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医学生インターンとして海外の医療を学ぶ

はじめまして!

2023年の6月初めから8月末までSunrise Japan Hospital Phnom Penhでインターンをさせていただいた、北村匡と申します。今後の応募者の方の一助になれば幸いです。

インターンに応募した理由

現在東京の医学部の4年生で、研究プログラムの一環としてIT部門でインターンをしております。具体的には、新しい機器や事業の提案をしたり現地の病院を見学したりしています。

個人的な話にはなりますが、

・海外に出たい

・医療背景を生かしたい

・臨床以外に関わりたい

という3つの条件全てをこのインターンで満たすことができました。

今回のインターンで取り組んだプロジェクト

主な成果としては患者さん向けのアンケート・クイズの作成をしました。

カンボジアでは1970年代の内戦で医師が40人程度まで減ってしまったこともあり、医療者のレベル・一般の人の医療知識のレベルが日本や周囲の国に比べ低いです。それにより、医療者への信頼も低いと言われることもあります。

その現状把握および施策を練るため、アンケートによる医師の信頼度(日本人とカンボジア人どちらに診てもらいたいか)や、健康に関する知識の啓蒙としてのクイズの作成を行いました。

アンケート結果


クイズ

他にも電子署名の導入や、おむつなどの病院で販売している商品の通販、VR・AR機器を使った教育やリハビリにも携わりました。

VRでのBLS(一次救命処置)の開発

サンライズのインターンの良いところ

業務面

「インターン生の目的は成長」と社長が言うようにノルマや面倒な業務が課されることはありませんでした。

「新しいことができれば良い」とのことで、自分の提案した企画を進めさせてもらえる環境です。もちろん予算などの制約はあるので何でもできる訳ではないですが、話を聞いてもらえる点でとても楽しいと思います。

イベント

サンライズでは地域貢献などもかねて、マラソンやスポーツ大会の救護チーム、ゴミ拾い活動、サッカーリーグのスポンサーなど病院外と関わるイベントも多いです。文化も違う異国の地で様々な人と関わったり経験を積んだりすることができます。

小学校での健診イベント

マラソンの救護チーム

地域の清掃イベント

生活面

生活面では違う文化との触れ合い、英語での意思疎通、一人暮らしなどなど業務以外でも学びの多い生活が送れます。

あたたかい人が多く、医学生ということもあり、日本人の医師や看護師の方に進路などについてご助言をいただけたのはとても大きな収穫でした。医療者かどうかに関わらず、わざわざ海外に出てきている変わった背景の方達との交流は刺激的です。

サンライズのインターンの悪いところ

良くも悪くも気候を含め生活環境は大きく変わるのでそれを楽しめない方にはつらいかもしれません。

僕の場合は、人も気温も温かく、想像より遥かに高水準な暮らしになれるとカンボジアが恋しくなってしまいました。特にトゥクトゥク(安いタクシー)での移動になれると、日本に帰った後に電車通学ができるのかとても不安になります。

最後に

上司の吉見さんをはじめ、日本人のオフィス職の方・医療者の方・インターンの先輩など皆さん暖かく、業務でも休みでも気にかけてくださいました。

日本語が伝わらない・発展途上国・病院、といった特殊な環境にいつつ、日本人の手厚いサポートの上で自分の成長に100%労力を使える素晴らしい環境だと思います。

もちろん、カンボジア人と業務について意思疎通(英語)するのは言語面でも文化面でも大変ですが、うまくいった際の喜びも大きいです。

この恵まれた環境で成長したいという方はぜひ応募してみてください。


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