スペースキーが目標管理に『OKR』を導入した理由とは？

こんにちは。採用担当の小野です。先日行われた2019年4Qキックオフミーティングでは、目標管理『OKR』導入後初の発表会を開催しました！なぜOKRを導入したのか、導入によって何を期待しているのか。その様子をレポートします。

第三創業期突入にあわせて、目標管理を変更

スペースキーでは、2019年下半期から目標管理に『OKR』の導入を開始しました。4Qキックオフミーティングでは、OKRの再確認と全社としてどこに向かうのか、方向性の認識あわせを行いました。

これまでのスペースキーは、目の前の課題解決に対して多角化を進め、事業拡大をしてきました。自社サービスは7つ、取り組みやプロジェクトを加えるとオフラインも含めて事業領域は多岐にわたります。多角化によって組織も拡大し、100名を超えるまでに成長（2019年10月現在、115名）。しかし、それにより組織的な課題も見えてきました。それは、個々の認識と会社の目標にばらつきが発生したこと。会社が何を目指して進んでいるのか、それぞれの認識や目線をすりあわせて、“会社一丸となって課題に取り組みたい”との想いから、ビジョン・ミッションを刷新しました。（詳しくは最下部記事リンクを参照ください。）その社内定着に向けた取組みのひとつが、目標管理OKRへの変更です。

「すべての人がアウトドアレジャーをより長く豊かに楽しめる社会を創る。」

本質的な問題が何なのかを議論し、ボードメンバーと1年を掛けて、この新ビジョンを生み出しました。ただ、ビジョン実現には事業理念の刷新だけでなく、人事制度・組織の変更も必要です。組織では、適材適所へ人員を配置。人事制度は、OKRを新たに導入することにしました。

OKRとは

OKRとは「Objective & Key Result」のこと。【Objective】はそれをやる意義やビジョン・戦略を、【Key Result】はカギとなる主要な成果を意味しています。KPIなどとの大きな違いは、なぜその課題を解決しなければならないのか、それをやることで何を目指しているのかという、会社として見据えるビジョンを共有できること。会社とメンバー、それぞれの方向性への認識をすり合わせ、同じ目標に向かって進んでいくには効果的と考え、今回OKR導入を決めました。

MBOからOKRへ

導入前はMBOを評価制度に取り入れていました。従来のMBOは、各部署がそれぞれに目指すものを設定し、そこに向かって積上げていく方法。一方で、OKRは会社が見据えるビジョンを、それぞれの認識とすり合わせ、リンクした行動を喚起していくもの。

OKRの導入は、新ビジョン・ミッションができたことで、変わりつつある行動のひとつだと考えています。会社が向かうべき目標ができ、会社が一丸となって進んでいくためにはそれに適した施策が必要です。ビジョン・ミッションをただのお題目にしたくない。行動変化を期待した新規施策です。

スペースキーの【Objective】

会社Objectiveには2～3年先の目標を設定するのがいいとのことで、今回は2022年のスペースキーとしてありたい姿をイメージし、設定しました。

【2022Objective】アウトドアレジャーの最適な体験提供を実現するために、生活者や事業者の実態やニーズを正確に理解し、総合的にサービスを提供できている会社を実現する。

このObjectiveを達成するためには、アウトドアに関わる生活者だけでなく、事業者や行政各団体の実態や課題を正確に把握しなくてはいけません。また、それらの課題を解決するソリューション開発・提供にも注力する必要があります。同時に、スペースキーという会社がアウトドア業界の中でも求心力のある存在へと成長しなくてはいけません。アウトドアの課題があったら「まずはスペースキーに相談しよう」と言われる存在になりたい。これらカギとなる状態をKey Resultに設定しています。