こんにちは!天創堂採用担当です。
私たちは、「ジャパンブランドを世界に売り込み、日本を元気にする」をミッションに、インバウンド・アウトバウンド市場で日本全国のご当地商品の販売を行う商社ベンチャーです。
今期の売り上げ高は前年比424%、今期も220%以上の事業拡大をしており、新たな事業会社の立ち上げやM&Aによるホールディングス化も視野に事業展開を進めています。
本日は、事業拡大に向け第二創業期を迎えた天創堂のことをより深く知っていただくため、粕井代表に天創堂のカルチャー、根幹となる想いやそれらが芽生えたきっかけなどについてインタビューを行いました!
インバウンドって最近よく聞くけど実際どうなの?天創堂のカルチャーってどんなもの?天創堂が描く未来とは?など、天創堂についての疑問を深掘りし、私たちのことをより深く知って頂けるきっかけになれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
インバウンド向け土産物市場で10年間戦ってきた天創堂。わたしたちの原点は「日本の元気の原動力になること」
– 代表は常々「日本を元気にしたい」と口にしますが、その想いはいつ芽生えたものなのでしょうか。
学生時代、バックパッカーとして海外に飛び出した先で感じたことが今の僕の原点になっていると思います。
1985年生まれの僕は、バブル絶頂期のなかで生まれ、バブルの崩壊とともに育ってきました。僕が物心つく頃には、名だたる大企業や銀行の倒産もあり、阪神大震災や地下鉄サリン事件などの社会が不安になる出来事が立て続けに起こり、就職氷河期やデフレによる不景気など多くの社会問題が日本を蝕んでいました。
そんな混沌とした日々の中「日本はもうダメだ、海外に出よう」と、大学生だった僕はバックパックで海外へ渡り、そこで強い衝撃を受けました。目にしたのは、僕が日本人だというだけで好感を持ち親切にしてくれる外国人の人や、トヨタやソニーやパナソニックなど、街のいたるところで目にする日本メーカーの名前でした。
日本は、まだ終わっていない。日本の会社や文化や技術はこんなにも世界で愛されている。海を渡った先でそんなことを考えながら、「僕はこんなにも日本が好きだったんだ」ということに気づかされたんです。
先人達が創ってくれた豊かさのお陰で、今の自分は存在する。ならば今度は自分の手で、この国の輝きをもう一度取り戻したいと心から思いました。それが、今の自分の、そして天創堂の原点です。
– かつての日本の栄光をこの目で見てきたからこそ、日本に活力を取り戻したいと強く感じられているんですね。
そうですね。「失われた30年」を生きてきた世代として、日本のためになる仕事をしたいと常に考えています。
僕が4歳のころ、世界の株式時価総額ランキングでは1~5位を日本企業が独占、上位50社中32社が日本企業でした。しかし、2023年では上位100社以内に入った日本企業は39位のトヨタ自動車のみ。1人あたりのGDPもG7中最下位にまで落ち、実質賃金もついに韓国に抜かれ、世界経済における日本のプレゼンスはこの数十年で下がり続けています。
今後も、少子高齢化による急速な人口減少により国内市場は縮小し、日本は貧しくなっていく。年金だってもらえないかもしれない。子どもたちが将来に夢や希望を持ちにくい社会になっていると思います。
今、日本は非常に厳しい状況にある。しかし、そんな中でも、せめて自分たち、家族や従業員、関係先は「日本に生まれてよかった」と思えるようにしていきたい。そして、その範囲をできる限り大きく、社会全体へと広げていきたい。そのために、天創堂のビジネスで成果を出し、より大きな利益を日本全体に循環させていきたいと考えています。
– 事業展開にあたり数多くのマーケットがある中で、インバウンド市場にこだわる理由を教えてください。
「日本を元気にする」ためには、外貨を稼ぐ事業が直接的にインパクトが大きく、有効であると考えているからです。
やはり、国内市場が縮小していくことが明確な中、いくら質の良い国内向けの商品やサービスを提供したとしても、結局は限られたパイの奪い合いになってしまう。例えば、スーパーに並んでいるA社の商品が増えれば競合するB社の商品・売上は減る、本のネット通販や電子書籍が伸びれば街の本屋さんの売り上げは下がってしまいます。
日本国内のパイの奪い合いでは、今以上に日本経済を活性化させることはできない。しかし、国外からの需要を生み出せるインバウンド・アウトバウンド事業なら、日本にプラスオンの利益をもたらすことができる。これが、僕がインバウンド市場にこだわる理由であり、やりがいや社会的な意義、面白さを感じるポイントでもあります。
これからも、経営理念である「ニッポンの魅力を再発見し世界に感動を届け、次世代が誇る企業を創る」ために、社員の皆さんと力を合わせ、国内外でのチャレンジを重ねていきたいですね。
– 「人生は1度きりだからチャレンジしたい」というのも、代表がよく口にする言葉ですね。
そうですね。やはり人生は巻き戻しがきかないですし、いつ終わるか分かりませんから。
僕は小学校6年生の時、親友を白血病で亡くしているんです。ついこの間まで元気で、一緒に遊んでいた友達が冷たくなって、棺桶の中に入っているのを見て「人生、いつか終わるんだな」ということを子どもながらに感じました。
それから、命の終わりというものを意識するようになり、「死ぬ時に後悔をするような生き方は嫌だ」と、後悔しないためにチャレンジし続けることを常に考えて起業もしました。天創堂のメンバーに対しても、「仕事を通して失敗も成功も失敗も味わって欲しい」と考えて、自分の頭で考えて主体的にチャレンジできる環境を作るのが社長としての自分の役割だと考え、大胆に権限移譲もしていきながら経営をしています。
青天井のインバウンドマーケットで、チャレンジを恐れずに進んでいく。コロナ禍で97%売上減を経験した天創堂が、前年比424%成長を遂げた理由とは?
