外部セミナーに登壇した話のリプレイス。
先日、弊社が利用しているツールのユーザー会でスピーカーとして登壇する機会がありました。
規模もそう大きくなく手探りのことも多い弊社ですから、役に立てるのか少々心配ではありましたが、同じマーケターの人々と交流する機会にもなり刺激的な時間を過ごすことができました。
今回は久しぶりにマーケターとしてのつぶやきです。
…というのを、実は弊社のコラムで書きました。せっかくなのでここでも公開しておこうかなという次第です。
マーケターは時に孤独です。
マーケティング部門として多くの人数を抱えている企業であれば良いですが、2~3人、もしくは10人以下のメンバーであれこれと頭を悩ませているマーケターも多いのではないでしょうか。
もしくは担当者が1人しかいない、営業や他の仕事と兼任しているために集中できないなどの状況もあるかもしれません。
日頃から調べ物をしたり情報収集をしたりと知識の向上に努めますが、どうしてもマーケターの知識やスキルの上限がその企業もしくは部門のマーケティング能力の上限に結びつきがちです。
良いツールを持っていても使いこなせないと宝の持ち腐れ。
しかも、いつもデータと向き合ったり考えることが多いため社内からは何をやっているのか実に見えにくい部門でもあります。
そのため、「本当にこれで良いのだろうか」と一人悩み、ぐるぐると思考を巡らせることもしばしばです。
そんなマーケターにとって、こうしたユーザー会やセミナーで情報交換をしたり他社のマーケターがどう考えているのか、そのマインドに触れることはとても大きな意味を持ちます。
展示会もそうですが、日々机に向かってデータと向き合うことが多いので外からの刺激を受けることも必要ですね。
セミナー参加について
スラッシュでは興味のあることや最新の情報に触れる機会を増やすため、セミナーへの参加も推奨しています。
例えば製品の導入をゴールにしているのだと思われるものだとしても、いつか役に立つかもしれない。
そのツールが存在することを知っていること、どんな活用をすることが出来るのかを考えることはまた別のものへも活きてきます。
情報収集のアンテナはいろいろな方向へ張っていることが大切だと考えます。
スピーカーとして感じること
自社の知見を公にすることは、時にして自分の限界を伝えることだとも思います。
しかも「今、私はこれだけのことしか知りません」と大々的に。
ありがたくも為になったというお声を頂戴いたしましたが、「もっと上手なやり方があるのに」と感じるかたもいらっしゃることでしょう。
常に自分の中の情報をアップデートして行かなければなりませんが、優秀なマーケターも本当に沢山いらっしゃいます。
そのため思い切っていっそ「私はこんな事を考えていますが、皆さんどうですか?」の精神で良いんじゃないかと思うのです。
そうして他の方とお話をする上で「なるほどその考え方もあるのか」と一つ勉強をして考えることが増えるのです。
ちなみに、今回スピーカーとして体験談をお話することになったツールはMAツール(マーケティングオートメーションツール)です。
導入までに紆余曲折、導入してからも紆余曲折。
社内に浸透させるコツや運用プランの作成などをまとめたコラムも併せてご覧ください。
今回のテーマもまさに社内にどうツールを浸透させていくか、ということでした。
これは本当にマーケターとして永遠の課題だと思っています。
セミナーは情報がぼやっとしている
他のマーケターの方とのお話のなかで「すごくリアルでしたね」というお声をいただきました。
せっかくお話するのですから、出し惜しみはしたくないと思いました。
私もセミナーに参加することが時々ありますが、多くの場合「ここを深く知りたい」というテーマがさらっと流れていく。
セミナーと言えば宣伝活動の一環であるわけですから、それもまた納得ではあります。
けれど、参加者の側からすると「なにか情報が欲しい」ためセミナーに参加するのです。
この温度差でなんとなくいつも感じる消化不良を、自分のセッションではどうにかしたいと思うわけです。
どうしたら良いのだろうと考えた結果、できる限り正確にコツやノウハウを公開することにしました。
そうは言っても、聞くのと実践するのとでは大きな違いがあります。
ノウハウをお話したとしても、どんな風に社内へフィットさせるかはそれぞれの企業やマーケターによって異なるでしょう。
フィットさせ方というか、得た情報からのひらめきこそがマーケターの仕事であり、醍醐味でもあるのです。
そのひらめきのきっかけとなる事ができるのであれば、嬉しいことです。
同時に、自社でセミナーを開催するときのプログラムやテーマの見直しも改めて必要だと感じる出来事となりました。
知りたいことを少しでも多く持ち帰ることができる魅力的なセミナーやダウンロード資料を作らなければなりません。
どうしたら良いのだろう?が次のネタのヒントであるということ
「こんな時って、どうしているんですか?」と聞かれるたびにコンテンツのネタが貯まっていくなと思います。
帰ったら今聞かれたことについてコンテンツを起こしてアップしよう、なんてひらめきも多々。
誰かの疑問はそのまま誰かへの答えになるということを体感できる瞬間でもあります。
なにはともあれ、もっと効果的な方法や効率的な方法があるはずだと信じて、これからもマーケティング活動を進めていきたいと思います。
貴重な経験でした。
感想。ごはんがとてもとても美味しかった。