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【社員インタビュー】「自走できる組織」の実現に向け奔走するアプリエンジニアマネージャーに今の仕事と今後の方針を聞いてみた。

人物紹介

開発部 アプリユニット マネージャー 天野勇気さん

趣味のゲームをきっかけに2010年より独学でプログラミングの学習を開始。
その後、実務未経験でエンジニアとしてSIer企業に入社。アプリ開発事業部の立ち上げに参画。2012年よりソニックムーブへ入社し、iOSアプリ・Androidアプリの開発に従事。テックリードとして活躍しながらも、プロジェクトマネージャーとして案件全体の統括や営業活動など幅広い業務を担う。2019年よりアプリ開発グループのマネージャーに着任。現在はプレイングマネージャーとして、案件に携わりながら「自走できる組織」の実現に向け、チームビルディングや後進育成にも注力している。


ゼネラリストとして営業からPM、開発までワンストップで仕事を担う。クライアントと密に連携することで安定感のある開発を実現。

ソニックムーブへの入社理由を教えていただけますか?

きっかけは、ソニックムーブからスカウトがきたことでした。当時のソニックムーブはゲーム開発からシステム開発まで幅広く事業を展開していて、技術が結構とがっていた印象で面白いことを追求していきたい!という想いが強い会社なのかなと感じ選考に参加しました。入社の決め手は風通しが良さそう、キャリアの志向やスキルアップについて意欲と根拠があればチャレンジをさせてくれそうな環境があると感じたことですかね。やる時はやる! 遊ぶ時は遊ぶ! みたいなメリハリのある働き方ができるところが自分に合っていると思いました。

メリハリのある環境であったことが入社の決め手になったんですね。今の仕事内容を教えていただけますか?

今は、アプリ開発エンジニアチームのマネジメントを担当しつつ、アプリ開発案件におけるプロジェクトマネージャー(以下、PM)、テックリードをやっています。一言でいえばプレイングマネージャーですかね。

案件としては、マンガアプリ開発や物流業界のECアプリ開発、商業施設の従業員証アプリ開発など幅広く対応していますが、それぞれの案件における立ち位置が違ったりします。最近は、開発者ではなくコミュニケーションと人間関係が要となるような役割を多く引き受けるようになりましたね。

たとえば、マンガアプリの開発であれば、PM兼アカウントマネージャーのような立ち位置で、クライアントへの提案やクライアントと開発チームとの橋渡しを担っています。

具体的には、(アカウントプランナーとして)課題解決できる施策を提案し弊社に発注をもらい、その後、(PMとして)自社の開発メンバーに対し、クライアントの課題や要望、提案内容などを共有し、開発スケジュール全体の段取りを考え、制作に落とし込んでいくような仕事です。

自分の場合は、対クライアントビジネスでは交渉や開発全体における段取り、技術選定やコードレビュー、開発方針の選定や指示等、営業から開発まで一貫して担当することも多くありますね。

天野さんのように案件の営業からPM、開発までをワンストップで担うのは、自社内でどのようなポジションに当たるのでしょうか?

弊社ではテクニカルディレクターと呼ばれています。技術的な部分をディレクションしてプロジェクトを成功させるために重要な役割を担うポジションです。弊社ではプロダクトが実現されるために必要な技術やしくみ、最も適した機能などを幅広い知識で提案し、対応していく責任者のことをテクニカルディレクターと定義しています。

操作性などの使いやすさ(UX)を常に考え、OSごとのガイドラインに沿えているか、技術の整合性等、利用者が使いやすいしくみになるような提案をしていきます。

ただ、ソニックムーブ内でテクニカルディレクター的な動きをしている人があまりいない中で自分で切り開いたポジションなので、他社では「PM + テックリード」的な位置付けが近いのだと思っています。


テクニカルディレクターとして幅広い業務を進める中で、特に「これは大変だったな」ということは何でしょうか?

自分が案件をリードする際、お客様から安心して案件を任せてもらうため、コミュニケーションを密にとったり、こまやかな対応を心がけていたり、頼ってもらうための工夫をしています。

そうすることによって、お客様からの相談や判断を委ねるような話までご連絡いただけるようになれたのですが、関わるすべての案件で、クライアントからの相談が自分に集中してしまい、把握しなければならない情報量が増えすぎてしまったことがありました。

なので現在は、各案件でエンジニアの”責任者”を立て、ただ開発をするだけでなく、案件全体の進捗や内容、課題などある程度理解してもらうようにしています。

担当者1人1人に責任を伴う意識をもってもらうことで、エンジニアメンバーにも案件を自分ごととして捉えて行動するメンバーが増えたように思えます。メンバーからしたら、案件リードの経験を積めるメリットがあり、自分にとっても、タスクを分散できるようになり、楽になったと感じています。

テクニカルディレクターの介在価値は、開発を始める前〜その先の運用まで、スムーズに進められるように、各案件の責任者とコンセンサスを取りながら円滑に案件を遂行していくことだと思っています。なので自分は伴走者として陰ながら支援しつつ、メンバーと意見を交換しながら案件を推進していきます。


各プロジェクトを進めていくうえで工夫していることは何でしょうか?

