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【Member Interview#2】クライアントと同じ経営視点を持ち、組織全体で解決する|SI・フリーランスPM・コンサル会社を経て、テクロスHDへ入社した理由

今回は入社3か月目のDXコンサルタントの中村さんのインタビュー記事をお届けします!


株式会社テクロスHD  DXコンサルタント兼PM  中村 大輔​

1977年生まれ。九州出身。新卒で富士通系列のSIerへSEとして、入社。
主にホテル向けのシステム開発に従事。
その後、市役所のIT部門へ入庁し、PMとして役所のDXを推進。
役所のDX推進後は、地元九州の中小企業の事業のDX化推進、
大手金融企業の開発PMにフリーランスとして参画。
その後、1000名ほどのDXコンサル会社を経て、テクロスHDへDXコンサルタント兼PMとして入社。
現在は地元九州からフルリモートにて勤務。

これまではどんな経歴?

--------大手SI・フリーランス・コンサルなど多様な経験をなさっている中村さんですが、まず1社目について、お伺いしてもよろしいでしょうか?

キャリアの始めは地元九州にある富士通系列のSIでした。

高専で電子制御を学習していたので、エンジニアとして活躍したい想いがあり、「エンジニア×地元九州」という軸で新卒入社しました。
ホテルシステム部に配属され、1年目からホテル向けパッケージの要件定義~開発~保守を担当し、2年目からWebシステムの要件定義~開発~保守を一貫して担当していました。
在籍していたホテルシステム部は富士通系列の中でも小規模の組織で、開発メンバーが20人ほどの部署でした。そのため、1人1人の守備範囲が広いことが特徴でした

要件定義~開発を担当でき、やりがいはあったものの、ホテルは土日メインで動くため、休日に保守が入り、月の残業時間が慢性的に増えていって、体を壊したため、転職しました。

--------その後はどんな業務を経験されていたのでしょうか?

その後は、「今までの要件定義~開発の経験を活かしつつ、残業時間がセーブできる」という軸で、地元の市役所のIT部門へ転職しました。市役所では、IT部門のPMとして、社内システムの要件定義~開発を担当していました。前職と異なり、市役所では、課題・ソリューションが多岐に渡っていたことが非常にやりがいでした。

市役所のデジタル化が完了したタイミングで、知り合いの市会議員から、IT需要はあるが、金銭的・組織規模的にDXコンサルタント・PMなどを正社員として雇えない地方の中小企業があり、そういった企業のITレベルの底上げをやって欲しいという話があり、フリーランスとして中小企業を支援することを決意しました。

フリーランス時代では、主に地元九州の経営者の人に対し、「困っていることはないですか?」というコミュニケーションから始まり、事業課題・業務課題を深掘りしていき、課題定義~要求定義~ITソリューション提案を一貫して担当していました。コンサルタントに近い役割です。

また、大手金融企業の開発PMに従事しました。
そこでは、様々な部署があり、その1部署のPMを担当しました。プロダクトの要件定義~解決すべき課題の優先度付け~解決のための運用設計~プロジェクトの全体マネジメントが主な役割です。1プロジェクト、数十億円の規模で、僕が所属していた機能の部署だけでも開発メンバーが20人いました。全ての機能を併せたシステム開発部で換算すると数百人の規模です。
新しいテクノロジーにも触れつつ、数十億円・20人規模の開発案件のマネジメントをしながら、大規模のチーム単位で1つのものを作ることがやりがいでした。


--------中小企業のPMから、数十億の大規模案件のPMまで、幅広く経験されてますね。その後、フリーランスから正社員に戻られたと思うのですが、どのような理由だったんでしょうか?

フリーランスから正社員に戻った理由は2点で、「給与UP」と「様々な業界に関わりたい」ことでした。

当時の僕のフリーランスの働き方は、給与が上がるような構造ではなかったため、中長期の給与・安定を求めた際、会社に属することが良いと判断しました。また、金融業界で、ずっと同じ業界に関わるというより、様々な業界の課題解決がしたかったため、十分なPM経験を積んだと感じたタイミングで、大手金融機関のプロジェクトを離れました。

その後は、1000人規模のITコンサル会社へ入社しました。そこでは金融機関のインフラ更改のPMを担当しました。フリーランス時代と比較すると、コンサル業界へ転職でき、実際に給与も上がりました。


--------「コンサルへ転職」「給与UP」も実現した中で、再度転職を検討されるきっかけはなんだったんでしょうか?

