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新大陸の歴史#2 2008年〜事業継承の苦悩から気づいた理想の経営〜

みなさんこんにちは。
新大陸 人事部の山本好乃です。

前回に続き、新大陸のこれまでの歩みを皆さんにご紹介したいと思います。

『新大陸の歴史#1』の内容を見ていない方はこちら

【赤字からはじまる経営】

世界一周の放浪から帰国し、父親から飲食事業を承継した代表。
その中華料理のチェーン店は、はじめから赤字でした。起死回生の思いで店舗を全面改装し、
店名を「とんやん」から「金の豚」へと改名。ファミリー客向けに業態転換もしました。

自ら仕入れに走り、新メニューを考案し、思いつく限りの手を打って一時は売上も回復しましたが、
飲食店の競争は熾烈を極めました。何千何百の店舗が、お客様の取り合いをします。
それを勝ち抜いて売上を上げることがいかに大変か、代表は身をもって知ることになります。

単価の安い“薄利多売”の商売はコストカットが命題、常に削れるところはどこかと考えなければなりません。
ラーメン店はラーメンが主役で、従業員はいわばコスト。
人件費 を削らざるを得ない現実に直面し、従業員からは恨まれ、代表は苦しい思いで働き続けました。

【人をコストと考えないビジネスを】

コストが利益を逼迫し、これ以上存続させることは難しいというボーダーライン が見えた時、
意を決して不採算店舗を閉店し、残した店舗も飲食店経営の経験者に引き継ぎ、新たな事業を考えていくことにしました。

利益が出ないビジネスを続けていくことは苦痛でした。寝る間も惜しんで働いて、それでも楽しいと思えるか。
その境目は「情熱」にあると、代表は言います。
好きなことなら24時間365日考え続けても苦痛ではないし、努力ができます。

本当に情熱を傾けられることを仕事にすべきだと実感した代表は「人をコストと考えないビジネス」をすると決めました。
人が主役になるビジネス。
人の成⻑が売上につながるビジネス。それが代表自身の理想の経営だと気付いたのです。

次回は、飲食店経営での集客の苦悩から立ち上げた新規ビジネスのお話をしようと思います。お楽しみに!


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