こんにちは!!もっちです。
2026年6月19日(金)、株式会社バカンは第11期のキックオフイベント「VAMP2026」を開催しました。
今回のVAMPのテーマは「お互いを知ることから、AI Nativeは加速する」。AIが業務のあらゆる場面に浸透するいま、バカンはなぜ「人と人がお互いを知ること」をキックオフの中心に据えたのか。当日の様子をレポートします!!
VAMPとは
VAMPとは、VACAN CAMPの略称。バカンが毎年期初に開催する全員参加型の一大社内イベントです。相互理解・意見交換・一体感の創出を目的に、部署を超えたメンバーが一堂に集まります。「VAMP2026」と銘打たれた今回は、新メンバーも多数迎えた第11期のスタートを飾る場となりました。
「AI Native」とは
バカンは今期、会社全体の方向性として「AI Native」を掲げています。
バカングループにとってのAI Nativeとは、AIを単なる効率化ツールとして捉えるのではなく、プロダクト・業務・組織文化・顧客体験の中心に置き、全事業の生産性と創造性を引き上げる経営方針です。その構成要素は3つあります。
- AI in Products(サービスへのAI組み込みを。)
事業・サービスにLLMを深く組み込み、AIがプロダクトの中核を担う設計にすること。 - AI via MCP(AI/LLMとの連携必須に。)
MCP等のプロトコルを使用して、AI経由で導入先やユーザーとコミュニケーションするプラットフォームを構築すること。 - AI for Operations(社内業務の中心へ。)
AIを前提として社内業務を見直すことで、圧倒的な業務効率化を実現し、必要最低限の人員で最大のアウトプットを実現すること。
この3つを同時に推進することで、バカンはAI Nativeな会社へと進化していきます。そうしたなかで今期のキックオフに込められたメッセージは、「AI Nativeだからこそ、人間同士がわかり合うことがより重要になる」というものでした。
なぜ「相互理解」がテーマなのか
AIの活用が進むほど、業務スピードは劇的に上がります。しかしそれは同時に、コミュニケーションのズレも加速させてしまうリスクがあります。
前提のすれ違いが小さいうちは大した影響がなくても、スピードが上がれば上がるほど、そのズレが引き起こすロスは大きくなります。だからこそ、速く動く前に、一緒に働く仲間の「背景・考え方・価値観」をしっかり理解し合っておくことが重要だというのが、今期キックオフの出発点でした。
AI Nativeな会社として進化していくために、「テクノロジーを使いこなすこと」と「人間同士が深く理解し合うこと」を同時に追い、コミュニケーションの溝が加速しないようにする——それがVAMP2026の本質的なテーマでした。
ノベルティに宿ったAI Nativeの思想
開始前、参加者にはオリジナルTシャツが配られました。背面には波括弧「{ }」のモチーフが描かれており、拡大すると、その輪郭が434個の粒で構成されています。
- コンセプト: AIを象徴する「有機的な粒」と、コードを象徴する「波括弧 { }」を融合しています
- 制作: 粒の生成・サイズ調整・配置はすべてClaudeが担当し、SVGで書き出してそのまま入稿しました
- 効果: 手作業なら8〜15時間かかる工程を、Claudeとの約20回のやり取りで約1時間に短縮しました
「AIで作る」だけでなく、「AIで作ること自体をメッセージにする」——そんなバカンらしい遊び心が詰まったノベルティでした。
部長パネルディスカッション:全社として大事にしたい姿勢とは
今回のメインコンテンツのひとつが、各部門の責任者が登壇したパネルディスカッションです。CFOの荒川さんモデレートのもと、2つのテーマで熱い議論が交わされました。
各部門の責任者が、普段なかなか全社に向けて発信する機会のない「会社全体への思い」を語るこのセッション。立場も部門も異なる8名でしたが、発言の中にはいくつもの共通するテーマが浮かび上がりました。
ひとつは「自分目線から、全体目線へ」というメッセージです。自部門や自分個人の最適ではなく、会社全体として何が正しいかを判断の基準に置く。俯瞰した視座で動くことが、今のバカンに必要だという声が複数の部長から上がりました。
もうひとつは「AIで余白をつくり、人との時間を増やす」という考え方です。業務をAIで効率化することは目的ではなく手段であり、生まれた時間をチームや顧客との対話に充てることこそが価値を生む——今期のキックオフテーマとも深く重なるメッセージが、現場を率いるリーダーたちの言葉からも自然と出てきていました。
そして共通して漂っていたのは、健全な危機感と当事者意識です。10周年という節目を迎えながらも、「まだ道半ば」「もっとできる」という姿勢を大切にしたいという思いが、それぞれの言葉に込められていました。
ライフラインチャートシェア:人生の波を、仲間と共有する
そしてもう一つのメインコンテンツは参加者全員がグループに分かれ、「ライフラインチャート」を使ったセッションで自身の背景や価値観を共有しました。
ライフラインチャートとは、横軸に「年齢・時間」、縦軸に「幸福度・満足度」をとり、これまでの人生の波を折れ線グラフで描くツールです。受験の失敗、転職の迷い、子育てや病気と向き合う等、人それぞれの山と谷が、このシンプルなグラフに凝縮されます。
「学生編」「社会人編」の2回に分けてチャートを作成し、グループ内でシェアしました。「そのとき、何を考えていたのか」を語り合うことで、普段の業務では見えないバックグラウンドが共有され、「あの人はなぜあの判断をするのか」という理解が深まります。評価や批判ではなく、純粋に「知ること」を目的としたこのセッションは、参加者同士の距離を一気に縮めていました。
18名の新メンバーが加わりました
今年の1月から6月の間に新たに18名がバカングループにジョインしました。DX事業本部、メディア事業本部、開発本部、コーポレート本部、グロース推進室、VACAN Technologiesと、幅広い部門にわたる新しい仲間たちを全社でウェルカムするスライドは、キックオフ開幕の温かい空気を作り出していました。
おわりに
「AI Nativeであること」と「人間同士が深くわかり合うこと」は、一見矛盾するように聞こえるかもしれません。しかし、バカンが今回示したのは、その両方が切り離すことができない重要な要素だということです。
AIが得意なことはAIに任せ、人間が生み出すべき価値、信頼、対話、理解に集中する。そのために、まずお互いを知ることから始める。
第11期のバカンが、どんな景色を作っていくのか。VAMP2026はその出発点になりました。