アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を軸にアートビジネスを展開するスタートアップ「The Chain Museum」に、2025年9月から新たなメンバー「芳賀 諭史(はが・さとし)さん」がジョインしました。
これまでのキャリア、The Chain Museumへの入社の決め手や、今後チャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。ぜひご覧ください!
■社員プロフィール
芳賀 諭史さん/Head of Coordination Business
総合人材サービス企業で人事企画を担当したのち、Sansan株式会社にてAI・DX領域の事業開発や戦略的アライアンスを推進。グループ会社のCMOおよび代表を歴任し事業運営に携わった後、2025年9月よりThe Chain Museumに参画。「Coordination」サービスの責任者を担う。
〜芳賀 諭史さんへの3つの質問〜
Q1:入社前はどんなことをされていましたか?
新卒では総合人材サービスの会社に入社し、約10年ほど人事を担当。本社人事として、人事制度の設計や企業統合、基幹システムの構築など、いわゆる管理部門の仕事が中心でした。一方で、人事と言いつつ、実態は経営企画部門と人事部門を兼ねた企画調整担当という役回りでした。
その後、会社は合併や統合を重ね、数万人規模の企業へと成長。大企業の本社管理部門の人事という安定したキャリアでしたが、「そろそろ事業サイドの仕事をしてみたい」との気持ちが強くなり、30代半ばで社員数が100名にも満たないITスタートアップへと転職。職種も法人営業に転換したので、自身としては大胆なキャリアチェンジでした。
今でこそ”SaaS”というビジネスモデルは当たり前のように語られ、成長産業と捉えられていますが、当時はまだまだ一般的とは言い難く、知名度もほとんどゼロ。転職を報告した際、周りからは驚かれました。
入社してからは、エンタープライズ向け営業組織の立ち上げ、新規プロダクトの立ち上げ、戦略的アライアンス、さらにはデータやAI開発部門の責任者やグループ会社の代表など、実に多様な経験を積ませてもらいました。
今振り返っても、企業の急成長と自分自身の成長を重ねることができた貴重な経験だったと感じています。
Q2:入社のきっかけとして、The Chain Museumにどんな魅力を感じてくださったのですか?
ビジネスパーソンとしてのキャリアが20年を超えたタイミングで、「この先の時間を、何に使うのか」を次第に考えるように。
成長産業の中で一定の成果も出し、自分なりにやりきった感覚があったからこそ、次は「純粋に興味が持てる領域」で仕事をしてみたいと思い始めました。
当時、私にとってのアートは、あくまでも趣味のひとつでした。美術館や芸術祭に足を運び、ギャラリーやアートフェアで作品をたまに買う程度で、「距離は近いけれど、仕事にするとは想像していなかった世界」でした。
アート関連のスタートアップとして、The Chain Museum(以下、TCM)の存在は以前から知っていましたが、偶然、知り合いのエージェントにポジションを紹介され、改めて話を聞いてみようと思ったのが出会いのきっかけでした。
選考を通じて印象的だったのは、面談に出てくる方ひとりひとりが魅力的であったことはもちろん、「地に足がついていた」ことです。アートの理想や可能性を語りながらも、同時に、事業としてどう成立させるかを真剣に考えている。その現実的な姿勢に、誠実さを感じたことが入社を決めた理由です。
Q3:今後、The Chain Museumでチャレンジしていきたいことは?
「アート業界で食べていくことは難しい」——そうした言葉を、これまで何度も耳にしてきました。
確かに様々な理由で難しい側面もあります。それでも、単に利益を追うだけではなく、業界がこれまで大切にしてきた価値や文化を尊重しながら、企業として、そして業界として持続的に成長していくビジネスを確立させることが、私のチャレンジだと考えています。
これまでのキャリアを通じて、理想と現実の両立の難しさは痛感しています。事業運営を進める中で、どうしてもどちらかに寄ってしまうシーンを何度も見てきており、忸怩たる思いをしたことは少なくありません。決して簡単なことではないことを理解しつつも、だからこそ、そこに挑戦する価値があると感じています。
私は一実務家として、目の前のクライアントに真摯に向き合い、アート導入の価値を言葉にし、オフィスや商業施設、ホテルへとアートのある空間を少しずつ増やしていきたいと考えています。
日々の仕事はシンプルな積み重ねですが、その先に、TCMのミッションでもある「世の中に新しい気づきの機会を届ける」世界を、実現していきたいです。