転職を検討するきっかけは、会社規模が大きいが故の弊害を感じたためです。

1000人くらいの規模で、DXコンサルティング・戦略コンサルティング・ITコンサルティングなど、SI機能のみならず、コンサルティング領域の案件も多かったのですが、やはり、どのプロジェクトにアサインされるか分からないことが多かったです。実際に、「プライム中心の会社だったものの二次請けの案件へアサイン」、「コンサルタントではなくPMとしてアサイン」「コンサルタントとして経営課題から定義できると思っていたが、インフラ更改というシステム改革がメインだったこと」など、ある程度の会社規模であれば、そうなってしまうのは理解できますが、会社の中で全体最適化されるような印象を抱いてしまいました。

給与UPは実現しましたが、このまま会社に残って、顧客と直接コミュニケーションが取れるのか?システム以外の課題定義から担当でき、コンサルタントとして引き出しを増やせるのか?様々な業界の課題解決ができるのか?などの想いが強くなったため、転職を決意しました。

当時の転職活動の軸は、「DXコンサル」「小規模の組織」「フルリモート」「新しいテクノロジーの導入への積極性」の4軸でした。

「DXコンサル」は、システム開発のみならず、顧客のシステム以外の課題にも入り込めるような会社。

「中小規模の組織」は、前職のようにある程度の組織規模の会社にいけば給与UPは実現しやすいですが、本当に自分がやりたいことができるのか?意見が通りやすいか?などは懸念だったため、次は小規模の組織中心に検討しようと考えていました。

「フルリモート」は、今後の中長期的な働き方を考慮すると、働く場所を選べるような環境が整備されている会社。

「新しいテクノロジーの導入への積極性」は、昨今、新しいツールが多く出てきているので、そういったものを取り入れることに抵抗がないか、最適な手段を常に考え、UPDATEするスタンスを持っているかを重視しています。


--------その軸の場合、該当する企業が他にもあるような気もしますが、どのように企業を選定していき、最終的にテクロスHDへ決められたのでしょうか?

確かに、先ほどの軸に該当する企業はいくつかありました。
最初は、組織規模20名~500名ほどのDXコンサル会社、5社ほどの選考を受けていました。

テクロスHD自体は、求人票を拝見した際、「経営層・CxOレイヤーへ提案することがメイン」というキーワードに特に興味を持ち、話を聞いてみたいと感じました。各社、面談からスタートするのですが、面談の時点で既に違いを感じていました。

他社の場合、組織図の説明を受け、この組織でこういう役割を担って欲しいという枠内の説明が中心でしたが、テクロスHDでは、初回から事業責任者の佃(つくだ)さんが出てきて、「会社の強み」「事業戦略」「事業課題」「組織課題」「組織戦略」「具体的な案件内容」「どんな案件にアサインされる可能性が高いか」など、具体的なお話がありました。解像度が高かったので、仮に自分が入社した際、コンサルタント・PMとしてどのように即戦力で活躍できるのか、事業戦略~事業課題、組織戦略~組織課題の中でどのようなプラスアルファの付加価値が出せるのかを自分事化できました。

また、今までの経験の中でやりたいこと、新たに挑戦したいことがあれば、テクロスHDを通じて何でもやってください、一緒にやりましょうというスタンスでした。会社が保有するプロジェクトにマッチするかというより、自分が必要である理由が明確でしたし、挑戦を推奨するという観点で、自らのスキルを更に伸ばしていけるカルチャー・風通しだと感じました。

面談後の現場の人と話す機会を通じ、会社の詳細を聞いてみても、自分の軸に合っていると更に理解が深まりました。詳細をお話すると、
「DXコンサル」:中小企業・ベンチャー企業の経営層をメインに事業DX・組織DXを伴走できること。顧客が気付いていない課題を定義することに価値があるという価値観があること。
「会社規模」:20人ほどの組織規模で代表・役員との距離も近く、短期~中長期で自分に期待されていることが解像度高く分かること。会社の成長を自分事化できる組織規模であること
「フルリモート」:社員の働きやすさを追求しており、事実、社員全員がフルリモートで勤務していること。仕事と家庭の両立が図れること。
「新しいテクノロジーの導入への積極性」:元々ゲーム会社がバックボーンにあり、ゲーム業界は新しい技術を取り入れている印象があったこと。実際に、AI要素を取り入れたゲーミフィケーションなどの独自価値があったこと。ChatGPT・ノーコードPoC体制、LLM領域など、先端のトレンドも取り入れていく構想があること。などがあり、軸として挙げていたキーワード以上に魅力的な詳細を選考過程で知ることができ、意思決定しました。

--------経営層に対するコンサルタント・PMとしてのデリバリーのやりがいは勿論、テクロスHDの規模だと、メンバーと共に、会社の成長を実感できることも魅力の1つですね。実際、入社後はどのような業務を担当されているのでしょうか?

現在、入社して3か月が経過しますが、主に2つのプロジェクトにDXコンサルタントとして参画しています。

1つ目は、とあるProptechベンチャーの法人営業部門の成約率向上をミッションとしたコンサルティングです。前記の佃さんと一緒にプロジェクトに入っており、法人営業部門の統括者・各メンバーに対する課題ヒアリング~課題整理から行っています。成約率を事業KGIとした時、どのような数値がKPIになるのか、KPIの課題分析、KPI改善のためのソリューション提案をコンサルティングしています。

2つ目は、CivicTech領域のPoCです。僕が参画する1年ほど前から、テクロスHDが事業戦略から入っており、参画するタイミングでは、事業戦略の方向性・開発するソリューションが決まった段階でした。現在は、実際にPoCでリリースするサービスの細かい仕様を決め、リリース後のユーザー獲得をどうするかということも考えています。ユーザー獲得部分については、知見がそこまでないですが、テクロスHDの内部にB to C向けの事業会社でCTOをやっているメンバーがコンサルタントとして参画していたり、元々ゲーム会社というバックボーンからto Cマーケに一定のナレッジがあるので、内部の知見を借りながら推進しています。


--------大手金融機関・前職のコンサル会社のようにある程度大きい案件も担当されながら、中小企業・ベンチャーの中小規模案件も担当されていると思いますが、様々な規模の経験をされた中で、テクロスHDの魅力はどこにありますでしょうか?

