NTTコム・オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、NTTコミュニケーションズのグループ会社として2012年に設立されました。デジタルマーケティング領域の中でも、主に企業と顧客との直接的なマーケティング・コミュニケーション支援を事業領域とし、「TREASURE CDP」の導入支援も行っていただいています。
「Webサイトがデータベースと繋がるのは現在の大前提であり、そこからコミュニケーションの視座でさらなる顧客価値向上に繋げることができる」と、CIMエバンジェリストの嶋田 貴夫氏は話します。今回は同社が提供する「GIGYA」についてご紹介いただきました。
「カスタマー・アイデンティティ・マネジメント」におけるNo.1ツール
オムニチャネル施策を実行する場合、アノニマスの状態のお客様から会員になってもらう必要があります。その会員データをもとに、分析して施策に活かすという流れです。お客様を会員化してデータの提供を受けるという施策の最初の部分において、「カスタマー・アイデンティティ・マネジメント」というソリューションが立ち上がっています。 「GIGYA」は、「カスタマー・アイデンティティ・マネジメントという新しい施策の、グローバルでナンバーワンのツールです」(嶋田氏)。
海外で「GIGYA」を活用する120社に調査したところ、活用前に比べてLTVが平均で5倍に引き上がったという結果も出ています。
ソーシャルログイン機能で会員登録率をアップ
会員化についての課題として、まず「会員登録率が伸びない」ということが第一点で、続いて「登録後の再ログインが為されない」という点が挙げられます。会員登録時に入力する情報が多いことなど、「スマホ1st」の時代に、ユーザーにとって煩わしい手間は致命的となります。
「GIGYA」の機能のひとつでもあるソーシャルログイン機能を使えば、最短2タップで会員登録が可能になります。例えばFacebookと連携して、お客様の許諾の上で名前やメールアドレス等の情報を取り込むことができます。
この機能は世界34のSNSやIDプロバイダに連携済で、中国やロシアなどローカル固有のSNSにも対応していますので、グローバルビジネスやインバウンド観光客の会員化にも有効です。また言語ごとにソーシャルログイン先を自動的に出し分けることで、非常に登録率が大幅にアップ(平均33%)したとのことです。
「GIGYA」は安全に顧客データベースを統合
次の課題として、「会員組織が複数あり、個別に情報を管理している」という場合。「GIGYA」では安全に、個別で登録された会員情報をひとつのデータベースで扱うことができます。会員情報やサービスの利用情報、アンケート情報などを統合して管理することが想定されます。リスクベース認証などの不正ログイン防止機能はもちろん、グローバルでの利用に耐えうるコンプライアンス対応機能を備えているため、すでに世界のリーダー企業が導入しています。
お客様の情報変化を自動取得し反映
「会員登録時にアンケートしても回答してくれない」という課題もあります。「お客様のことを知りたい」というのは昨今のデジタルマーケターの一番の要望です。「お客様を知る手段をGIGYAは提供します」(嶋田氏)。
加えて会員登録時から情報が変化した場合。「GIGYA」は情報を「少しずつ、その時の情報に合わせて」会員から取得する機能があります。(「プログレッシブ・プロファイリング」機能)。また、「ソーシャルシンク」機能で、SNS情報を自動的にキャッチアップして反映することも可能です。
「TREASURE CDP」とも連携を予定
「GIGYA」はマーケティング基盤と連携できる点も特徴です。現在70以上のツールと連携しており、「TREASURE CDP」とも今後連携する予定です。
イメージとして、各タッチポイントでお客様の情報を集める過程で、個人情報に類する情報を、個人情報を除いた属性データとして、または生データのまま「TREASURE CDP」に格納するなど、CDPの特徴を活用しクライアントの要望に応じた連携のあり方が想定されています。
トレジャーデータは2018年、デジタルマーケティングの祭典「TREASURE DATA “PLAZMA”」を開催します。「Network Showcase」の規模を拡大、デジタルマーケティングの最新トレンドを提供し、デジタルトランスフォーメーションを加速させるイベントです。2018年2月19日からスタートします。イベントサイトでプログラムの詳細を紹介しています。