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【SORAの福利厚生:作家活動】岡本有加さんに聞きました

ソラでは作家活動や副業を支援する制度があります。こちらでは、その制度や風土を活用して、ソラで働きながら作家活動をしているスタッフを紹介いたします。

シリーズ3回目に登場するのは2020年入社の岡本有加(おかもとゆか)さん。現在デザイナーチームで活躍しながらも作品作りと定期的な展示を継続しています。彼女の活動の様子を聞いてみましょう。

岡本有加(おかもとゆか):デザイナーチーム デザイナー

岡本さんも戸川さんと同じく新卒での入社ですよね。入社するまでどんなことをしていたか教えてください。

出身は戸川さんと同じ武蔵野美術大学の造形学部工芸工業デザイン学科、専攻はガラスです。

実は大学時代に就活をしていた時期があって、その時は大手のジュエリー会社を受けていましたのですが、教授から「就活しないで作品を作ったらどうだ?」と言われたんです。浪人していたのも本当は藝大に行きたかったからで、その過去があったから教授からも藝大の大学院に進むのが良いとアドバイスをいただき、その気になっちゃったんですよね。(笑)藝大に受かるなら就活をやめても良いと親も理解を示してくれました。

そこからガラスと工芸の歴史を死ぬほど勉強して藝大の大学院に入ることができました。なので最終学歴は東京芸術大学大学院工芸科ガラス研究室修了です。

岡本さんもずっと作品作りを続けてきているんですね。学生の頃はソラを知ってましたか?

もちろん大学時代から知ってましたよ。戸川さんと同じ時代です。その上の先輩もソラに入ったと聞いてソラという会社は知っていました。最初は、指輪に色を付けるっていったい何だろう?って思いました。(笑)でも良く見たらいわゆる結婚指輪のデザインというものにとどまらず、印象的というか独創的というか、指輪にしては珍しい造形だなというのが第一印象でした。単純に面白そう!とも思いました。他には取り扱いのないジルコニウムの指輪とか、お客さんが自分でつくるコースもソラがパイオニアだとか、すごくチャレンジする会社なんだと感じました。

面白い会社だと思ってくれてたのは嬉しいですね。大学院にまで行ったので作家活動を極めるという選択肢もあったと思いますが、ソラに就職しようと思ったのはなぜですか?

大学3年生の時からガラスのジュエリーをつくり始めて外とのつながりを作り始めたんです。ジュエリーを続けるためにアルバイトをで生計を立てるか会社員として働きながら活動を続けるか自分にはどちらが良いかな?と考えた時、自分は会社員になりたい!と、何故か思ったんですけど、まだ迷ってましたね。(笑)その時に大学院の助手の方、ソラの先輩スタッフの旦那様なんですけど、その方からソラに興味ある子いない?って言われて手を挙げたんです。

その時声をかけられた3人のうち、1人はソラを知らなかったみたいです。もう1人は知ってたけど既に他の会社で内定が決まっていたので手を挙げなかったですね。私はどこも決まってなかったし、ソラは作家活動ができるというのがすごく自分の中でピシャリとはまったのが大きかったです。それに戸川さんが画を描いて展示しているのも知っていたから本当に活動ができるんだと期待値がすごく高まりました!

今のデザイナーのお仕事について教えてください。

ソラのデザイナーの仕事は一般的なジュエリーのデザイナーさんとは違う仕事だと思います。実際にデザインするよりも接客がメインで、直接デザイナーがお客様とお話しをして想いを形にしていく仕事です。他のデザイナーさんがどうかわからないですが、きっと普通に過ごしてたら出会わなかったであろう人と話ができて、とても面白いモチーフの指輪ができるのがすごいと思います。接客をするたびに人生経験が増えていく実感がありますね。



