営業の窓口として、全国の社長様へ提案から契約後のフォローまでを担当し、着実に成果を積み重ねている三田杏奈(みた・あんな)さん。宮崎からリモートで働きながら、営業トップの実績を築いています。
その背景には、自分自身を見つめながら歩んできたキャリアと、「誰かの役に立ちたい」という想いがありました。過去の経験や現在のやりがい、そして描く未来について伺いました。
夢と向き合いながら選んだ「自分の道」
Q.入社前はどのような活動をされていましたか?
高校卒業後、宮崎から東京へ上京し、ヘアメイクアーティストを目指して美容専門学校に進学しました。
後悔のない選択をしたいという思いから、一番やりたいことに挑戦する道を選びました。
就職はせず、美容やアパレルのアルバイトを掛け持ちしながら、芸能に関わる仕事に取り組んでいました。
Q.今の仕事を選んだきっかけと入社の経緯を教えてください。
芸能の方で仕事が決まりかけたとき、「本当にこのままでいいのか」と悩んで、私は辞退して就職の道を選びました。その後、自分の生活スタイルに合った働き方がしたいと、リモートで働けるアルバイト求人を探していたときに見つけたのがスマートリサーチでした。面接で弊社代表が「人は環境で変わる」と話してくれたのが印象的で、ここで頑張ってみようと思いました。
Q.スマートリサーチ一本に絞った背景について伺えますか。
この仕事が好きだと思えたことが大きいです。
最初はやりたいことが定まらず、スマートリサーチでもアルバイトという立場で、他の仕事も掛け持ちしていました。ところが、2週間ほど休んで東京へ旅行していたとき、「早くスマートリサーチの仕事がしたい」という気持ちになりました。
正直、営業はもともと得意ではないと思っていたので、仕事を楽しいと感じていることに自分でも少し驚きました。その気付きが、正社員になるきっかけでもあります。
自分らしい営業スタイルを見つけるために
Q.営業の仕事内容とやりがいについて教えてください。
全国の社長様へ主にフィールドセールスを担当しています。この仕事を始めて間もないころ、違う方が担当されていた社長様へ1年ぶりにご連絡した際、「ぜひ、またお願いしたい」と感謝の言葉をいただくことがありました。そうした言葉を直接いただけることが本当に嬉しく、日々の励みになります。
それに、成果が数字として目に見えることも、この仕事の面白さだと感じています。
Q.成果はどのように還元されますか?
成果がすぐ評価反映されるかつ、長期的な視点で評価される仕組みになっていて、一定期間ごとの成果に応じて、収入や待遇に反映されるイメージです。努力した分、次のステージに進める環境があるので、日々の事業や目標達成に向けた意識が高まります。
Q.成績を上げるために工夫していることはありますか?
自分の商談を録音して聞き返すようにしています。
成績が良いときは良い時期が続き、逆に良くないときは成績が落ち込み続けることがあります。
成績が良いときの声のトーンや話し方を分析すると、客観的に聞いていても自分自身が楽しそうに話しているので、そういった話し方を意識しています。
悔しかった「ある言葉」も力に変えて
Q.在宅勤務は不安ではありませんでしたか?
パソコンが苦手だったので最初は不安でしたが、「わからないことはすぐに聞く」「ため込まない」を意識して乗り越えました。今はインターン生や新入社員から質問を受ける立場となり、答えられることはできる限り丁寧に伝えたいと思っています。答えられないことを減らすために知識を深めつつ、自身の営業での経験や学びを活かしてより的確なアドバイスができるよう意識しています。
Q.営業において感じている課題や壁はありますか?
伝える力をもっと高められるよう頑張っています。以前「案件は魅力的だけど、あなたに任せたいと思える決め手がない」というお言葉を頂いたことがありました。録音を聞き返したら、声は暗いし、話し方も単調で……そう言われても仕方ないなと気づかされました。今は「あなただからやりたい」と思っていただけるよう、話し方や表情だけでなく、相手の業種や課題に合った提案を意識しています。
Q.働く中での心境の変化があれば教えてください。
以前は心が沈みがちで、東京での生活に疲れてしまったこともありました。
そんなとき、地元の宮崎に戻って心を整えることができて、今はまた「東京に戻ろうかな」と思えるくらい心が前向きになりました。
無理をせず、自分らしく楽しく働けるよう、自分自身で環境を整えることを大切にしています。
将来は「起業」も──ファッションを通じて、誰かのために
Q.今後の目標についてお聞かせください。
まずは営業として「高い成果を出し続けること」 です。それに加えて、今後は後輩を育てるという点でも貢献したいです。
学生時代に副部長として部をまとめる立場にあったとき、喜びややりがいを感じる瞬間が多かったのを覚えています。「誰かのため」という思いが自分の中で大きな原動力になっているのかもしれません。
Q.将来的な夢についても伺えますか。
ファッションや美容の分野で起業したいという夢があります。
自分の好きな服やメイクが、気持ちを明るくしてくれたり、自信を与えてくれたりするものだと感じています。そういった「自分らしくいられるきっかけ」を提供できるブランドを立ち上げたいです。
Q.現在の仕事がその夢につながっていることを感じますか?
はい。経営者の方々と直接話せる機会が多いのは、大きな学びにつながっています。
社長様の考え方や人生に触れることで、起業に向けた視点や視野を広げる気づきを数多く得られるのは、この仕事ならではの魅力だと思います。