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社員インタビュー  司法試験受験生からWebプログラマーに!

タクトピクセルのメンバーとして今年入社したフロントエンドのWebプログラマー瀬名波(せなは)さん。入社の経緯と仕事の様子をインタビューしました!

司法試験受験生からWebプログラマーに

――ご出身は?

沖縄県出身です。僕と玉城社長はまったく面識がなかったのですが、理系少年の社長が電子部品を買っていたというエレクトロニクス専門店は、うちの地元です。僕はどっちかというと、文系だったので、そんなお店があること、知りませんでしたが。

――もともと文系だったのですか?

そうですね。大学も法学部でした。卒業後も、司法試験を目指して法律の勉強をしていました。

――そこからどうやってプログラミングの道に?

当時、たまたま読んだ堀江貴文さんの本で、プログラミングに興味を持ったのがきっかけです。当時は、カンファレンスの様子などをYouTubeで配信しはじめた時期で、「へぇー、こんなふうにプログラミングできるんだ」と、とても面白く見ていました。

ずっと興味はあったものの、司法試験勉強中の身だったのでしばらくは手をつけませんでした。結局、司法試験は諦めて、それならばプログラミングをやってみようと思いました。

28か、29か……それくらいの年齢から、地元の沖縄でプログラマーのアルバイトからはじめます。やり始めてみると、法律とプログラミングが似ていることに気がつきました。両方とも言葉の能力が必要で、論理的な思考が求められる。たぶん優秀なプログラミングをできる人は、いい法律文章を書けると思います。

どの業界もそうかもしれませんが、常に新しいことを勉強しないといけないのも一緒です。 プログラマーになって勉強の仕方がわかってきた感覚があって、司法試験中の勉強方法はあんまり良くなかったな、と振り返ることもあります(笑)。

――そこからプログラマーのキャリアをスタートしたのですね。

社内ツール開発、Webアプリケーション開発を経験したのち、関東圏に転職しました。この業界は転職が多いですが、僕も5社ほど転職しています。

スマートフォンのアプリケーションや、ソーシャルゲーム、業務系アプリケーション、保健系webサイト、歯医者予約サービス、保育園支援システム……さまざまな仕事をしてきて、さまざまな会社に出張し、さまざまな人たちを見てきましたね。

おっかない人もいれば、良い人も、変な人もいる。そうそう、毎日お昼休みにローソンのお菓子を食べたあと、12時5分から瞑想している人もいました。あの人は、優秀なプログラ マーだったな。変わった人でも、技術者として素晴らしかったりする。この業界は面白いですよね。

社長の寝癖を見て、「これはいい会社」と思う

――タクトピクセルとの出会いについて教えてください。

Wantedlyで転職先を探しているときに見つけました。東京に住んでいるので、東京もしくは横浜の会社が条件で、機械学習をやっている会社を探していました。自分で勉強するよりは、やっているところに飛び込んだほうがいいかなと思ったからです。

「神奈川 機械学習 PHP Laravel」のようなキーワードで検索して、「タクトピクセル」を見つけます。

それで、玉城社長と面接をするのですが、ぴょこんと寝癖が立っていた(笑)。

――寝癖が(笑)。

これはいい会社だなと思いました(笑)。型にハマりすぎていないし、僕に合っている会社だぞと。お菓子を食べるのが禁止されていたり、作業の状況を逐一報告したりするよう会社も経験していたので。

そもそも人が少ないと、管理職が忙しいので、ガチガチに管理することは難しい面もあるのですが。

そしてこの会社では、機械学習もできるし、わかっていない知識の技術のアップデートもできる。ウェブアプリケーションのプログラマーでも、深層学習をやりたい意欲があれば、やらせてくれるのも魅力でした。

僕自身、一冊の本をきっかけにプログラマーを目指したのもあって、印刷事業も好きですし。いいサービスを作れそうだな、という感覚もありました。

(オフィスの隅には、誰かが持ち込んだお菓子の姿が確認できる)

――どのような業務内容をされていますか?

最初は、深層学習の画像分類モデル作成ツール POODL(プードル) の開発に関わり、今はデザインや原稿を手軽にバージョン管理 する proofrog (プルーフロッグ) というウェブアプリケーションをつくっています。

――会社での一日の流れを教えてください。

子どもを保育園に連れていって、出社するときは10時までに出社します。出社しないときは家で作業をします。

タスク管理は、GithubのIssue(イシュー)で行なっています。新しい製品のサーバーサイドを担当しており、PHP言語でLaravelというフレームワークを使ってWeb APIをつくっています。AWSの運用は主に玉城社長が担当していますが、私の方でも運用できるよう少しずつ作業内容を把握しています。

MacBook Proを使っていて、会社にいるときはPHILIPSの31.5インチの大型モニターを用意して作業できる環境があります。Dockerを使ってPC内にLaravelの環境を構築して開発をしています。 気に入っているアプリは、情報共有ツールのkibelaです。

お昼休憩は、13時ごろ。オフィスのある桜木町周辺には安くて美味しいごはんを出す店がいっぱいあるんですよ。まぁ、僕は牛丼屋ばっかり行ってるんですけどね(笑)。

特に緊急の仕事がない時には、18時半に帰ります。業務中に煮詰まったなと感じたときには、15時ごろに切り上げて、家で作業の続きをする場合もあります。玉城社長が子育て中なので理解があることもあり、勤務時間の融通はかなりききます。僕も子育て中なので、助かっています。

「飾らない会社ですよね」

――社風はどうですか?

まだはじまったばかりの会社で、やることが沢山ある段階なので、個々人の裁量が大きいですね。自分で考えてやりたいタイプの人は、向いていると思います。

基本的に勉強熱心で、穏やかな雰囲気です。玉城社長はよく「平凡な会社でいい」と言っています。キラキラしたIT業界において、そんな会社なかなかない。飾らない会社ですよね (笑)。

強制的な飲み会がないのも、僕はすごく気に入っています。「新人は花見の場所取りしろ!」とか上司に飲み会で説教をされるようなことは、まったくない。これはひとつのアピールポイントになるかもしれません。

正直に言うと、「これから」の会社です。メンバーと一緒に、少しでもお客様が使いやすい ツールを開発していきたいですね。そうそう、穏やかな会社ですけど、なんだか奥底に情熱を感じています。

編集後記

玉城社長同席のインタビューでしたが、飾らずにのびのびとお話する瀬名波さんを見て、風通しの良い会社なのだと感じました。玉城社長は、「寝癖」の話以降、少し髪の毛を気にするように手で押さ えていました。

(聞き手・構成/山本ぽてと)

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