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こんにちは!
現在スタークスでエンジニアとしてインターンしている鵜殿と申します。2018年4月から新卒として入社予定なので、それまでに少しでも力をつけられればと思いインターンさせてもらっています。
早稲田大学在学中では開発援助や開発経済学に関して学んでいました。そんなわたしがなぜ新卒でITベンチャーのエンジニアになろうと決断したのかを書いていければと思います。
人との違いと変化に敏感になった幼少期
大阪で生まれたのち小学三年生になるまで、父親の転勤で4度の引っ越しとそれに伴う転校を経験しました。環境の変化は幼いわたしに、他人が持つコンテクストが自分と相手との考え方の差を生み出して、それによって違った価値観を持ちうることを悟らせました。
環境が変わるごとにコミュニティの中で1人違う場所で育った自分がいかにそこへ馴染んでいくか考え、浮かないように必死で周りを観察するようになりました。使っていた方言は変と言われたから直し、知らない話が話題になればついていけるよう必死に調べ、何か意見をいうときは相手の顔色が変わらないかを気にしながら喋るようになっていました。何もわからない環境で自分が恥ずかしくならないよう、怒られないよう、嫌な思いをしないようにする手段は周りに合わせることでした。
幼いころの環境の変化を自分が「変わる」ことで解決していくうちに、どんなことでもなんでも器用に合わせ、身につけられるようになっていきました。
違和感なく馴染んでいたはずのある日、自分が人に合わせることで自分が何なのかわからなくなりました。周りは自分の意志を持ってぶつかっているのに自分は波風立てないように常に中立の立場でいようとしていたんです。
そこで今度は自分がどういう意思を持った人なのかを考えるようになりました。
周りに馴染もうとすることに慣れていた私は関係性を意識する中で、自分自身が人との関わりの中で存在することを強く感じました。だからこそ、まわりの不幸や不便などを感じている人に対して、自分が周りから必要とされた時に力になれる人になりたい、そう思うようになりました。
社会課題の大きさから感じた自分の無力さ
そんなわたしが大学で勉強していたのは貧困や国の経済発展、そのための開発援助に関してです。不幸や不便が解決できたらという思い、なによりも生まれた国や環境によって左右されやすい理不尽さが嫌で、早急に解決される必要を感じていました。
そこでこの世の諸悪の根源は貧困なのではと考えた上でこの問題が様々な問題と絡み合って起きているからこそ、解決には多面的に勉強する必要があると思い早稲田大学の社会科学部に入学しました。貧困で苦しむ人に対して自分はどう力になれるのだろうかと考えながら、NGOやNPOの働きからBOPビジネスなどの企業による取り組み、経済理論やそれに伴った経済政策など多角的に学びました。
しかしその上で突きつけられたのは、これほど解決に向けて取り組んでいるのに貧困で苦しむ人がまだ多く存在するという事実でした。またボランティアに参加しても持続的に支援できず、そもそも言われたことを手伝うしかできない無力さむなしさを感じるだけでした。
貧困の深刻さから海外ばかりに目を向けていましたが、自分の身近にも苦しんでいる人がいて助けられないほど自分には力がない。なにか革新的な取り組みをしなければこの問題は解決しないと痛感しました。
(ゼミの活動でベトナムに行って現地の学生と経済発展に関して討論しました)
英語ディスカッションで得たもの
開発援助に携わりたいと考えたときに英語のコミュニケーションは必要不可欠だと言う考えから、英語サークルに所属し競技ディスカッションへ結果的に最も注力して取り組んでいました。
英語を話せるようになりたいと思って入りましたが、自分の意見をぶつけ合い周りを巻き込んで1つの結論をとる競技であるため、英語力だけではなく論理的に説得する力や会話の中で心理的に相手を誘導する力を鍛えられました。
全く異なる価値観を持つ相手とぶつける意見は、それぞれの立場に立って考えればどちらも正しい場合が多いです。
ディスカッションをする中で、何が正解かで考えて立ち止まるのではなく自分が選択した意見をどう正しく見せていくか、どう正解にさせるかが大事であると気付かされました。
これまでは優柔不断でどちらの意見にも中立でいた私が、決断する勇気の大切さを知り、決断したあと自分が主体性を持って正解にしていこうと決心し、それからはどんな事柄でも様々な角度で捉え、自分が正しいと決断したことに従って行動するようになりました。
(ディスカッション中の写真)
無力な自分を変えられる場所
就職活動を始めた当時にやりたいと思っていたことは、変わらず貧困の解決に取り組むことです。大学入学前後には国際的な政府機関に勤めることに憧れていましたが、自分の力ではなく国家や国際機関の力で物事を動かしていくことを考えると次第に魅力を失っていました。
またNPOやNGOへの就職も視野に入れていましたが、自分に力がないまま組織に入っても革新的な手段での解決はできないだろうと考え、「今」就職することを選択肢から外しました。
革新的で継続的な解決手段がとり得る企業活動によって解決に取り組みたい。
そこでIT活用による生産化は経済成長を生み、結果として貧困解決へつながるのではないか、さらに現代で最も変化が早くイノベーティブな業界であると考えIT企業に視点を向けました。
