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情報通信業界の第一線で、システムインテグレーターとして10年。
順調なキャリアを歩んでいた五江渕さんが次に選んだのは、“真逆”ともいえる木材の世界、森未来でした。
「木が好き」という純粋な想いを原動力に飛び込み、そこで見つけたのは“社会貢献”という新たな軸。IT業界で培ったソリューション営業のスキルを、木材というアナログな世界でどう活かしているのか。
異業種転職のリアルと、この仕事ならではの面白さを伺いました。
この記事はこんな方におすすめ
・転職を機に挑戦をしたい方
・異業種からの転職を考えられている方
・森未来がこれからどこを目指していくのか、ビジョンを知りたい方
プロフィール
五江渕 啓太さん
eTREE事業部 営業グループ ディレクター
2022年2月、株式会社森未来にキャリア入社。
前職ではシステムインテグレーター(SIer)として約10年間、ソリューション営業に従事。IT業界で培った課題解決力を活かし、現在は森未来の営業として新たな価値を提案している。
木材の質感に魅せられて、IT業界10年目で「真反対」の業界へ
ーー前職では、今とは全く異なる業界にいらっしゃったんですね。
前職は情報通信業の、いわゆるシステムインテグレーター(SIer)で10年ほど営業をしていました。お客様が抱える課題を、ネットワーク構築や機器の導入で解決する仕事です。
ーー10年という節目で、転職を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?
複数の理由がありましたが、なかでも大きかったのは「素材としての木材に強く惹かれたこと」です。
当時は、形のないデジタルサービスを扱う仕事をしていたのですが、その“真反対”にある木材の質感や存在感に、強い魅力を感じたのだと思います。
また、ちょうど仕事が10年目を迎え、ある程度の経験を積んだ節目でもあり、「これからは本当に好きなことや興味のある分野で力を発揮したい」と考え始めた時期でもありました。
ーーもともと木材や自然が好きだったのですか?
出身は東京ですが、前職で8年ほど名古屋にいた経験が大きいです。車ですぐ山に行ける、自然に囲まれた環境が自分の肌に合いました。
決定的だったのは、名古屋時代の先輩の影響です。ITエンジニアをしながら山の中に住んでいる方で、週末に遊びに行っては木工を手伝っていました。
本当に大したことではなく、落ちている木をひたすらヤスリで磨く、とか(笑)。
ゴツゴツした木がツルツルになる、その「質感」の変化が快感で、魅力に感じました。
「木材が好き」を仕事に。知らなかった森林・林業の課題と、社会貢献への想い
ーーー森未来のどんなところに魅力を感じたのですか?
「好きなことを仕事にしたい」と考えるなかで、森未来と出会いました。
当時は森林が抱える課題を全く知らなかったのですが、森未来のウェブサイトを見て、身近な森林が管理されず放置されている現状を知り、衝撃を受けました。
もともと木材が好きだったことに加え、「社会貢献」という新しい視点が加わったことで、漠然とした憧れが“社会的な意義”と結びついた瞬間だったと思います。
具体的な業務イメージはまだありませんでしたが、「木材に関わりながら社会に貢献できるなら」と感じ、応募を決意しました。
ITも木材も、本質は同じ。「ソリューション営業」という武器
ーー現在のお仕事内容を教えてください。
営業グループのマネージャーとして、主に内装業者や設計事務所に木材を提案する仕事をしています。
ただ、木材をそのまま右から左へ売る、というよりは、お客様の「こういう空間を作りたい」というご要望に対して、内装材や家具を企画し、ものづくりをして納める、という仕事がメインですね。
ーー前職のIT営業とは全く違うように聞こえますが、役に立っている経験はありますか?
この仕事は、前職と似ている部分が多くあります。
前職もお客様の要望や課題を聞き、ITでどう解決するかを組み合わせて提案する仕事でした。決まった型はありません。
今の仕事も同じで、デザイナーやお施主さんの「こういう空間にしたい」という抽象的なイメージに対し、「こういう木材、工法、ストーリーで見せましょう」と情報を集めて提案します。
売るモノがITから木材に変わっただけで、本質は「ソリューション営業」。この経験がそのまま活きています。
苦労したのは知識より「物流」。プロの現場で学んだ「当たり前」の壁
ーー木材の知識をゼロから学ぶのは大変でしたか?
知識面で苦労した覚えは、実はありません。
多分、「好き」で興味があったから自然と吸収できたのだと思います。業界紙を読んだり、社内の情報通の人に聞いたり、現場で工場の人や大工さんと話しながら学びました。
最近は、脱炭素やネイチャーポジティブの文脈が提案に不可欠なので、資格試験を受けるなど意識的に勉強しています。
ーー知識面以外で、大変だったことはありますか?
大変だったのは、納品時のトラブルですね。 今思えば、知識や経験があれば防げたことが山ほどあります。
例えば「こんなに大きいの、エレベーターに乗らない」「そのトラックじゃ現場の道を通れない」「床養生が必要」とか…。相手は現場管理のプロですから、素人感覚で失敗し、痛い目を見たこともあります。
ただ、経験を積むうちに「ここは最初に聞くべきだ」というポイントが分かってくる。
最初は「聞いたら恥ずかしい」と悩んでいたのが、聞くべきことと知っておくべきことの「感覚」が身についてからは、だいぶ楽になりました。
森林や木材マニアが集う場所。入社して叶った憧れの職人との出会い
ーー入社されて感じる「森未来らしさ」はありますか?
マニアックな人が多くて面白いところですね。世間一般では、そんなに皆が木材に強い興味を持っているわけじゃない。その木材について熱く語れる人たちが集まっているのは、いいなと思います。
あと、みんな「細かいところをよく見ている」、物事をちゃんと突き詰めて考える人が多いです。
社長が大きなビジョンを示すと、周りが「それをどう実現する?」と、ノリではなく、具体的にプロセスに落とし込む。その真面目さも、森未来らしさです。
ーー入社して、特に印象に残っているエピソードは?
入社前に「できたら面白いな」と想像していたことが叶う瞬間は嬉しいですね。
一つは職人さんへの憧れ。日本で唯一という「木挽き職人」にいつか会いたいと思っていたのですが、今では一緒に仕事をさせてもらい、仲良くさせていただいています。
もう一つ、個人的な興味で「芸大の木工科に木材を提供する」ことも、最近、作家さんに大きな丸太を提供する形で叶いました。
自分ではできないからこそ、職人さんたちへのリスペクトがあります。
その技術や情熱と、デザイナーや社会を「繋ぐ」仕事ができているのは、面白いですね。
「サステナブル」と「ものづくり」を語れる、唯一無二の存在へ
ーー最後に、五江渕さんの今後の目標を教えてください。
今後の目標は、業界で「唯一無二」の存在になることです。
今、企業やお客様の間では「サステナビリティ」がより重視されています。けれど、その文脈と内装・家具づくりの両方を語れる人はまだ業界にほとんどいないと思います。
だからこそ、その領域を深めて、企業やお客様が求める価値と、ものづくりのクオリティを両立させた提案を突き詰めていく。それが、僕だからこそできることではないかと思っています。
最後に
IT業界で10年のキャリアを積みながら、「木材が好き」という想いを原動力に新たな世界へ飛び込んだ五江渕さん。
彼の挑戦は、“好き”を大切にしながらも、これまで培ってきたスキルを次のステージで活かすという、前向きな決断でした。
「自然に興味はあるけれど、今のスキルは役に立たないかも」
そう感じている方こそ、五江渕さんの歩みに勇気をもらえるはずです。
あなたの経験を必要としている場所が、ここにもあります。
まずは気軽に、お話ししてみませんか?