こんにちは!uyet広報の高柳です。
今年7月に始まった「まちスパチャプロジェクト」。
こちらはVTuberと一緒に「地域の魅力」を発信するプロジェクトになっておりますが、なぜこのプロジェクトが生まれたのか、また今回はお伝えできればと思っております。
こちらの記事は中で働くスタッフの「生の声」をお届けできるよう、実際にインタビューを行って記事を書いております。
今回はuyet設立当初から今まで会社を引っ張ってきたメンバーの1人である、事業プロデューサーの金井洸樹さんにインタビューをさせていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
“まちスパチャプロジェクト”の誕生秘話
ーまちスパチャプロジェクトが始まったきっかけを教えてください。
金井:VTuber業界が盛り上がっていくと共に毎月たくさんのVTuberさんがデビューしているのですが、最近は自分の出身地に誇りを持ち、出身地を盛り上げたいという強い思いで活動を行っているVTuberさんが多数出てきています。
uyetでは創業当初からVTuberさんの活躍の幅をもっと広げていきたいと思い、VTuberに関連した多種多様なプロジェクトを行っているのですが、自分の出身地を盛り上げようとしているVTuberさんたちが、VTuber活動を通して地域に対する知識を活かせられるものは何かないかと考えていていた中で生まれたのが「まちスパチャプロジェクト」です。
またファンの方がVTuberさんを応援する中でお金を使う機会があると思うんですけど、そのお金の行き先がちゃんと目に見えるような形になっていて、VTuberさんを応援するために使ったお金が社会貢献として使われていることがわかるようなったら、VTuberにとっても、応援しているファンにとっても良いことだと思いました。
そこで各地域を応援する形として最近普及してきた「ふるさと納税」に着目し、VTuberさんの応援のために使われたお金が「税金」という形で世の中に活かされて、それと同時にVTuberさんの活躍の幅がさらに広がることでファンの方も気持ちよく応援できるんじゃないかなと思ったのもきっかけの一つですね。
課題解決を目指す「まちスパチャプロジェクト」
ーまちスパチャプロジェクトでは地域やVTuber業界の課題を解決を目指しているとのことでしたが、現時点で地域やVTuber業界の課題はどういったところなのでしょうか?
金井:東京や大阪などの首都圏に人が増えていく中で、現在首都圏以外の地域で「過疎問題」が深刻化していると思います。
またとても魅力的な地域ではあるものの、その地域で行っているPRが上手くいかず、全国的になかなか注目してもらえないという悩みを持っている地域も多いと思います。
PRを積極的に行う地域が増えている中で、PRが上手くいって地域を盛り上げることができている自治体さんがいらっしゃる一方で、なかなかPRの効果が現れずに困っている自治体さんもいらっしゃって、PRが上手くいっている地域と上手くいってない地域の差がどんどん開いてしまっていることが現状なんですよね。
全国的に有名であれば旅行先の候補として挙がりやすかったり、SNSが普及した今、SNSをきっかけに話題の観光地というのは見つけてもらえやすくなっています。
ただ全国的に知名度があまり高くない地域だったり、PRがあまり上手くいっていない地域の場合、その地域自体は魅力がたくさんあったとしても、その地域を知ってもらえる機会がないとそもそもその地域のことを知ることすらできないと思います。
そのような中で、「地域活性化」を積極的に行っていきたい地域では、たくさんの人に見つけてもらうためのアクションをしないといけないというのが大きな課題だと思います。
でも、この課題って「VTuber」も一緒なんですよね。VTuber業界が段々と大きくなっていく中で、VTuberさんの数というのがかなり増えてきましたが、たくさんのVTuberさんがデビューして活動を行う中で、なかなか存在を見つけてもらえない方もいらっしゃいます。
なかなか見つけてもらえないと、活動が難しくなってVTuber活動を辞めてしまったり、VTuberとしてデビューから1年以内に活動を休止してしまうということが多いんですよね。VTuber活動を行う上でまずは多くの人に自分の存在を知ってもらうことが難題だったりするんですけど、それが本当に「地域の課題」と全く一緒で…。
なので、今後「まちスパチャプロジェクト」を行う上で、このプロジェクトが地域に対してもVTuberさんに対しても多くの方に知ってもらうきっかけを提供する場となり、両者の取り組みがちゃんと形あるものにできるような事業にしていけたらいいなと思っています。
地方の魅力を発信するため「漫画」を選んだ理由
ーまちスパチャプロジェクトでは今後どういったコンテンツが展開されていくのでしょうか?
金井:段階では一旦「漫画」コンテンツを継続的に出せる体制を作っていきたいと思っており、それに伴ってもっと各地域と連携を取りながら、地域とVTuberで何か取り組めるものをどんどん増やしていけたらなと思っています。
最終的には地域もVTuberさんもお互いにちゃんと認知度が上がり、お互いにメリットがあるシステムを作っていければと思っています。
ーちなみになぜ「漫画」というコンテンツを今回選ばれたんですか?
金井:「漫画」コンテンツを選んだ理由はいくつかあるんですけど、まず1つ目に「漫画」というコンテンツが日本の文化に馴染んでいるというところで選びました。
「VTuber」ですがここ数年で誕生したコンテンツであり、近年やっと若年層には浸透し始めて認知度も高くなりつつありますが、全国的には「VTuber」を知っている人はまだまだ少ないと思っています。
そのような中で、VTuberを知らない人でもちゃんと馴染みがあるコンテンツにしたかったのが理由で「漫画」を選びました。
2つ目は「漫画」は形に残るコンテンツであり、VTuberさんが精一杯頑張ってきた証として今後も形に残るのがとても良いと思い、今回のプロジェクトでは「漫画」コンテンツを選びました。
“まちスパチャプロジェクト”の今後について
ー今後どのようなサービスを目指していきたいですか?
金井:今後は地域もVTuberさんも両者が前向きに協力し合いながら、一緒にコンテンツを作っていこうという流れを作ることができればと思っております。
「地域活性化」を行う上で地域で頑張ろうと思っても限界がありますし、VTuberとしての地域を盛り上げようと思っても限界があると思っています。
それが仮に一地域だけが精力的にVTuberと取り組みを行なってもなかなか広がっていかなくて、その取り組み自体もその地域のみでの影響のみになってしまうことが多いと思うんです。
地域とVTuberが力を合わせて行う地域のプロジェクトがなかなか広がらずにすぐに終わってしまうのを見るのが、僕は本当に悔しくて…
今後はもっといろんな人たちに魅力的な地域があることを知っていただき、精力的に活動を頑張っているVTuberさんがいることを知ってもらえるような取り組みを行なっていきたいです。
それこれ「まちスパチャプロジェクト」が地域とVTuber業界を盛り上げるための「ハブ」になれればと思っております。
“まちスパチャプロジェクト”について
「まちスパチャプロジェクト」は、「VTuber×地方×漫画」を通して地方の魅力をファンの皆さんに向けて発信するプロジェクトになっております。