また経験は全くありませんでしたが、IT業界の中でもエンジニアを志望しました。それはITの力を使いこなしていくため、また社会課題に対して自分の力で解決するためには自分で開発する技術を身につける必要があるという考えにたどり着いたからです。
企業選びの軸にしていたのは、
「自社の利益ではなく社会全体の利益を考えている企業であること」
「生産性の向上に取り組んでいる企業であること」
「言っていることと行っていることが一致している筋が通った企業であること」
です。スタークスに入社を決めた理由も、スタークスがこの3つを満たすような会社だと思ったからです。
「自社の利益ではなく社会全体の利益を考えている企業であること」
周りには金儲けや出世が目的で企業に勤めるという人や、自社の圧倒的成長を目標としている企業が数多くありました。もとより自分が他者との関係の中で存在すると考えていたわたしは、自分のため自社のためだけに働くことにモチベーションを持つことができませんでした。
そんな中でスタークスは、人のため何より社会のためを第一に考える文化があり、その証拠に周りに常に興味をもってアンテナを張っているからこそ変化に敏感な人が多いということ、また社員やパートナーさんに対して常に尊敬の念を持って接している姿勢に惹かれました。
「生産性の向上に取り組んでいる企業であること」
また生産性の向上は経済発展には不可欠だと考えています。事業において、物流におけるムダをなくし効率化しようとしているだけではなく、そこに付加価値を生み出そうとしていることに他社との違いや強い関心を惹かれました。
それは私がIT化というものに対して人の温もりを奪うものというマイナス面があるなと考えていたところに、むしろ温もりを与えることができるんだという新しい気づきが与えられたこともあります。
「言っていることと行っていることが一致している筋が通った企業であること」
最後に筋が通っているということは、言い換えると理不尽ではないということです。自分がこの世で最も不幸や憤りを感じていた事柄は、すべて共通してその原因が理不尽であるものでした。その理不尽を取り除くために、理不尽な企業では達成し得ないと考えていました。その判断基準にしていたのは、社員の方が夢や理想持っていてその上でどのように達成しようと考えているかを聞くことでした。
スタークスで出会った社員の方は、一人ひとりに夢や理想があり社員全員がその夢に心から価値を感じていました。またその夢を本気で実現するために綿密な計画を立てていることに惹かれました。
スタークスには10 Timesというバリューがあります。人の10倍好奇心を磨いて人の10倍大きな未来を描いた上で、逆算し実現させることがこのバリューの行動指針です。人の10倍大きな未来を描くことは実現困難に思えますが、逆算思考を持ってマイルストーンを敷いているため常に筋が通っており、一歩ずつ歩んだ先にかならず実現できるのです。
社員の方と話していると全員から内側の熱いものを感じ、その達成のために熱意を持って取り組んでいることが決定打で入社を決めました。つまり「なぜやるのか」が共有・浸透しているため、もし「なにを作るか」が今と違うものでも、論理立てて戦っていける強い組織だと思ったのでぜひここで働きたいと思ったのです。
社会課題をサービス・ビジネスで解決するということ
そう感じた私がスタークスでやりたいことは、誰からも評価されるサービスを創ることです。どんなものが評価されるかと思っているかというとこの三つが達成される「人が理不尽だと感じていることを無駄の少ない手段でなくす」サービスだと思っています。
社会課題は全て理不尽で深刻なものです。また原因が複雑に絡み合っているので、多面的な視点を持って分析しなければ解決は難しいと言われています。スタークスにはMulti Value「多面的価値」というバリューがあります。どんな物事に関してもあらゆる視点から見つめ、問い続けることを指針として常に実行しているんです。そんな全員が多面的価値を問い続けているスタークスでだからこそ他社には作れない素晴らしいサービスが作っていけると思っています。
また、現在新卒が少ない開発チームを最高のチームにしていきたいです。そのために私は社内で、いや社外でも開発といえば名前の挙げられる存在になっていきたいです。
世の中の課題をビジネスで解決したい方へ
社会課題というと何を思い浮かべますか?わたしは貧困を真っ先に想像しますが、人手不足、食糧不足、格差、差別など世の中には理不尽な社会課題に溢れています。これらを解決するための取り組みは容易ではないですが、だからこそやりがいを感じられる仕事と思っています。
スタークスはこれらの社会課題をビジネスで解決しようと取り組んでいます。現状では実現不可能なことでも、イノベーティブな未来を思い描き実現するため綿密に逆算し行動しています。
社会課題に対してイノベーションで解決をしていきたい方、同じ課題意識を持った多種多様な社員が待っています。
国際機関や非政府非営利組織としてではなく社会課題をビジネスで解決するとはどういうことか疑問に思った方、オフィスでじっくり話しましょう。
また自分が成し遂げたいことがあっても諦めかけている人や、自分は社会に対して無力だと感じている人でも話す中でなにか思い直せるきっかけになるとおもいます。
ぜひ気軽に話に聞きに来てください!