【Tokyo Otaku Mode スタッフインタビュー】第一回:日本のアニメが大好き!!思いが繋げた私の未来
社名に”オタク”という文字が入っている会社。「一体、どんな会社なんですか?」当然ですが、よく聞かれます。それなら説明するより実際にTokyo Otaku Modeで働いている人の話を聞いてみよう!ということで始まった「Tokyo Otaku Mode スタッフインタビュー」第1回目は生まれはアメリカ、育ちは北京、大学はニューヨーク、そして、現在は渋谷にあるTokyo Otaku Modeの東京オフィスで活躍するSherryさんをご紹介します。小さい頃に友達の影響から 日本のアニメに興味を持ち、大学時代はアニソン部の部長として活躍。Tokyo Otaku Modeでのインターンからそのまま正社員として働くことになったSherryさんに、なぜ訪れたこともない遠い異国で働くこと決断できたのか?実際にTokyo Otaku Modeで働いてみて感じていることについて伺いました。
アメリカ生まれ、北京育ち、そして、ニューヨーク大学へ
---これまでのご経歴についてお伺いしたいのですが、Sherryさんは東京に来る前はどこに住んでいたのですか?
Sherry:生まれはアメリカのメリーランド州。5歳まで住んでいました。
5歳の時両親と一緒に中国の北京へ引っ越しました。最初は中国の幼稚園に通っていたのですが、あまり生活に慣れることができず、毎日「アメリカに帰りたい、帰りたい」と騒いでいました。それもあってかインターナショナルスクールに入れてもらうことになり、小学校から高校卒業まで北京のインターナショナルスクールに通っていました。17歳で高校を卒業し、アメリカのニューヨークにあるニューヨーク大学(New York University)に通い始めました。専攻は東アジア研究(East Asian Studies)、主に中国・韓国・日本の歴史、文化などにフォーカスした専攻です。日本語も大学で、三年間授業を受けて学びました。副専攻も2つとりました。ビジネス(Business Studies)とウェブプログラミング(Web Programming and Design)です。
セーラー服、メイド服を着てコスプレ出勤!!??
---専攻として東アジア研究を選んだ理由は何かあるんですか。
Sherry:日本のアニメが好きだったことがきっかけで、日本語にも興味を持ちました。ただ、子どものときに好きだったアニメはポケモンなんですけど、日本のアニメとは知らずに観ていたんです笑 日本のアニメということは後で知りました笑
あと、友達に「会長はメイド様」というアニメの主人公が私に似ていると言われたので興味を持ち、観ているうちにハマってメイドも好きになりました。実は、学生時代にメイドカフェでバイトをしたこともあります。
あと、これ…本当に黒歴史ですが笑、Tokyo Otaku Modeに入社したての頃、会社にセーラー服やメイド服を着て出勤をしてきたこともありますw
---みんなびっくりしませんでしたか?笑
Sherry:ううう…優しく受け入れてくれました笑
私はアニメを観て日本という国を知ったり、日本語の勉強をしてきたので日本=アニメの中の世界でした。日本に来た時に一番衝撃を受けたのはみんなの喋る声でした。日本人はみんなアニメの声(声優さんのような声質やイントネーション)で喋ると思っていたので現実世界では日本人の声が普通なんで少しがっかりしました笑
---学生時代に頑張ったことってありますか?
Sherry:もちろん一番頑張ったのは勉強です!これでもかなり優秀だったんですよ!
大学一年の時、勉強を頑張りすぎで心身のバランスを崩して人生の中で一番、暗い時期を過ごしていました。そんな時、救ってくれたのはオタク活動でした!
寝る前に一話だけアニメを観ることで一日一日を乗り切ったり、アニメクラブに入ってアニメ好きの仲間ができて、コスプレをしたり、アニソンを歌ったり、ダンスをしたり…そしたらなぜか成績もさらに良くなったんです!健康にもなりました笑
---健康にまで…恐るべしオタク活動…
Sherry:アニソン部では部長までやったんですよ!!
