今回はハンガリーの大学生でリモート勤務をしているインターン生にハンガリーの歴史的背景と魅力を聞きました。
ヨーロッパの中心に位置するハンガリーは、周囲をオーストリア、スロバキア、ルーマニアなどに囲まれており、四季があり、冬は寒く夏は暑い気候が特徴です。面積は日本の九州ほどの大きさで、人口は約970万人です。
ハンガリーの成り立ち
ハンガリーの歴史は9世紀末までさかのぼります。このころ遊牧民として知られるマジャール人が、ヨーロッパ東部から移動し、現在のカルパチア盆地に定住しました。この地に根を下ろしたマジャール人は、徐々にキリスト教を受け入れ、1000年に建国されたハンガリー王国の初代国王イシュトヴァーン1世(聖イシュトヴァーン)によって安定した国家体制を築きました。
19世紀後半になると、ハンガリーはオーストリア=ハンガリー帝国の一部として大きな繁栄を迎え、この時代、首都ブダペストは急速に発展し、建築、文化、教育、産業の中心地として成長し、ヨーロッパ文化の交差点として、芸術や音楽が盛んに発展しました。ドナウ川を挟む街の両岸に広がる美しい建造物、特に世界遺産にも登録されている国会議事堂やブダ城などの壮大な建築物は、この時代の象徴です。
このころ、世界的に有名な作曲家フランツ・リストや建築家オドン・レヒナーなどが活躍しました。
20世紀のハンガリーは、戦争と政治的変革の影響を大きく受け、激動の時代となります。これまで、オーストリア=ハンガリー帝国として繁栄していましたが、第一次世界大戦後国土の大部分を失い、国は大きな試練に直面します。その後、第二次世界大戦を経てソビエト連邦の影響下で共産主義体制を経験しました。この時代、自由が制限され、多くの人々が厳しい生活を余儀なくされました。
しかし、1989年には共産主義体制が崩壊し、ハンガリーは民主化と市場経済への移行を果たします。その後は欧州連合(EU)への加盟(2004年)を通じて、経済や国際的な地位を着実に向上させていきました。
ハンガリー在住者から見る魅力とは?
① 世界遺産の街並み
首都ブダペストは、ハンガリーの魅力を凝縮した都市です。ドナウ川に架かる「くさり橋」や、丘の上にそびえるブダ城地区は、歴史の重みを感じさせる絶景スポットです。特に夜景は格別です。
② 食文化の奥深さ
ハンガリー料理もこの国の魅力の一つです。伝統的なグヤーシュスープやパプリカをふんだんに使った料理は、多くの観光客を魅了しています。また、甘いトカイワインは「王のワイン」として有名で、世界中のワイン愛好家から支持されています。「食べられる国宝」と呼ばれる「マンガリッツァ豚」も興味深いです。
③ 温泉文化
日本人になじみのある温泉文化はハンガリーでも愛されています。ハンガリーはヨーロッパ屈指の温泉大国でもあり、特にブダペストには歴史ある温泉施設が多く、セーチェニ温泉やゲッレールト温泉などが観光客に人気です。温泉文化は、地元の人々にとってもリラクゼーションの一環として親しまれています。
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私たちのチームでは、AIやIT技術を活用したプロジェクトを進める中で、グローバルな視点を持つメンバーとともに成長を目指しています。現在はハンガリーだけでなく、米国の名門大学のインターン生も2名おり、EC事業のデザインはロンドン在住のデザイナーに業務委託しております。
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