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はじめまして、株式会社var(ヴァー)です。
株式会社varは「ITで夢が叶う社会を作る」というミッションのもと、2020年11月に設立されたテクノロジーカンパニーです。読者の皆さんに、varがどんな事業をしていて、どんなメンバーが働いているのかを知っていただきたく、今日は代表の古里に創業秘話を聞いてきました!
創業から3年、改めて創業の背景や思いについて語って頂きました。
エンジニアとしてのキャリアのスタート。その経緯は?
--- 大学は理工学部で、大学院は中退でしたね。その後、AWS Japanに入社したり、会社を作ったり、と数年間で様々なことにチャレンジしているように見えるのですが、どういう考えだったのですか?
そうですね。大学卒業以降は、激動の2年間くらいを過ごしていました。
私は、大学4年生の頃にプログラミングを学習し始めたのですが、その理由は「3年生の就職活動で全滅したから」です。勉強は、それなりに得意でしたし、勝手に自分の市場価値は高いと慢心していました。が、就活は全滅。私にとってのターニングポイントです。
この時「僕は、なんのスキルもない弱い人間だな」と感じたんです。これが悔しくて悔しくて、これではいけないと思い、たまたま見つけたのが「プログラミング」です。なんとなくドラマでハッカーかっこいいなと思っていたことや、友人に得意な人がいたという理由で、これしかないと思い学習を始めました。
当時は、「スキルが身に付かなかったら自分は終わり」だと思っていたので、毎日12-14時間ほど勉強したことを覚えています。象徴するエピソードとしては、PC熱の低温火傷で、手のひらの皮が全部剥けたことがあります(笑)それでも尚、のめり込めるくらいに私はエンジニアとしての勉強が好きでした。
ちなみに、大学院への進学はポジティブなものではなく、それしか選択肢がなかっただけです。なんせ、就活で全滅しているので、、
--- そうなんですね。。全滅とは意外ですね(笑)
はい(笑)
でも、1年以上、必死に学習をすると、人間やればできるものです。かなり幅広く知識が身に付きましたし、アルバイトや副業で、学生にしてはいい額が稼げるようになってくるんですよね。私の場合は、運もあり学費をペイできるくらいのお給料をもらえることもありました。
そして、「大学院で得られる経験」と「中退して、働きながら学べる経験」を比較した時に、明らかに後者に利があったと考えたので中退しました。ほとんどの人に反対されましたが、それもまた一つの試練だったと思っています。反対されたくらいで踏みとどまるならば、独立はしない方がいいです(笑)
私は、ハイリスクハイリターンを選択する側の人間です。やりたいことがあれば、それに向かって努力すればいいじゃないか?全て捨てる覚悟でやればいいじゃないか?という感じです。
--- なるほどです。では、その後にAWS Japanへの就職やvarの設立はどういう経緯だったのですか?
実は、AWS Japanに就職する前に、varを立ち上げているんです。大学院中退後は、個人事業主として活動していましたので、いろいろな開発案件や、プログラミングスクール事業を小さく始めていました。その時に、漠然と「起業したい。社長になりたい」という感覚はあったので、varを設立しています。
一方で、GAFAで働いてみたいという気持ちと、個人事業主時代で培ったクラウドへの知見を理由に、AWSの採用面接を受けました。なんやかんやあって、内定して就職する形になります。この時に学んだのは、Amazonは組織の力で、ここまでの大企業になっているということです。もちろん、事業のアイディアが優れいているということもありますが、それ以上にカルチャーとチームの力をすごく感じました。この学びは、今の経営においても非常に役立っています。
この頃から、AWSのような素敵なカルチャーを持ち、素敵なチームがある会社を作りたいという気持ちも出てきました。そして、改めて経営者として勝負しようと思い、今に至ります。
株式会社varの名前に込めたものとは?
--- ありがとうございます。そういえば、var(ヴァー)って不思議な名前だと思っていたのですが、なぜこのような名前にしたのですか?
そうですよね(笑)
これは、variable(=変数)という英語から取ってきました。私自身がエンジニアだったので、Go言語やJavascriptでもよく出てくる「var」という単語に親しみがあったのです。意味としては、会社という変数に、いろいろな値(人・事業・お客様)が入ってきて欲しいという思いです。
varは、システム開発やプログラミングスクールを運営しているため、いわゆるIT企業だと認識されがちなのですが、実はそうではありません。varという変数には、IT以外に飲食・観光・エンタメなどもっと幅広い事業が入ってきて欲しいという思いも込めてます。
「テクノロジーを通じて、夢や目標を実現する環境を提供する」というミッションにもあるように、「夢や目標が叶う環境」を作ることがこの会社のゴールです。エンジニアとしてキャリアを始めたけど、営業がやりたくなったという方には、ジョブチェンジも歓迎してますし、介護職からエンジニアを目指したい!という方が、エンジニアとして働いてくれてもいます。バーを作るのが夢だというスタッフのために、本気でバーを作ろうともしています。
要するに、何かしたいと思った時に、それがこの会社で実現する環境を作るのがvarの存在意義になっているのです。だからこそ、採用面接では必ず夢を聞くようにしています。
株式会社varが目指す場所とは?
--- 「何かしたいと思った時に、それがこの会社で実現する環境」と言っていましたが、古里代表はどんなことを実現しようとしているのですか?
私は、オフラインの世界にテクノロジーを実装したいと常々考えています。正直に言いますと、アイディアは、まだ思いついていません。しかし、わかりやすいところで言うと、Ubereats・Airbnb・NOT A HOTEL・PayPayのようなオフラインとITを組み合わせているソリューションに美しさとやりがいを感じています。
というのも、エンジニア出身の私ではありますが、サッカーをしたり、キックボクシングをしたり、みんなで飲み会や旅行に行くことが好きなタイプの人種です。オフラインの世界に対してすごく興味があります。
ですので、飲食店とかは本当にやってみたいと感じていますし、旅行も好きなのでAirbnbやNOT A HOTELのようなプロダクトにいつも羨望しています。しかし、varはまだオンラインだけの会社です。ビジネスのイロハもまだまだ勉強中です。チームのみんなと一個ずつ勉強して、苦手なことは得意な人で補い、少しずつできることを増やしていきたいと考えています。
私は、HUNTER×HUNTERのジンが言っていた「道草を楽しめ。ほしいものより大切なものがきっとそっちに転がってる」という言葉が大好きです。そんな道草を一緒に歩める仲間を募集しています。
--- 古里さん、ありがとうございました!