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インターンからIoTエンジニアへ〜スタートアップのハードウェア開発の楽しさを伝えたい〜

こんにちは、Strobo広報の岡本です!
前回のインターンの記事につづいて、Stroboメンバーの記事をお届けしていこうと思います。

今回のインタビューでは、Stroboが製造販売している低価格ホームセキュリティ「leafee(リーフィー)」のハードウェア・デバイス内部ソフトウェア開発担当である岩滝 宗一郎さんが登場です!

岩滝さんの自己紹介

岩滝さんは、東京大学 大学院博士課程を卒業し、2020年4月にStroboに正社員として入社し、センサーデバイスのハードウェアとデバイスに書き込むソフトウェアの開発を担当しています。

入社前には、大学院時代から繋がりがあった知り合いに声をかけられたことがきっかけで、Stroboでインターンをはじめました。
インターンとしてハードウェアを開発していくうちに、ものづくりの面白さにハマっていったことが、Stroboに就職するきっかけだったと思います。


大学では、建設機械の遠隔操作に関する研究をしていた

東京大学では、建設機械を遠隔操作するための画像表示の研究をしていました。

これは災害現場では、人が建設機械に乗って現場に入って作業することは危ないので、遠隔操縦したいというニーズがあるのです。また、災害現場以外にも、人が住んでいる場所から遠く離れた鉱山といった、直接人間が赴くことの難しい場所での作業でも遠隔操作によって作業を行いたいというニーズがあります。
そのような遠隔での作業において問題なのは、人が入れない現場で建設機械の周りや建設機械自体がどのような状態になっているのかは、実際に行かなければ分からないことがあります。
これはどのようなことかというと、例えば、建設機械が険しい地形の場所に進入して倒れてしまうといった危険を防ぐ必要があります。これには、機体自体が傾きすぎていないか、周囲の地形が危険な地形でないかなどを操作者に提示することが有効であると考えられます。そこで、センサーやカメラを建設機械本体にのせ、操作に都合の良い画像を合成し提示する方法を提案しました。

これらは、直接人が入っていけないような災害現場で、土砂を除けたり、復旧作業を行ったりする、鉱山で役に立ちます。
大きい鉱山というのは人が住んでいるところから離れたところにあるため、飛行機で行き、ある程度の日数をそこで過ごし、また飛行機で戻ってくるということをするのですが、住んでいる場所から離れていることもあり、人はあまり行きたがりません。
人が安全な場所から、鉱山にある機械を動かすことができれば良いという風に考えることもできるため、ニーズが高いのです。

Stroboで新卒正社員になったわけ

大学院の博士課程に入るちょっと前に、Stroboで当時インターンをしていた知り合いから「ハードウェアの業務ができるインターンを探している」と伝えられ、Stroboがインターンを募集していることを知りました。

当時、インターン先ではない一般企業企業に就職する、もしくは大学院に残って研究員として研究と続けることも視野にありましたが、インターンをしているうちに「自分が設計したハードウェアが製造され出荷されていく面白みを知ってしまった」からこそ、大学院卒業後はStroboにそのまま正社員として就職しようと思いました。

また、幼い頃からラジオ・電波が好きということと、電子工作、電子技術に興味もあり、今考えるとStoroboでの現在の仕事は自分自身が幼い頃から好きだったことを続けてきた結果であるのかもと考えることがあります笑

Stroboでの役割と担当業務

Stroboが提供している低価格ホームセキュリティサービスleafee(リーフィー)には、mag・hub・moveの3種類の基板があります。インターン生のときに、これらの基板やプログラムを作成していました。

正社員になってからという訳ではありませんが、今はある程度製品が出来上がっている状態なので、製品の品質向上・管理にも業務の幅を広げて取り組んでいます。

インターン時代は何もないところからの製品づくりでしたが、今はそれをいかに管理し、製造コストを下げ、安定した供給に繋げていけるのかという、10→100、1000と広げていくフェーズになりました。

最近はニュースでも目にする半導体不足に対処するため、入手性の良い半導体を活用できるように既存製品をアップデートすることも行っています。

また、新製品の開発なども行っているため、インターン時代の経験も活かして業務を行っています。


実践で学んだハードウェアの製品化

大学・大学院時代共に研究をしていたため、量産を前提としたハードウェアの製造や設計を学んでいた訳ではありませんが、それでも試行錯誤を重ね、より良い製品を届けるべく、今も実践を積みながら勉強をしています。

”やったことがないことをやらない”というのは、私自身が思うやらない理由にはなりませんん。やったことがなくても、順序立てて行けば誰でも出来ると思います!

基本的に問題が起きた時、壁にぶつかった時には社内で共有・相談をすれば、物事が危険な域に達することはありませんし、何らかの策を取ることができます。

Stroboは現在正社員3名しかいませんし、小さいからこそチームでの共有は非常に重要だと思っています。

慎重ではありませんが、落ち着いて考えるタイプだからこそ、成せることかもしれないですね笑

プロダクト開発・製造を行う上で、気をつけていること

セキュリティは確実に動くことが重要なので、動作がスムーズになるように設計して、構築することを心がけて、大事にしています。

特に、

  • 既存製品の動作不良があった際、実際に不具合が起きた状況を再現して検証を行うこと
  • ハードウェアの開発製造を行う上で、製造するための部品パーツの仕入れを切らさないようにすること
  • 製品発注が今の3倍、4倍になっても製品供給が追いつくように製造計画を立てること

に気をつけています。

不具合の検証は、どんなに時間がかかるものでも出来るだけ再現して、徹底して検証を立て改善に当たっています。

また、趣味がアマチュア無線で、電波そのもの性質の理解を深める上で非常に仕事にも役立っています。アマチュア無線をやっていると、こういう地形・環境の場合には電波が飛ぶ、飛ばないなどが分かるようになります。

leafeeは、Bluetoothを使用する製品のため電波の性質を理解して設計しないと不具合が発生するケースがあります。
製造販売している人感センサーは実際にちょっと部品の位置を動かすだけで接続性能が良くなるケースもありました。また、電波の到達性が設置環境による影響を受けることがあるため、ご契約頂いたお客様側で不具合があった際に、知識を活かして対処に当たることがあります。

Stroboに興味を持っていただけたら嬉しい

私は、全ての人が手元で全てのセキュリティ情報を管理出来るように、この先ホームセキュリティだけではない分野にも挑戦して行きたいと考えています。
Stroboでは、物理とインタラクションが取れるサービスを作り続けて行きたいと思っています。

Stroboにご興味がある皆さん

Stroboが提供しているサービスは非常に多くの技術を含んでいるので、
・技術に興味がある方
・複数の領域に跨ってサービスや製品を開発してみたい方
には活躍できる場所だと思います!

何でもできる必要はありません。技術に詳しくなくても、得意な分野が1つでもあるという方は、すごく合う環境だと思います。

Stroboに合うと思うのはこんな人!

これまで
・自分で能動的に動ける
・0からでも自分で勉強して貢献したいと思ってくれている
・未知のものに対して、尻込みをせず立ち向かっていける
・自分自身の意見を筋道立てて伝えることができる
・情熱がある
という要素を1つでも持っている人が、副業・業務委託・インターンメンバーで長く続いている人の傾向だと考えています。

ぜひ1つでも当てはまる、Stroboに興味のある方は、ぜひ一度お話しましょう〜!

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