アニメクラブの友達とラブライブのコスプレ(Sherryさんは右から2番目、マキちゃん)
就職活動、自問自答を繰り返して出た答えとは…
---そこからTokyo Otaku Modeにはどう繋がっていったのですか?
Sherry:大学4年生の時に、ニューヨーク・コミコン(New York Comic Con)にTokyo Otaku Mode の黒宮さんが来た時、そのついでに、大学にTokyo Otaku Modeの紹介しにきてくれたことがきっかけです。
実はその時、すごく悩んでいて、仕事を探すときにどこから探せばいいのか分からなかったんですね。「私の本当に好きなものは何だ?」と毎日、自問自答していました。
その結果「私は日本のアニメが好きだ!」という答えが出て日本のアニメ関連の仕事をしたいって考えていた時に、ちょうどTokyo Otaku Modeに出会い、直感的に「これだ!!」って思ったんです。
私は将来がはっきりしないことがあまり好きではないので、すぐにTokyo Otaku Modeで翻訳のインターンを始めました。ニューヨークからリモートでニュース記事の翻訳やECサイトの商品説明文の作成をやっていました。その後、21歳で大学を卒業し「よしゃ!夢の国、日本に引っ越すんだ!!」という思いで東京に引っ越しTokyo Otaku Modeに入社しました。
2014年 初めてのアキバwww
柔軟に考え、実行、何よりも成長したいという思い
---今はどのような業務に取り組まれていますか?
Sherry:現在はマーケティングチームに所属しています。Tokyo Otaku Modeは、全世界向けにフィギュアやぬいぐるみなどのオタクグッズをECサイトを通じて販売していて、そのサイトのキャンペーン企画を担当しています。
日々の作業はキャンペーンのプランニング、準備、運営、分析。Tokyo Otaku Modeのファンに向けてのメルマガの運営も担当しています。
---どんなところに仕事のやりがいを感じますか
Sherry:新しい知識を得ることができること、たくさんの経験を詰むことができることです。今の私にとって成長することが何よりも大事です。そして常に結果を出したいと考えています。周りのメンバーも自分の頭で考え、行動する人ばかりなのでTokyo Otaku Modeという環境は成長するチャンスが多いと感じています。
あとは「ファンが本当に喜ぶ」キャンペーンを企画できた時です!Tokyo Otaku Modeはのモットーは「オタク文化で世界をハッピーに」なんですが、常ににそれを心がけて行動しています!!
日本では社長と話をすることは許されないと思ってました笑
---Tokyo Otaku Modeの外国人スタッフとして、Tokyo Otaku Modeのカルチャーはどう思いますか?
Sherry:あまり日本っぽい会社ではないですね笑 日本に来る前は、人の話を通して、日本のワークカルチャーはかなり厳しくて、例えば、社長やファウンダーと話をすることは許されないといった印象を持っていました。でも、現実は全然そんなことはありませんでした笑
Tokyo Otaku Modeに入社したての頃にファウンダーの一人が「気軽にいろんな人をランチに誘ってみるといいよ」と言ってくれました。今では、ファウンダーも含めて隣の席の人から全く別のチームの人まで誘ってランチに行くこともあります!上下関係や外国人、日本人という区別もなく、とてもフラットなところはのTokyo Otaku Modeとてもいいカルチャーだと思います。
あと実は、日本に引っ越してきたばかりの頃の私は、右も左も分からず深く、悩んで自分だけで解決しようとしていました。ただ、ランチに誘う時のように気軽に自分の悩みを相談するようしてみたら、みんな、想像以上に真剣に相談に乗ってくれました。自分の知らなかったことや思いもよらなかったヒントを教えてくれました。
---何か具体的なエピソードはありますか?