– 直近の業績は前年比424%と非常に好調ですが、その要因はどのように考えていますか?
やはり、2023年以降のインバウンド需要の回復が事業成長に大きく影響しています。
2022年はまだコロナの水際対策が緩和されず苦しい時期が続きましたが、2023年にはマーケットの回復や円安の影響もあり、前年比約5倍と高い推移で成長することができました。
また、社内に素晴らしいメンバーが増えたことが事業成長を実現できた最も大きな要因です。コロナ前までは、商談や店舗での陳列なども自分でやってしまっていたんですが、コロナ禍で価値観が変わり、積極的にメンバーにあらゆることを任せようと考えるようになりました。現在は、実務のほとんどをメンバーに任せ、生きがいをもって働ける環境づくりや、業務のサポートやアシストに力を入れています。
– あらゆる仕事が、代表の手を離れつつあるんですね。
はい、組織として非常に健全な状態になってきたと思います。
僕は天創堂の他にアメネスクという会社も経営しているのですが、2社とも社長室はないですし、アメネスクには席すらありません。笑
でも僕はそれでいいと思っています。そもそも、アメネスクは創業時からオフィスすらなく、コワーキングスペースで開業しました。それでも、信頼できる事業部長のおかげで僕が業務にほぼ関わらなくても順調に売り上げを伸ばしてくれていますし、メンバーに任せたからこそここまで伸びたんだなと本当に感じています。僕だけでやってたら、絶対にここまで伸びていないです。
これからも、会社における「当たり前」や「こうでないといけない」という枠をどんどん壊していき、メンバー中心に主体的な事業成長をしていける会社を創っていきたいと考えています。
社長の席のない会社。オフィスなしでの起業....あらゆる「当たり前」を覆し成長を続けてきた代表からの今後の展望とメッセージ
– 今後の中長期的な展望を教えてください。
これからの10年、また新しいチャレンジをしていきたいと考えています。
ホールディングス会社を立ち上げてグループ経営にチャレンジしながら、各事業会社を成長させながらも、新たな事業会社の立ち上げや事業承継・M&A等にも取り組んでいきたいと考えています。
創業から15年、コロナ禍も乗り越えて力強く成長をしてきた天創堂ですが、これまでの実績には全く満足はしていません。今後は、既存の事業をどんどんメンバーに任せて、自分は新たな事業領域や、立ち上げに注力していきたい。新規事業においては、製造業や小売店など聖域は設けず「日本を元気にする」というミッションに通じるものであれば、色んな事業に挑戦していきたいと考えています。
– 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
まず、ここまで読んでいただきありがとうございました!!
これまでお話してきた通り、天創堂はインバウンドの追い風を受け前年比424%と高い成長率で事業の急拡大フェーズを迎えています。ホールディングス化をして権限移譲もしながら成長を目指していくので、実務面はもちろん、経営面も担ってくれるようなメンバーも大募集しています。
社員全員が責任・裁量を持って思い切りチャレンジでき、失敗も含めて自分で考え行動したことでしか得られない経験や成長を提供できるような、そんな職場環境づくりに尽力していきますので、ぜひご興味のある方は一度お話の機会をいただければと思います。
一緒に、日本の未来を明るくできる、世界の人々を喜ばせられる、そんな事業を作っていきましょう!