOracle DB Bronzeを目指しています。
これを目標に掲げた理由が2つあります。
1つは前の現場でデータを扱っていたため、データを取り扱う事に強い興味を持つようになりました。
2つ目は、「データを扱うエンジニアを目指したい」と担当に相談をしたところ、その方向性の案件獲得に向けた動きが必要になりました。
そのため、今は資格取得を目指し、まずはSQLの学習に全力を注いでいます。
データを扱う業務やデータベースの学習を通して感じた事はありますか?
データというのは、それを使う企業や団体にとっては財産であり、一歩扱い方を間違えればニュースに出るような、大きな事件に発展することもあります。
データエンジニアを目指すにあたり、そうした"責任"を持って挑まなければならないという自覚を持つことが大事だと認識しています。その上で、データエンジニアの業務に取り組んでいきたいと考えるようになりました。
ここまでインタビューに答えていただき、ありがとうございます。
最後に、Hさんが今ハマっていることがあれば教えてください。
文房具収集と鑑賞が趣味ですが、特にペンにハマってます。
やはり描き心地や手触りがよかったり、デザインが素晴らしいと、仕事や勉強が楽しくなるというか、良い影響があると実感してますね。
この写真のペンは、なんというものですか?
CARAN D'ACHE 849(カランダッシュ849)です。
これの良いところは2つ。
まず、ボディが金属製なのでしっかりとかけます。
加えて、鉛筆をモチーフにした独特のデザインが非常に気に入ってます。
この物語は
何者になるかを決めた瞬間 エピソード【0】である。
この者が本伝に登場し、
あのような活躍をするとは、今はまだ誰も知らない。
だが、その軌跡の一歩目はここにある。
今後もこのエピソード【0】を記録しつづけていこう。
次回は何者であるかはまだ決まっていない。
まだ、何者でもないのかもしれない…。
それはもしかすると、あなたなのかもしれない。