弊社のMISSION「クリエイティブとテクノロジーの可能性を提案し続ける」を僕がどのように解釈しているか書いていきます。
グーテンベルクの活版印刷
中世のヨーロッパでグーテンベルクが活版印刷技術を発明、実用化しました。手書きでは不可能だった書物の大量生産が可能になりました。最初の情報革命です。ドイツの人と、イタリアの人が同じ時期に同じ本を読めるようになったのです。
「僕はこう考える」、ある人の思想がすごい速さで広範囲に広まるようになったのです。規模の大きな啓蒙活動が可能になりました。この事がルネサンス、宗教改革に繋がります。テクノロジーが世界が変えていったのです。
ちなみに最初に印刷された書物は聖書と言われています。現在世界中にキリスト教が広まっているのは、この時期に活版印刷が発明され大量の聖書が発行されたためだと考えています。人から人への口述による伝承だけでなく、書物による情報伝達も行われました。その事が拡大の要因ではないでしょうか。
カリグラフィー
活版印刷が発明される以前、書物は主に羊皮紙に手書きで記録されていました。その羊皮紙は高価だったので、1枚になるべく多くの文字を詰め込むために表現の工夫が行われました。それがカリグラフィーです。1枚の紙になるべく多くの情報を入れつつ読みやすさを担保する、まさにデザインです。
手書きから活字へ移行すると、今度は様々な種類の活字を作りだすことになります。書体も色々、素材も色々。全ては情報伝達を円滑にするため、まさにデザインです。
革命は続く
活版印刷やカリグラフィーを発明した先人の意思を弊社は受け継いでいると、僕は考えています。現代の活版印刷がインターネット。弊社はクライアントの情報革命を支援してるのです。
たかがWEBサイト、されどWEBサイトです。
WEBサイトが作られる目的は様々。でも、全てのWEBサイトは「伝える」ために作られています。下町の定食屋さんのWEBサイトもグーテンベルク聖書も同じです。伝えるためです。
そして、テクノロジーと人々を繋ぐのがデザインであると考えています。そのテクノロジーがもたらす表現を認知させ理解させるためにアレンジするのがデザインです。テクノロジーは常にデザインを必要とします。デザインがあってのテクノロジーです。どちらか片方が欠けては、革命は発生しません。
ってことを考えていると、WEB屋の仕事の見方が変わってきます。
世界史の教科書には載らない小さな革命を起こし続けていこう。
クリエイティブとテクノロジーの可能性を提案し続けよう。
一緒に革命起こしません?