4点あると感じています。

1点目は、意思決定のスピードの違いです。大手金融機関のPM時代・前職のコンサル時代は、上層部に説明をして稟議をいただき、意思決定の流れだったので、提案から実行までに時間がかかっていました。テクロスHDでは、基本的に経営層・CxOなどの決裁権を持っている人へ提案するので、提案から実行のスピードが速いです。そのため、その後の効果検証・振り返り・課題再定義・再実行のスピードも速いので、事業・組織を改革していく手触り感を得やすいです。

2点目は、顧客への価値提供のスタンスです。お客様をよりよくするという根幹は同じですが、今までの会社は、会社全体でアウトプットを出すというより、個人のデリバリーで何とかするという感じでした。テクロスHDでは、会社全体でアウトプットを出す印象です。分からないことがあれば、プロジェクト外のメンバーも気軽に相談に乗ってくれますし、自身の成果追求というより、顧客への成果追求をそれぞれのメンバーが意識として持ち、協力するスタンスを感じます。

3つ目は、2つ目と関連しますが、社内メンバーの人の良さ・コミュニケーションの取りやすさです。前職では、月1の研修・LINE WORKSで他メンバーの案件状況の確認・週次メンター制度など、コミュニケーションを取る制度がありましたが、あくまでルールとしてあるイメージで形骸化しておりました。実際、プロジェクトメンバー以外とコミュニケーションを取ることがなかったですし、自分でデリバリーするしかないという孤独感がありました。それに対しテクロスHDでは、四半期に一度、全社ミーティングがあったり、Slackで相談チャンネルがあり何か相談すれば、すぐに各メンバーが反応してくれたり、ハドルで気軽に相談できたり、メンバーと常に繋がっている実感があります。テクロスHDの社内コミュニケーションを経て、出社・リモートはあくまで手段だなと感じました。根底には、社内メンバーの人の良さ・皆が同じ方向を向いているかなどが重要だと気付きました。相談すると皆が課題を自分事化し、一緒に考えてくださるので、真摯・真面目・いい人という印象を抱いています。

4つ目は、お客様との距離感です。今まではコンサルとは言え、システム担当者との折衝が主でした。テクロスHDでは、経営層がメインなので、課題の本質が異なることに驚きました。どのようなシステムが最適かというより、経営の視点から見るとどこを改善していくべきかという議論が多く、実際に先ほど述べたProptechのプロジェクトでも、成約率向上のために新規システムを開発することはしておらず、既存サービスの運用方法の見直しにより改善しました。その課題は事業なのか組織なのか、システムなのかという本質的な部分から議論し、経営課題を中長期で解決していくことに価値があることは今までのコンサルティングと異なる部分で魅力です。


--------クライアントと同じくらいの経営視点を個人の裁量として持てる魅力のみならず、社員全員が課題を自分事化するようなプロフェッショナル思考であるカルチャー・人柄さの良さを感じました。最後にどんな方がテクロスHDに合っていると思われますか?

「事業・組織を抜本的に変革するようなオーナーシップを持ちたい方」「組織・チーム単位でアウトプットを出すことが好きな方」「新しいトレンド、変化にワクワクする方」だと思います。

テクロスHDは、システム開発だけがゴールではなく、そもそもの経営課題・事業課題・組織課題を変革していくことを期待されており、そこが強みであると日々のプロジェクトで感じます。顧客と伴走しながら、顧客をリードしながら、抜本的にものごとを変えていきたい方には、多くの裁量があるので、やりがいを感じるはずです。

また、組織単位、チーム単位でアウトプットするスタンスがあります。それぞれのメンバーのスキル・強みを発揮しながらプロジェクトを進めるため、他者への尊重があり、お互いにアイデアを出し、課題や解決策について議論することが好きな方も向いていると思います。

最後に、テクロスHDでは、どんどん新しい技術を取り入れ、顧客へ提案しています。直近ですと、とあるプロジェクトで「ノーコードPoC体制」を検討していたり、「LLM」の活用も検討しています。自分のベースとなるスキルを軸に、新しい技術を取り入れ、アウトプットできるような人は合うと思います。

テクロスHDに少しでも興味が湧いた方は是非、佃さんとお話してみて、自身がコンサルタント・PMとして、更に挑戦できる領域を知ってみてはいかがでしょうか?

未来の仲間が増えることを楽しみにしております!




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