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皆コロナ影響と言うけれど。大きな変化の中を流されることなく、柔軟に突き進みたい。12年前の変化を振り返る営業女子のモノローグ。

こんにちは、トーコン ホールディングス前原です。
前回に続き、「あの日あなたはどうしていたシリーズ」第三弾、お届けしたいと思います。

前回の記事から、世の中の状況はまた変わってきていますね。新型コロナウイルス収束は数年後とも言われており、いかにコロナと共存していくか、ウィズコロナという概念が広がりつつあります。こうなると、企業はウィズ・コロナの期間が当面は続くことを前提にビジネスを再構築するしかありません。

人材業界も同じです。ここ数年、長期にわたり企業の人手不足が叫ばれ、人材ビジネス市場は大きく拡大し、多くの企業やプロダクツがあぶくのように誕生してきましたが、今このコロナショックで、改めてこの業界の「価値」の再設定が求められていると思います。ウィズ・コロナの事業計画を各企業が悩みぬいているこのタイミングで自分達に何ができるのか?企業が採用をストップしている、などと思考停止させている場合ではありません。

完全失業率と有効求人倍率の推移(2020年4月1日 厚生労働省発表より)

とはいえ、どうすればいいのか途方に暮れてしまう人もいるかもしれません。変化を乗り越えるヒントは過去にもありますよ!・・・ということで、今回もリーマンショックの最前線を走り抜けてきた営業に話を聞いてみました。

誰より仕事に厳しく後輩にやさしい営業女子、Iさん。トーコンへ中途入社で入って以来、美容業界の採用のプロとして、多くの経営者様、担当者様にもご信頼をいただいてます。そんな彼女に今回、インタビューをいたしました!

I もう随分リモートワーク、慣れてきましたよ。前原さんは?

前原 完全に慣れましたね。なんだか、今となっては出社してた頃が遠い昔みたいです・・・明日から通勤しろってなったら無理かも(笑)満員電車とか、もう思い出せない!

I ですよね。それにしても、本当にこの数カ月で色々なことが変化したなって思います。12年前のこととかなかなか思い出せないな・・・でも、多くのお客様が大変だったってことは今とよく似た状況だなと。

前原 リーマンショックの時、自分がどんなこと考えてたかって覚えてますか?

I 「危機感」みたいなものはすごく強くあったと思います。自分の価値について考えさせられましたね。実際に身近な会社が倒産していくとかそういうピリピリした空気を肌で感じてましたから。ただ、トーコンには“ワクワク五箇条”というものがありますよね。その中の、「楽しくするもしないも自分次第」ってあるじゃないですか。会社がどうかではなく自分が何をしたいか。上手くいかないこともありますが、その後どうするか。へこんで終わりか、次に活かして何か行動に起こすか、だなってことも当時学びました。

前原 美容業界もやっぱり影響が大きかったですか??

I 美容業界ももちろん影響がないわけではないんですけど・・・食費は削っても美容にかけるお金は変わらなかったりしませんか?美容業界って、他業界より不況時の影響は少ないと言われているんです。でも、実はあの時、リーマンショックよりも大きな衝撃だったのが、求人雑誌とらばーゆのWEB化でした。まだ当時の美容業界は、雑誌を見た求職者が、電話で応募するというのが主流だったんです。それが突然WEB化すると。ご理解をいただくために、1店舗1店舗ご説明して、応募受付の方法を一緒に考えて・・奔走していましたね。もともとアナログが多かった業界だからやり方を変えていただくのは本当に大変でした。

 ※昔の求人広告は雑誌で、コンビニなどで販売されていたんですよ・・もう遠い記憶・・・

I でも、その後、これまでライバルだった美容求人メディアを、トーコンも唯一の代理店として取り扱えることが決まって。「自分たちの提案の幅が広がる!」ってすごく心強かったですね。辛いこと、大変なことがあっても、目の前のお客様のために出来ることを真剣に考え続けて動き続けていれば、嬉しいこともある。これは今もすごく自分の中にあって、とにかく考えることを諦めちゃダメなんですよね。

前原 最近のIさんが取り組んでることとか教えてください!

I そうですね・・・ここ数年ですけど、時代に即した採用手法というものを考え続けています。例えばせっかく国家資格を取っても、結婚や出産やまた様々なライフイベントによって美容の現場から離れてしまう人ってかなりいらっしゃるんですね。そういう人たちがライフイベントを経ても仕事と家庭を両立できるような働き方はできないのかな、と。シフトの融通をきかせて多様な働き方をつくることもできるんじゃないか。・・・結果、成功事例を地道に増やしていって、お客様からさらに信頼をいただけるようになりました。

前原 そういうのは、まさにトーコン マーケティングの「事業成功パートナー」って感じですよね。最近のコロナウイルスの影響下での動きはどうですか?

I 今この状況の中で、本当に、多くのお客様が不安を抱えています。周りの状況が知りたいなど、情報を欲しいと思うお客様はたくさんいます。だからこそスピーディーに情報提供したり、今だからこそ出来る人手確保の方法を一緒に考えたり。そこは普段と変わらないことだと思っています。

前原 「お客様のいちばんそばにいる」、は今良く社内でも言われることですもんね。

I 世の中が変化する、その時自分も変わる、それじゃ遅いんだと思うんです。常に、今自分がすべきことに真剣に取り組む。変化することにストレスを感じてる人もいるかもしれませんが・・・「そういうもんだよね」と受け止めるしかないと思います。今は職場の仲間もみんな在宅勤務です。より個人での自立や、自分自身の価値を高める行動を自らで取りに行くことが求められていますよね。ただ、社内SNSなども活用して、情報を共有し合いながら、互いに良い仕事を作り続けることが大切だと考えています。

前原 ちょうど先日リクルートワークス研究所さんが出したコロナ関連のレポートがあって。その中に「仕事への姿勢(レディネス)とは、職業⼈としての⾃⽴の指標。これを⾃⼰効⼒感、レジリエンス、義務感、エビデンス重視の 4 つの視点から捉えている」という観点とか興味深いなぁと思ったんですよ。Iさんの話を聞いていてまさにそういうことだなぁと思いだしました。ありがとうございました!!

さて、「あの日あなたはどうしていたシリーズ」第三弾、いかがでしょうか?

予測不可能なVUCAの時代、もちろん未来のことは誰にもわからない、未来は過去の延長線上でないことは百も承知です。ただ、予測できるという自信や傲慢さを捨てることと、過去を無視することは違うと思います。

人材業界はこの数年で大きく拡大し、多くの企業やプロダクツがあぶくのように誕生してきたなぁと思います。かつての危機を知らない人もいるはず。変化を乗り越えるヒントは過去にもありますよ!
・・・ということで、あともう少し、「あの日あなたはどうしていたシリーズ」を続けます。次回もご期待ください!

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