【徹底業務効率化〜第一回ITリテラシー向上勉強会〜Vo.1】 | 株式会社TRASTA's Blog
Hola! Buenas tardes.(スペイン語でこんにちは)本日第一回目のITリテラシー向上勉強会を開催しました。こちらの勉強会は、トラベルテック部の社内エンジニア・ITエクスパートの岩本...
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GutenAbend(ドイツ語でこんばんは)広報担当の早田です。
7月19日に第一回目のITリテラシー向上勉強会を開催しました。
今回のVol.3、テーマは「情報リテラシー」です♪
この勉強会は、トラベルテック部の社内エンジニア・ITエクスパートの岩本・勢田・土居チーム主導で行なっています。月に2回ほど開催予定で、東京以外の社員もオンラインで参加します。(ビデオ撮影も行なっているので当日参加できなかった社員は後日オンラインにて講習を受けることができます)
第一回ITリテラシー向上勉強会〜Vo.1、Vol2は下記よりご確認ください♪
【第一回ITリテラシー向上勉強会〜Vo.3サマリー】
♢情報リテラシーとは
♢なぜ情報リテラシーがテーマなのか
♢情報に対する姿勢について
♢情報に分類について
♢情報を適切に扱う指針について
♢情報リテラシーとは
皆さんは、「リテラシー」という単語をご存知ですか?
「リテラシー(英: literacy)」とは原義では「読解記述力」を指します。
転じて現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われるようになり、日本語の「識字率」と同じ意味で用いられています。
今回の講義では「情報リテラシー」とは、情報を「適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現
する能力」、つまり情報を使って適切な意思決定をする能力のことを指すということとします。
♢なぜ情報リテラシーがテーマなのか
TRASTAでは、この半年〜1年ほどでSlackやDocBase、Kintoneなどの情報を取り扱うツールを多数導入してきました。日々Slackでの会話や会議の議事録、アンケート調査や個人の学びなど日頃色々な情報が社内で飛び交っています。
その反動として、これまでITに関わりが薄かった営業の方や建築士の方などから「Slackのチャンネル数が多い」「ツールが多すぎて情報の保存・共有など管理面の一元化がどの程度できているのかが不明」などの声がちらほら。組織としての、情報の整理や扱い方の指針が浸透していないため様々な不便が起こっていました。そこで、下記のような課題整理を行い、情報リテラシーを勉強会のテーマに設けました。
*この勉強会の内容は社内向けに社員が行なっているTRASTA独自の考え方となっています。
• 情報の扱いについて経営方針が打ち出されているが根付いてない
• 私たちが触れているものは事業を取り巻く莫大な情報のほんの一部
• 「情報が多すぎるという方」⇒知らなくてもいい情報が溢れている
• 「情報が少なすぎるという方」⇒知りたい情報が取得できていない
まとめると、ツールやチャンネルの多さなどではなく、まずは組織・個人の「情報」の扱い方が本質的な課題ということに。
♢情報に対する姿勢について
TRASTAではコミュニケーションツールにSlackというチャットツールを使用しています。Slackと呼ばれるチャットツールでチーム・目的・部署など様々な使用系統に合わせルームを設定、各ルームは全員に公開されており誰でも自由に会話・やり取りをみることができます。自分が所属していないチーム・プロジェクト・部署のチャットルームにも参加ができる環境ということです。TRASTAは「情報は常にオープンな状態」という環境整備を徹底し個々が自分に必要な情報を自分で入手・使用するという点を重視しています。今までは閲覧できる人が制限されているチャットルームもあり、参加メンバーしか見れなかった会話も14期を目処に全てオープンにしました。このように今は情報開示が徹底され、全社員が自分が取得したい情報を取得できる環境に整いつつあります。
その中で、ではどのような「姿勢」が情報に対して求められるのか。
• 自分の仕事に関する情報は、自分で取りに行く
• 情報に関する力を身につけていく
• 自分の仕事に必要な情報を取得する
• 自分の同僚・部下・上司に必要な情報を提供する力を身につける
• 得た情報から適切な意思決定を素早く行っていく
上記を通じてマインドセット・考え方やツールの使い方まで、いろいろなアプローチで情報を扱う力を身につけることが出来れば情報の姿勢が組織の改善に繋がるということです。
♢情報の分類について知ろう
情報に対する姿勢が組織の改善に繋がるというのは上記で理解できました。
では実際に情報をどのように扱えばいいのか。それを理解するために、まずは情報を分類する所からはじめましょう。「大事な情報」「大事じゃない情報」「希少な情報」「新しい情報」「古い情報」、、、情報の分類によって扱い方が変わっていきます。よって、情報を適切に扱うためには、 情報を適切に見分ける必要があります。色々な分類ができる中で、TRASTAにおける情報の扱い方の指針を説明するための2つの分け方を紹介します。
1つ目の分類は「ストック情報」「フロー情報」という分け方です。
・ストック情報 →図書館、機密情報、ウェブで観れる情報など(探しやすさ・正確さが重要)
・フロー情報→ 会議で話した内容、SNS 、身近に流れている情報など(情報の鮮度が重要)
ストック情報がフロー情報に変化したり、フロー情報がストック情報に変化したりと、お互いに変化する性質があります。
2つ目の分け方は「データ、情報、知識、知恵」です。
例)アンケートの結果を元に例のように段階ごとに振り分けてみました。
このように同じアンケート結果でも見方、使用の仕方によって分類できることがわかります(個人的にこの情報はとても勉強になり興味深かったです)
情報の分類には、情報の性質によって適切な扱いが変わるので情報を適切に扱うには情報の「見分け」が必要ということが今回の学びになりました。
♢情報を適切に扱う指針について
【徹底業務効率化〜第一回ITリテラシー向上勉強会〜Vo.1】に記載しましたがTRASTAは、スタートアップ企業としてスピードを命に個々が10倍のスピードで成長しなければいけないと述べました。その理由の1つは、”事業を成功させるため”です。事業を成功させるために、情報をうまく使って意思決定スピードをあげることが大切だからです。
これまで説明した2つの分類を活用してまとめると以下のように考えることができます。
どれだけ多くの良質な「知識」を、検索性の高いストック情報として保有し適正なタイミングで「知恵」を生み出せるかが、意思決定を素早く生み出すポイントになります!会議やチャット、口頭のコミュニケーションのフロー情報を「知恵」としてストック情報に交換しておくことが大切です。
より意思決定に影響が大きい知恵をたくさん生み出すために、「知識」をストック情報として組織にためていくことが重要です。「知識」はDocBaseに貯め、秘匿性が高いものやより正確性を求められる「データ」は Kintone に。全ての「知識」をストック情報として検索できるようにし、Slack で受け取る情報は自分が決める。このように情報を適切に扱う指針について明確にしておけばメンバーが情報の扱いに困ることもなく、必然的に決断力の速さ=スピードに繋がることができるのです。
今回の勉強をまとめると・・・
• 自分の仕事に関する情報は、自分で取りに行く(姿勢)
• 自分の仕事に必要な情報を取得する力を身につけていく
• SlackやMTGで流れていくフロー情報を、DocBaseにストック情報として保存し知識を貯めていく
• そして、知識から知恵を生み出し適切な意思決定を素早く行っていく
個人個人がプロフェッショナルとなり意欲的に学び、情報を得、行動に変えていくことで個人の成長、会社の成長に繋がります!
いかがでしたでしょうか。
同じような問題や課題を抱えている方はぜひこの情報リテラシーの部分を参考にしてみてください!
第二回ITリテラシー向上勉強会レポートもお楽しみに♪
最後までご一読いただき、ありがとうございました。