Sherry:実は…クリエイティブチームでデザインをやってみたい!と、TOMのファウンダーでCCO(Chief
Creative Officer)の森澤さんにランチに誘って相談したことがあります。「デザインの経験もないくせに何をバカなこと言ってるんだ!」と言われることも覚悟していたのですが、とても真剣に相談に乗ってくれました。「まずはソフトに慣れること、それに何か月はかかるだろう」とか、「町にある広告や商品のパッケージを意識して、なぜこういう色、こういうデザインにしたんだろうと常に考える」など、オフィスに戻ったらデザインの本まで貸してくれました。私の進むべき道を示してくれました。こういったTOMのカルチャーがとても好きです!!
理想を高く持って、常に学ぶ姿勢
---今後、Tokyo Otaku Modeでやっていきたいことはありますか?!
Sherry:まずは「私はマーケターです」と胸張って言えるようにマーケティングの知識と経験を身につけたいです。外から見ると毎月何個もキャンペーンを回していて仕事はしっかりとできていると思われているかもしれませんが、自分は常に高い基準を持っているので正直、自分のことを未熟者だと感じています。Tokyo Otaku Modeで学べることを全て学びたいという気持ちで毎日働いています。
恥ずかしくて「オタク」と言えない!!
---Tokyo Otaku Modeにはたくさんのオタクがいると思いますが、ズバリ何オタク?
Sherry:難しいなぁ!好きなもので言うと、アニメ、アニメの曲(を聞くこと、歌うこと)、ハニーワークスの曲、歌い手(sana)、イラスト(を見る、そして描くこと)。
でも、私が思う「オタク」の基準はかなり高いので、私より詳しい人が周りにたくさんいるのに私のように未熟者を「オタク」なんて呼ぶことはできないです!
---その気持ち分かります。詳しくなればなるほど、上には上がいることを知りますよね笑
Sherry:イラストはインスタグラム(instagram.com/creamsherryart/) で自分の作品を公開しています。
Sherryさんのインスタグラムで公開している作品の一例
(URL: https://www.instagram.com/p/BYV1fffBCAM/)
「やってみていいよ!」から生まれたイラスト、モデルの仕事
Sherry:これもTokyo Otaku Modeのカルチャーで好きなところなんですが何か新しいアイディアがあると自分の正式業務以外の仕事でも「やってみていいよ!」って言ってくれるんです。例えば、自分の作品をTOMのトップ画面のバナーで使ってもらったことがありました。
Sherryさんが作ったバナーがTokyo Otaku Modeのトップページ
今は趣味でしか活動できていませんが、今後はイラストレーターとしての自分の可能性を試してみたいなーなんて思います!
そのほかにも、たまに商品のモデルをさせてもらっています。
プロダクト商品の撮影モデル
---TOMの仕事を通じて、いろいろな可能性を見出していますね!
Sherry:Tokyo Otaku Modeでは特技や特徴持っている人を生かそうとする環境があります。例えば、東京ゲームショウのTokyo Otaku ModeのブースLive Streaming では社内のピザパーティ(2ヶ月に一回行われている)で司会が上手だったスタッフを実際にMCに抜擢しました(本番では日本語と英語を同時に使いながら見事にMCをやり遂げ大成功)
ここまでスタッフを信用してなんでもやらせてくれる会社はなかなかないと思います!
今思えば就活の時、勇気を出して自分の「好き!」を信じてよかったです。
まさか私が日本で働いているなんて想像すらしてなかったことですらね笑
東京ゲームショウでTokyo Otaku Modeのライブ配信ブースでお手伝い
今回はTokyo Otaku Modeでマーケターとして働くSherryさんにインタビューをさせていただきました。悩みながらも常に前向きで成長することを一番に考えて行動する非常に魅力的な方で得意なイラストを仕事に活かしていることを楽しそうに話す姿がとても印象的でした。
「やってみていいよ!」Tokyo Otaku Modeにはスタッフそれぞれの得意なことを活かす土壌があります。今後も社員インタビューを通じて、Tokyo Otaku Modeの魅力をみなさんにお伝えしていきたいと思います。