スペースキーの小野(@tsugumi_o_camp)です。この度、スペースキーが運営する伊豆の情報メディア『IZU HACK』がじゃらんに誌面デビューしたことをお知らせいたします!……ん?待って。『IZU HACK』って何?そんなメディア運営していたっけ?そんな声に答えるべく、『IZU HACK』編集担当と所属部署の観光部についてインタビューしました。これを機に、ぜひ伊豆と『IZU HACK』のファンになってくださいね!
村中 真鈴さん 観光部 編集
キャンプWebメディア『CAMP HACK』編集を経て、現在は伊豆の観光メディア『IZU HACK』、宮城の観光メディア『GO GO MIYAGI』の編集を担当。
北山 正直さん 観光部 部長
創業事業の『Yadvance!』を2011年3月から担当。スペースキーの生き字引として事業遷移を知る数少ないメンバー。
『IZU HACK』とは
-早速ですが、『IZU HACK』が誌面デビューしたようで。おめでとうございます!
(村中)ありがとうございます!じゃらん7月号に同封される小冊子「プロが教える!夏のおでかけBOOK」に『IZU HACK』が“伊豆の達人”として協力しました。コロナ騒動で現地取材が難しい状況もあり、それぞれのエリアの達人がおすすめのスポットを紹介するという趣旨のものです。
-結構ボリュームありますね!
(村中)ほんと、こんなに使ってもらえるなんて思いもしませんでした……。
-『IZU HACK』を知らない方もいますので、簡単にどんなメディアかおしえてもらえますか?
(村中)『IZU HACK』は主に首都圏の生活者に向けて、伊豆の知られざる魅力を伝えるWebメディアです。伊豆は地名としてはメジャーですが、魅力がまだまだ伝わっていない観光地でもあると感じています。知っているようで実は知らない。首都圏からそれほど遠くなく、自然豊かな観光地であるのが伊豆です。実際に伊豆ってどんなところだとイメージしていますか?
-うーん、海とか……。
(村中)そう、海くらいしかイメージされていないですよね。でも実は、伊豆半島の海岸線以外は山で、海だけでなく山の幸も両方楽しめるエリアでもあるんです。小さな半島に、自然がギュッと凝縮されている。観光地としての高いポテンシャルを秘めた伊豆を、もっともっとたくさんの人に紹介していきたいと考えています。
-なるほど。『IZU HACK』はどんな情報を載せているのですか?
(村中)情報は王道からトレンドまで、まんべんなく載せられるように構成しています。もちろんWebメディアなので、キーワードボリュームを意識して記事を作ることも基本ですね。あとは、現地にある情報をより詳しく深堀して、いかに価値をプラスして伝えるか。例えば「海」を伝えるにも、伊豆には海岸が10以上あるので1つ1つを細かく伝えたり、「海開き」などの季節性に合わせた記事も発信しています。ちなみに「伊豆 海開き」で検索すると、今『IZU HACK』の記事が1位なんですよ!(執筆時現在)
-おお!すごい!
(村中)あまり知られていないですが、天城山や大室山などの山もあるので、トレッキングやハイキングも楽しめます。伊豆って知れば知るほどおもしろくて、成り立ちも特殊。伊豆は大陸のプレートがちょうど重なる所に位置しています。プレート同士がぶつかって盛り上がってできたのが伊豆、その伊豆が押されて本州とぶつかったためできたのが富士山と言われています。そのためか、伊豆は地質学的にもとても注目されています(ユネスコ世界ジオパークにも認定されているんですよ!)。小さな半島の中に山があり温泉もあり、滝もある。こんな距離感でこんなにもたくさんの自然を楽しめるのは伊豆ならではだと思います!
-知らなかった……。行ってみたくなりました!
じゃらんに掲載されるまで
-今回、じゃらんに載るまではどのような経緯で?
(村中)伊豆のクライアントさんからの紹介です。『IZU HACK』をやっている弊社にお声をかけていただきました。前述の通り現地の取材ができないので、伊豆のおすすめスポットをおしえてほしいといった内容でした。
-実際にどのような流れで進んでいったのですか?
じゃらんさんからのオーダー:
「伊豆に行きたくなるようなの絶景スポット」をおしえて!
▽
・絶景スポットを選出
・スポットごとにコメントを考える
(村中)主にはこの通りで、やったことはそんなに多くないです。作業期間としては1か月くらいだったかな。
-ポイント選出はどのような基準で選んでいったのですか?
(村中)「絶景ポイント」という条件があったので、それに沿って選んでいきました。意識したわけではないのですが、結果としてアウトドア多めになりましたね(笑)。個人的には、三筋山細野高原でのパラグライター体験は絶対入れたいなと考えていました!
-スペースキーらしくていいですね!
(村中)「ファミリー向け」という条件では、あまりニッチすぎないこととか、小さいお子さんでも行けるかどうかを意識しました。歩く距離とか安全性とか、そういう部分でじゃらんさんと調整しました。
-今回の企画で得られたものってなんでしょう?