人生経験が増える実感が持てる仕事とはすごいですね!では自分自身で作り上げていく作家としての活動について聞かせてください。

大学2年生の終わりからガラスを専攻しました。彫金と迷ったんですが、彫金はお教室など外でも勉強できるというアドバイスをいただき、大学ではガラスを専攻し、3年生の時から彫金教室にも通い始めました。

実は浪人時代が長かったので、高校の同級生は社会人になっていたり、結婚してる子もいたりして、自分とは違う世界に足を踏み入れているんだなと違いを感じていました。自分も大学内で収まって卒業するのは年齢的にももったいない、もう少し外で自分の作品を出せるきっかけを作りたいと思い、まずはお手軽なところで友達と2人でジュエリーブランドをやり始めたんです。先輩たちの姿を見て、こんなイベントに出ると人に知ってもらえるとかもわかってきて、積極的にNew Jewelry(https://newjewelry.jp/5753/)に自分の作品を出展したいと交渉しに行ったり、そこでバイトさせてもらったりしました。

その時は同級生とは違う感じで、自分の中でもうひとつ頑張れることが欲しかったので無我夢中でしたね。

それを続けてきたおかげで少しづつ知ってもらえるようになったり、応援してくれる人も増えてきて、だんだんそれが作家活動のやりがいに変わってきたのかなと感じています。作家活動は、生きてくうえで自分が何かやれたかな?というところのひとつになったらいいなと思っています。

自分の中では続けることがすごく大切になっています。こうなりたいという目標はなく進んでいるのですが、続けることが大事なんですよね。なぜかというと、振り返ってみると、続けてきたから経験できたことがたくさんあったなと実感しているからです。

自分がいてもいなくてもジュエリー業界は存在し続けますが、自分が存在することを諦めて退いたところに他の人が入ってくるのはとても悔しい!なので、そこに居続けたいと思っているので続けることをマイペースに頑張っていこうと思っています。

やってみることでいろいろ歯車が回り始めている感じがありますね。実際仕事と作家活動を両立させるのは大変ではないですか?

先ほどもお話しましたが、続ける気持ちをいかに持続させるかが大きなポイントだと思っています。と言いながらもやらない時は全くやらないんですよ。展示が決まったらがむしゃらにやりますけど、それでも疲れた時は何もしないこともあります。私は無理せずマイペースで取り組むのが良いんだと思います。

さすがに毎月展示は大変なので、年間どのぐらいのイベントができるか手探り状態です。これが掴めるとやりやすくなるのかもしれませんね。大変と感じることもありますけど、仕事も活動も両方やることでお互いがリフレッシュされていますよ。

それに、佐藤さんや戸川さんみたいに作家活動をしている先輩がいるから展示に合わせて休みを取らせてもらったり細かなことにも配慮してもらえるので、私もすごくやりやすいんだと思います。



双方リフレッシュされているのはすごく良い関係性ですね。具体的にどんなことがありますか?

ソラを好きな人、自分のジュエリーを好きな人、会える人の幅も変わってくるし、自分がソラの一員として何を伝えるべきか?を考えて伝えていくことで自分のブランドにも良い影響が出ていると思います。

もともと色を使ったりイメージでモノを作っているので、抽象的な表現を言葉にすることに抵抗がないんです。なのでソラのデザイン提案にもすんなり入っていけたと思っています。

自分の活動に関しては、ソラで仕事をすることで接客スキルが上がりました。人としゃべることとコミュケーションの違いがわかってきましたね。その他素材のこととか勉強になることがソラにはたくさんあります。

ありがとうございました。最後にソラに興味を持ってくれた未来のメンバーににメッセージをお願いします。

ソラは「しちゃだめ」がない会社です。社長も作るし、作家出身の人が多いから活動に対してすごく理解があります。モノづくりをしたい、作家活動をしたい、けど会社で働くこともしてみたいという人にはピッタリの会社です!!ぜひ検討してみてください!!!

岡本有加個人ブランド:ON grass jewelry by yuka okamoto(https://www.onglassjewelry.com/


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