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今回ご縁をいただき、wantedly×クラーク高校のキャリア教育事業に参加させていただくことになりました。本取り組みに対しての思いを少し綴らせていただきます。
自分の高校生の頃の「社会」との出会い
高校生のとき姉が結婚をし、10歳年上の兄ができました。自分にとっては初めての直接的な親戚以外の身近な大人という絶妙な距離感の大人の知り合いができた瞬間です。その方が経営していた飲食店でアルバイトでお手伝いに入っていたのですが、そこでの経験が自分にとっては初めての社会であり、今でもとても記憶に残っています。
身内ということに甘えさせない、ある意味で愛のある厳しい環境を用意してもらっていたので、大変な事もたくさんあったのですが、充実した毎日でした。それは、これまでの学生生活とは違った、自分が自分の人生の主体者になっている感。がそう思わせていたのだと思います。そう考えると、これまで自分なりに勉強や部活を頑張ってきたつもりではあったのですが、本当の意味で、「自分の人生を自分の足で立って歩く」という覚悟まで持てていたわけではなかったことに気づくと同時に、それをやりながら子育てまでしてくれている両親に感謝の念を持ったのもこの時でした。もちろん、そのときから、そして今でも、「自分の足だけで人生歩けるようになりました」というほどの大人にはなれていないのですが、それでも少し自分の足で歩き始めたのがこの時期です。
毎日、自分が主体者となって自分の人生を紡いでいく周囲の大人たちを見て、とても憧れましたし、今でもそんな大人になりたいと思っています。
シタテルの事業について
sitateruは、人とテクノロジーの力で、衣服生産のあり方を改革する。という想いをもって事業を開始しました。具体的には、ブランドやショップなどの「衣服を必要とする事業者」と、縫製工場など「衣服を生産する事業者」の架け橋となり、いつでもどこでもスマートに衣服生産が行えるプラットフォームを展開しています。
日本の衣服産業の多くは歴史的に多段階かつ複雑的な生産・流通構造が築かれており、そのため、様々な業者間での既成概念や利害関係が発生することでイノベーションが起こりにくい状態にあり、IT化の遅れ・流通不全・低生産性という結果を生んでいました。
sitateruは、既成概念に打ち勝つ柔軟なイマジネーションと、今まで業界になかったテクノロジーを用いて、業界の流通改革を起こすべくスタートし、4期目がスタートしている今現在もそのプラットフォームが生み出す価値は順調に拡大し続けています。
最後に
本キャリア教育事業では、自分の「生きる」、人の「生きる」を豊かに楽しくするために、それを共に楽しく考えて学び合える、そんな場が作れると良いと思っています。宜しくお願いいたします!
シタテル株式会社 企画統括 鶴 征二