海外出張に行ってきた弊社社員にインタビューを実施。
今回は、2024年に新卒で入社し、入社1年目でベトナム・フィリピン・香港の3カ国に渡る海外出張を経験したA.Tさんが話を聞かせてくれた。
【プロフィール】
【A.Tさんがチームで担う役割】
A.Tさんは現在、ネットワーク関連の案件において海外調整チームの一員として活躍。海外のお客様対応を中心に、英語力を存分に活用しながら業務に従事している。
「海外の現地法人とのメール連絡や海外拠点に対する案件説明・工事前説明の資料作成、そしてエンジニア社員をサポートするため、検証作業のレポートや手順書の作成も行っています。英語を使う場面としては文面でのやり取りが中心ですが、英語会議で進行役を任されることも多くあります。」
常駐先でのチーム編成は、A.Tさんが所属する海外調整チームとエンジニアチームの大きく分けて2つ。そこでの連携が、円滑な業務遂行に繋がっている。
「海外のお客様/拠点とエンジニアを繋ぐ立場のため、普段から会話の場面が多く、特に複数の案件を同時に進行する際は、他メンバーとの進捗共有や情報連携が鍵になってきます。私はほとんど在宅勤務をしていますが、常駐先の社員はどなたも気さくで話しやすく、オンラインでもコミュニケーションがとりやすい環境に助けられています。」
未経験からIT業界に飛び込んだA.Tさんだが、その不安はチームの存在によって安心感に変えられている様子。さらに、業務から得られるやりがいについて言葉を続けた。
「Earthへの入社を決断した背景には『英語を使って仕事がしたい』という強い思いがありました。今の常駐先ではそれを叶えられる環境に恵まれ、充実感を持って仕事ができています。また、海外調整メンバーとしては、1つの案件を1人で担当する形なので、契約処理から各打ち合わせ会議、実際の作業に至るまでを導く責任が伴います。そこには大きな緊張感がある反面、スケジュール通りに終えた時には安心しますし、何より達成感があります。」
【海外出張 in Vietnam, Philippines, and Hong Kong】
〜重要ミッションを果たすべく3カ国を渡る〜
やりがいを胸に直向きに業務に取り組む中で舞い込んだのは、ベトナムでの海外出張業務。それに留まらず、翌月にはフィリピン、翌々月には香港と、同プロジェクトにおいて計3カ国での出張を経験した。
「海外拠点は全部で約10カ国にあるのですが、その全てで機器のバージョンアップ対応が生じました。そして、中でもリモートで実施できない拠点については現地のデータセンターに赴いての作業が必要になり、チーム内で手分けして出張業務を行う運びになりました。」
海外拠点で順次出張業務が発生することは、配属前から耳にしていたそう。心の準備ができている中ではあったが、いざ出張が決まった際は楽しみと不安が入り混じっていたという。
「入社前からやってみたかった海外出張に挑戦できるのは、素直にとても嬉しかったです。ただ、6月に現在の常駐先に配属になり、初めての海外出張がその2ヶ月後の8月。さらに現地へは、エンジニア1名と海外調整メンバー1名がタッグを組んで行く形になりました。そのため、楽しみな気持ちと同じくらい不安があったのも正直なところです。」
出発までに残された時間は約1ヶ月。不安を払拭するべく、念入りに準備を進めた。
「海外調整チームでは、手順書やタイムスケジュールなどの資料作成に加え、航空券とホテルの手配やデータセンターの事前入館申請などを担当。また、現地で滞りなく作業を進めるため、手順書に目を通して予め流れを把握したり、使いそうな英単語のインプットも意識的に行いました。」
同プロジェクトで生じた3カ国の出張は、全て同様の流れで進行したとのこと。1カ国あたり5泊6日に渡って行われた出張業務のスケジュールを教えてくれた。
〜海外出張で掴んだ、学びと成長のチャンス〜
A.Tさんが現地で担ったのは、拠点のエンジニアと日本のエンジニアのパイプ役。両者間の円滑なコミュニケーションをサポートするという重要な役割を果たした。
「英語対応要員というのが私の役割です。ただ、エンジニア社員の作業の様子を間近で見て、時には教わりながらケーブルの接続や内部操作を行うこともありました。普段の業務では触れられない部分なので、とても貴重な経験でした。」
出張先での学びについて、「現地に行って良かったと感じることは他にもあって...」と充実感に満ちた表情で言葉を続ける。
「データセンター内を自分の目で見られたことが大きかったです。いつも新しいプロジェクトを開始する前には、機器を設置する棚の配置やケーブルの配線などを確認する現地調査が行われて報告を受けるのですが、その図をエクセル上で見てもどこか実感が湧かずピンとこない印象がありました。それが、実物を見たことでイメージがクリアになり、資料作成がこれまで以上にスムーズになったと感じます。」
現地でしか得られない学びに満ちた今回の出張は、グローバルエンジニアとしての糧になるとても有意義な経験だったようだ。
ここまで作業の話を中心に聞いてきたが、オフの日も設けられていたとのこと。自由時間はどのように過ごしたのだろうか?
「オフの日や作業が早く終わった日には、出張メンバーで外食をしたりお土産を買いに行く時間が取れました。中でも印象に残っているのは、香港での出張。空き時間には日本人の駐在社員の方が地元の美味しいご飯屋さんに連れて行ってくれたり、ホテル近くの観光地をガイドしてくれたりと、プライベートも含めて充実した時間を過ごすことができました。」
【自立したグローバルエンジニアを目指して】
入社1年目にして既に様々な経験を積んでいるA.Tさん。グローバルな環境に身を置いて働く日々を改めて振り返った。
「仕事を通じて学んだのは、英語のアクセントやメールのテンポ感など、拠点ごとに特徴や個性があること。配属当初は戸惑うことも多くありましたが、諦めずにコミュニケーションを図ることで対応力を身に付けたり、チーム内で情報連携することで相手に合わせた対応を意識するようにしています。多様な国との関わりが多いからこそ、難しさもたくさんありますが、同時にそれがグローバルに働く面白さだと感じています。」
かつて思い描いていた働き方が実現した先で、想像していなかった難しさとやりがいに辿り着いたA.Tさん。学生時代と異なる視点を持つ今、エンジニアとして自立した未来を見据えている。
「これまでは、案件の一部の業務のみに携わる働き方が中心でしたが、最近では、契約書の作成から処理、機器の納品確認に至るまでの全体の対応を1人で任せてもらえるようになりました。それに伴って、経験したことのない業務に触れる機会も多いのですが、適宜先輩方を頼って不安を払拭しながら、できることを増やしているところです。引き続き地道な努力を積み重ね、1つの案件を最初から最後まで安定して完遂することを目標に頑張ります。」
A.Tさんの成長のバネになり、グローバルエンジニアとしての視野を広げるきっかけになった海外出張。2年目、3年目と経験を積んだ先には、一体どのような学びと変化が待ち構えているのだろう。
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