クライアントとのワンチームになり、プロジェクトを推進していくことですかね。一番大切にしていることです。開発をただ仕事として受けるだけでなく、クライアントの課題を咀嚼したり、意図をくみ取ったりとクライアントの一部として案件に携わっています。

案件の根本からクライアントに入り込むことで、ユーザー目線での提案に繋がったり、予算的に難しい場合でも代替案の提案ができたりと、開発だけを受ける案件と比べ、はるかに提案がしやすくなります。

クライアントから言われたものをただ作るだけという関係だと、いわゆる「クライアント至上主義」な関係に陥り、クライアントにとって開発を遂行する作業者のような存在になってしまいます。

ですが、自分たちはあくまでもクライアントのパートナーとしてお互いの理解を深めてプロジェクトを推進していくので、ものづくりのプロとしてより良い方法を提案でき、クライアントにもご理解いただくことが多いです。

そのため、開発者からしても、心理的安全性の高い案件になりやすいです。

クライアントの心に寄り添うことに重きを置いて、能動的なプロジェクトへ参加することで、「この人に任せておけば大丈夫」、「何かあったらすぐに相談しよう」、「次は企画段階から入ってもらおう」など、今後に繋がる”信頼関係”を構築できると考えています。

案件継続性や交渉を行えるようになったので、今後も続けていきたいですね。

俗人化の解決に向け育成・組織体制の構築に重きを置く。再現性の向上を目指すアプリユニットの方針。

天野さんが思う、弊社の課題はどんなところですか?

まだまだ個々の能力に依存していて、体制化できていないところはあるのではないかと思っています。いわゆる「再現性」の無さを感じています。

それを解決するためには、誰がやっても同じ品質になる、誰がやってもスムーズに案件が進行する。そんな方法を少しずつでも考えていかないといけないと思っています。

なので自分のチームでは、俗人化を解消するために、先ほど話した「各案件にエンジニアの責任者を立てる」という施策をしています。その他、自発的な人材を育成すべくマネジメント面で工夫をしています。


俗人課題を解消すべく自発的な人材育成に取り組んでいるんですね。ちなみに天野さんがマネジメントするうえで心がけていることは何かありますか?

基本的には自分が気づいた”その方の良いところ”を褒めるようにしています。特に自分は最初の成果が出るまでのプロセス(=やり抜く力)を大事にしているんですが、0からのスタートの場合、最初の成果が出るまでに時間がかかり、成果が出ていない状態が続くこともあるのですが、そんな環境下だと、モチベ―ション維持も難しく「なんでこんなことやらされてるんだろう」という気持ちになるんです。

なので、マイナスな気持ちをプラスに転換するために、些細なことでも良い動きに気づいたら必ず伝えるようにしています。

たとえ修正すべきポイントがあったとしても、まずは良いポイントに触れ、その上で「こうしたらもっと良くなりそうじゃない!?」と提案を投げかける形でコミュニケーションをとるようにし、あくまでも対等な立ち位置としてアプローチしています。

特にミドル層のメンバーに対しては、マイクロマネジメントを減らすように心がけています。自発的な人材になってほしいという想いがあるので。ですが、チームの管理者として、メンバーの進捗や課題、悩みなど状況は把握しなければならないので、1on1などを通して”報告の機会“を作っていて、「ちゃんと見てるよ、評価するよ」が伝わるように心がけています。「誰かが自分の努力を見てくれている」と思うだけで、気持ち的に救われたり、最後までやるか!と自分を振るい立たせることができると思うので、チームメンバーとのコミュニケーションの優先順位を自分の中で上げています。


まずはやり抜く力をはぐくみ、経験年次や人に合ったマネジメントをされているんですね! アプリユニットのメンバーはどんな方がいらっしゃるんですか?

性格的にはそれぞれ違いますが、行動パターンとしては共通していて、

・考え方が柔軟でフラットに意見交換ができる。

・自分の考えを持って相談ができる、そして行動に移せる。

・責任感がありやりきることができる。

…と、こんな感じのメンバーかなと思います。

自走するチームの運営はここ1,2年でやっているのですが、以前と比べてメンバー全員が自ら考えて行動できるようになったと思います。今後チームを拡大していったとしても、成長し続けられる、利益を上げられるような体制にしていきたいですね。

チームを運営するうえでの自分の目標は、新たなリーダーを排出することです。全て指示する統率型リーダーではなく、メンバーの意見や自主性を取り入れサポートする「支援型リーダー」を排出したいと思っています。チームの方向性を定め、日々がんばっているメンバーに伴走していくようなマネジメントが弊社では成功しているので、今後この方法を自分のチームに広げていきたいと考えています。


最後に読者へのメッセージをお願いします!

ソニックムーブに入り、10年以上が経ちました。弊社は社風が良くも悪くも自由度が高く、働き方だけでなく”キャリアプラン”についても柔軟な側面があります。

成長の方向・キャリアの志向は人によって様々ですが、「叶えたい」という気持ちと行動が伴っていれば、誰にでも成長のチャンスがあると思っています。

自分を例に出すと、アプリエンジニアとしてだけでなく、現在はテクニカルディレクターとして業務をしていますが、このポジションって実は自分が作ったものだったりします。つまり率先して物事に取り組める人は自らの道を切り開くこともできる環境があるということです。

エンジニアとしてのキャリアを迷っている、やりたいことはあるが発揮できる環境がない。内に秘める野心があられる方には、ソニックムーブをおすすめしたいです。あなたのキャリアに寄り添い、実現に向けて伴走していくのが自分の役目でもあると考えています。

このように柔軟なキャリアを選択していきたい! という人は今のソニックムーブに合うと思いますので、少しでも気になるという方は、まずはオンライン面談でお話しさせてください。

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