株式会社ヴェシカのエンジニアは
クライアント先に常駐をして、働くスタイルです。
そのため現在のエンジニアは、
クライアント先での仕事がメインの業務となります。
思い込みで仕事を進めないよう、
研修を通してある程度のビジネスマナーを培っておく必要があります。
そこで…入社間もないエンジニアの方々には、ワークショップを通して
ロジカルシンキングや、ビジネスマナー研修に加えて、
社員同士のコミュニケーションの場としても、グループワークを受けてもらっています!!!
今回はメルカリ社の
【無意識バイアス】ワークショップを体験してもらいました。
「無意識バイアス」とは…
普段の生活や文化による影響で、
無意識下に培われた「思い込み」や「偏見」を指す呼称です。
具体的には、「性別」や「人種」「年齢」などの属性だけで、
無意識の間に「決めつけ」を行ってしまうことを指します。
「無意識バイアス」ワークショップを実施する目的
まず先にバイアスそのものが悪というわけではありません。
無意識下でラベリングなどをすることで素早く意思決定を行い、
行動に移すなどができる活用方法もあるのです。
しかし、「無意識なバイアス」の中には
個人の成長の可能性を阻害したり、
思い込みによる仕事や人間関係上のトラブルも招きかねません。
ひとり一人がこの「無意識バイアス」を
日常的に意識する習慣を作ることで、
意思決定やコミュニケーションが無意識に影響されていないか、
自ら気がつけるようになることが目的です。
▶︎メルカリ、「無意識(アンコンシャス)バイアス ワークショップ」の社内研修資料を無償公開
https://about.mercari.com/press/news/articles/20210225_unconsciousbiasworkshop/
「無意識バイアスワークショップ」のゴール
1.知識:無意識バイアスを理解する
2.意識:自分の無意識バイアスを意識できるようになる
3.スキル:自分と他者に存在する無意識バイアスを意識する習慣をつける
※この3つを通じてアクションにつなげること。
「無意識バイアス」ワークショップの実際の流れ
研修では導入時はメインディスプレイで読み進め、
体験で使用する資料は共有をしてワークショップを進めます。
資料通りに進めると、話を聞く場面の方が多くなるのですが、
体験ワークの時間を長く取り、考えられる要素、
意見をできる限り多く出してもらいました。
【所要時間】:1時間30分程度
【内 容】
1.「無意識バイアス」とは?
2.「よくある無意識バイアス」
3.「 無意識バイアスセルフチェック」
4. アウトプット
無意識バイアスをやってみて
弊社のワークショップは新入社員に体験してもらうのですが、
どこに無意識が働いているのか?などは、ある程度目測がつけられている印象を受けました。
最近の若い世代は普段からSNSなどで、感情や情報をキャッチしている分
鋭いのかもしれないですね😌
ただ、無意識がどこに働いているのだとわかっても、
それはどのような無意識なのか、
なんと言えば伝えられるのか?この部分に関してはより深く学習できたようで、
取り組んでよかったと感じるワークショップでした。
いくつか具体的なバイアスの名称がありますが、
個人が印象深かったものは【マイクロアグレッション】です。
言い換えれば…
無自覚の「けなし行動」
具体例として…
・「お正月休みはいつからとるの?」(宗教の決めつけ)
・「たったそれだけの食事で足りるの?」(大柄な人に対して)
・「女子力高いよね」(お弁当を持った女性に対して)
自分の思い込みでこうであるはずだと決めつけた発言をすることで、
相手を不快にさせてしまうことがある。
人事という立場上この辺りの伝え方は特に意識しておきたい部分でした。
某書籍などで語られていることですが、
「自分の思ったままを言うのではなく、相手のことを想像して話せるかどうか」
自分が一つの物事に対して、どう理解しているのかを俯瞰的に見つめることが常に大切です。
いつも思うことですが、
意見を交わすワークショップは、
社員同士のコミュニケーション力の向上と集中力アップにオススメですね!