従来のWebサイトやWebシステムは、CakePHPやLaravelといったPHPフレームワークを利用し、さらにはBladeやTwig、Smartyといったテンプレートエンジンを利用して、コーディングしなければならないフロントエンドエンジニアも多かったと思います。Laravel mixやGulpも使いました。
そこにきて、時代はヘッドレスに向かっています。ヘッドレス=viewの無いWebサイトやWebシステムですね。
Vue.jsやReact.jsを利用し、API通信を通じてコンテンツ情報を取得します。フロントエンド作業とAPI側であるバックエンド作業が分業化し、より疎結合な状態で作業できるようになります。
フロント担当:「このページ作りたいから、この仕様でAPIを作っておいて!」
バックエンド担当:「了解!Swaggerにモック作ってから開発するねー!」
と社内で声が聞こえるようになってきました。
良い感じで分業化できてますね!しかし、良いことばかりではありません。
高いスキルがフロントエンドエンジニアに求められます。いままでJQueryくらいしか書いたことのない人がVue.jsやTypeScriptを書かなければならなくなります。HTMLやSCSSは今まで培った知識やノウハウを活用できますが、API通信やLocalstrageを扱うのに、JavaScriptは必須です。しかもかなりゴリゴリと書かなければなりません。
良いこともたくさんあります。
あまりバックエンドエンジニアに気を使う必要が少なくなるため、フロントエンドの自由度は格段に高くなります!必要な部分のみをCMS化できます。
技術や知識は日々の努力が大切ですね。