(村中)Webメディアの枠を超えて、紙媒体に載ったということが大きいですね!今まで以上に情報の信憑性であったり、正しく伝えられているかどうかであったり、「情報を正しく伝えること」についての重要性を学べたなぁと思います。Webと違って紙は修正が効かない。そう思うと、一字一句丁寧に慎重にならなくてはいけないなと。
また、観光情報を伝える上でターゲット設定も大事だなぁと。最初に選出したスポットの中で、いくつかファミリー向けに適さないので採用されなかったポイントがあるんです。じゃらんさんから指摘されてみて初めて気づくことも多かったので、勉強になりました。今後の『IZU HACK』でも活かしていけるよい機会を得られたなと感じています。
-大事な視点を学べたんですね!北山さんはどう捉えていますか?
(北山)見本誌を拝見したとき、こんなに露出が多いとはと驚きましたね(笑)!ですが全体的に見て、観光の中にあるアウトドアという関係性を改めて見出した気がします。今、会社としては「アウトドア」だけを切り出して事業展開をしていますが、本来は観光の中にあるものであって、観光の中で流行らせていくものだと。今ようやく両者が結びつく存在になったのかなと。観光の中にアウトドアが垣間見える、自然とスペースキーらしい記事になったのではないかと感じています。
観光とアウトドア、観光部のこれから
-事業の話がありましたが、観光事業部の役割についてお話いただけますか?
(北山)観光事業は、実はスペースキーの創業事業。『Yadvance!(ヤドバンス)』という宿泊業向け予約システムの開発・運用はスペースキーのコアであり、ここを受け継いでいく使命も観光部が担っていると捉えています。『Yadvance!』のクライアントは地方の温泉旅館さんが多いのですが、皆さんとお話すると“やっぱり豊かな自然が魅力だよね”という話題になりますね。つまり、観光とアウトドアは独立して考えるものではないと。
観光部としては『Yadvance!』を中心に日本各地の温泉旅館さんを支援していきますが、今後は「観光の中のアウトドア」という軸でもっと地域全体を盛り上げていきたいと考えています。やはり泊まりに来てもらうためには、地域の魅力がないと難しい。地域の付加価値として、旅ナカの「コト=アウトドアレジャー」を含めた総合的な提案ができるのはスペースキーの強み。観光とアウトドアのかけはしとなるような取り組みに注力していきたいと考えています。
-確かに。旅とセットで考えるとすんなり入ってきます。
(北山)地域を盛り上げることはもとより、地域の課題を解決することも同じぐらい重要だと考えています。伊豆でもだいぶ過疎化が進んできており、メジャーな観光スポットが廃れてなくなるなどの影響も出始めています。魅力があるのに伝わらなくて集客できない。結果、住む人も少なくなってきている。こうした地域の課題にもスペースキーとしてやれることがあるのではと考え、『IZU HACK』で記事にしたこともありました。
伊豆は土地柄、観光が主要産業。伊豆に観光に来て、そこで消費してもらうサイクルを生み出したいと考えています。伊豆の最大の魅力である自然を活かして集客するというスタイルは忘れずに、伊豆を楽しんで地域へ興味を持ってもらえるような取り組みを実施していきたいです。
この記事なんてまさに地元に密着した記事。地元に埋もれた情報をすくいとって付加価値をつけて発信し、地域に還元できるサイクルを『IZU HACK』で実現できたらと思います。
-このキンメプリンの記事もいいですね~!(キンメが)際立ってる!
(村中)ありがとうございます!これは観光協会さんからおしえていただいた情報を記事にしたものです。プリン自体は素朴なので、ネタに振りきって記事としての個性を出してみました(これは『YAMA HACK』編集部からのアドバイスです!)。
(ちなみに、「キンメプリン」でも1位!)
-そういう連携があるのもいいですね!目標実現に向けて、課題感はありますか?
(北山)『IZU HACK』としての規模感が小さいので、できることは限られてしまいます。もう少し影響力あるメディアになれるよう、成長していくことが課題ですね。ただ、今はあせらずできることをやっていくフェーズ。途中でやめることが一番いけないので、かけられるリソースでコンスタントに続けていくことが大事だと考えています。
-村中さんは今後、どんな『IZU HACK』にしていきたいですか?
(村中)もっとリアルな情報を出せるメディアになりたいですね。地元民しか知らないような情報だけど、観光客にも嬉しいような、そんなリアルな情報を発信していきたいです。『IZU HACK』を見れば、伊豆のすべてがわかるメディア。地元の人にも寄り添った、親しみの持てるメディア。そうするには、やっぱり伊豆に住むしかないかな……(笑)。伊豆に住み込んで記事を書けるようになることが当面の目標です!
-それいい!私もやりたい!『IZU HACK』を含め、今後の観光部の取り組み楽しみにしています!
\ 『IZU HACK』よろしくね! /
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