スマートバリューで働くメンバーを紹介する「 SVパーソン 」。
今回は、自治体向けwebサービス開発・デザイン部門で働く古澤のインタビューをお届けします!
古澤 麻衣( ふるさわ まい ) 2015年入社 関西大学 総合情報学部卒 大阪府出身・31歳
webディレクターとして入社し、その後、データ移行やサイトチェックを行うアクセシビリティチームの立ち上げに従事。趣味は、野鳥観察とランニング
スマートバリューへ入社される前はどのような業界で働いていたのですか?
3年ほど、商社の業務管理部で事務をしていました。合併や統合が多い会社でしたので、業務内容も短期間でいろいろと変わりました。変化が早く、めまぐるしく移り変わる業務内容でしたが、おかげで様々な方と関わり、多くの業務を経験できたので、モノを売って会社にお金が入るまでを一通り知ることができました。
深夜残業や休日出勤が当たり前で、今思えばとても大変な環境でしたが、そこで出会った人や得られた経験は、今の自分を形作る重要な要素になっています。
スマートバリューへ転職しようと思ったきっかけは?
商社で働いていた時の課題解決から興味を抱きました。
当時、チーム内の共有事項をメールで流していたのですが、後で必要になったときに共有メールを探しても見つからない、何のワードで検索したらヒットするのかもわからない・・・という課題がありました。
そこで、簡単に見返せるような共有事項データベースを作り始めました。上司にアドバイスをもらいながら、チームメンバーの誰が確認済みなのかがわかる機能や、内容をメールで送信してくれる機能などを取り入れ、一ケ月ほどかけてようやく完成にいたりました。
実際使い始めると新人への共有がしやすかったり、上司が確認をさぼる人へ指摘しやすかったりとなかなか好評でした。それが他部署の目に留まり、共有事項データベースは複数の部署で使ってもらえるまでになりました。
この時に、自分が作った仕組みで課題を解決すること、それを誰かが使ってくれることをとてもうれしく思ったことがウェブ業界に興味を持つきっかけとなりました。
入社後、どのような仕事をされてきましたか?
ディレクターとして配属され、まずは先輩ディレクターに教えてもらいながら規模の小さい案件を担当しました。
最初は仕事の全体像も進め方も分からず、デザイナーやエンジニアと会話するのも一苦労な状態でしたが、徐々に分かる範囲が広がり、大小様々な案件を担当させてもらえるようになりました。
2年前、アクセシビリティに特化したチームの立ち上げにあたり、今所属しているアクセシビリティチームのメンバーとなりました。
メンバーの中では最も知識が浅かったので、通常業務もこなしながらアクセシビリティの勉強もして・・・と最初は頭がとても追いつかない状況でしたが、チーム内で一つずつ「 これはこの認識で良いか? 」の議論を進めていき、2年たった今では随分と知識が増え、周りのディレクターにアドバイスすることも多くなっています。
現在はどのような仕事を担当されているのですか?
主に、データ移行とアクセシビリティ試験の2つを担当しています。
データ移行とは、お客様のサイトをリニューアルするにあたり、旧サイトのデータを新サイトへ引っ越しさせることです。
昨今のウェブサイトは、アクセシビリティ( ※1 )が求められており、当社ではただデータを引っ越しさせるだけでなく、このアクセシビリティが一定の基準を満たすよう、人の手できれいなデータに仕上げています。規模の大きいサイトでは、ページ数が10,000を超えることもあり、複数の協力会社がデータ移行にあたっています。その協力会社から日々あがってくる質問など、協力会社とのやりとりも担当しています。
アクセシビリティ試験は、制作した新サイトがアクセシビリティのJIS規格を満たしているかをチェックすることです。専門的な知識が必要で、1回の試験に2、3日かかる大変な試験です。
仕事には多くの課題がありますが、どのように解決しようと心がけていますか?
データ移行の協力会社は複数あるのですが、それぞれ作業の進め方や使うフォーマット、各作業者の知識レベルなどいろいろと異なることがあります。それでも、各協力会社の仕上げてくれたデータを、私たちは「 スマートバリュー品質 」として一定の品質を保った状態でお客様へ納品しなければなりません。
協力会社の作業完了後にチェックを行い、ミスがあればフィードバックもしていますが、私はなるべく作業「 後 」よりも作業「 前 」の改善ができればと思っています。
誰が移行作業をしても同じ品質になるように作業手順のマニュアルをより分かりやすく改善したり、文字だけのコミュニケーションになりがちな中、なるべく電話で会話してコミュニケーションをとるなど品質アップに努めています。
※1:目の見える人や見えない人、スマートフォンやPC、機械に搭載されたプログラムなどあらゆるものからのアクセスに対して同じ情報を提供できること
後編では、古澤が仕事をスムーズに進めるためにこだわっていることをご紹介いたします!
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