セプテーニのPR兼、中途採用担当の藤森です!
セプテーニには、セールス、広告運用コンサルタント、クリエイティブ、データ分析など、様々な領域で活躍するプロフェッショナルがいます。
この「Septeni Edge」では、そんな彼らにインタビューし、彼らが生み出すセプテーニのEdgeを皆様にお届けすることで、セプテーニのことをより知ってもらいたいと思っています。
第十回目は、チャレンジャーの立場からイノベーションを仕掛けるキーマンとして、アカウントソリューション部 エグゼクティブプロデューサー 丸山孝一と 小澤慶子をご紹介します!
丸山 孝一(Maruyama Koichi)
2000年セプテーニに新卒入社。セプテーニグループにおける複数の合弁会社にて経営に携わった後、アフィリエイトサービスを中心に事業展開をする株式会社セプテーニ・クロスゲートにて執行役員としてセールス・メディア部門を管掌。2017年よりセプテーニに異動し、アカウントソリューション部にて、マネジメント及びアフィリエイト広告のセールス責任者として従事。
小澤 慶子(Ozawa Keiko)
2018年セプテーニ中途入社。前職ではアフィリエイトサービスをメイン事業とする会社にて営業に従事。セプテーニの社員より誘いを受け入社し、現在はアカウントソリューション部にて、主にアフィリエイト広告のセールスに携わる。
アフィリエイト広告市場の変化と、可能性の広がり。
――デジタル広告の中でも歴史の長いアフィリエイト広告ですが、直近感じている市場の変化について教えてください。
丸山)
アフィリエイト広告はデジタル広告の黎明期からある広告手法で、マイナー且つあまり変化がないと思われがちですが、その市場は現在も年間平均15%ほど、拡大を続けていると言われています。
(矢野経済研究所「アフィリエイト市場の動向と展望」より)
その中で、昔に比べて運用型広告とアフィリエイト広告の境目が明確ではなくなってきているという感覚がありますね。
アフィリエイト広告も、広告主側のKPIに合わせて運用が可能な手法です。単純にアフィリエイト広告といっても、足元の件数獲得から認知・ブランディング、さらにはLTVを高めるための成果点設計など、その用途は様々ですし、運用型広告同様きちんとした設計・運用が必要です。
一方で、アフィリエイト業界は、その他の広告手法に比べてローテクノロジーです。プレイヤーがほぼ変わらないので、イノベーションも起きにくい世界ですが、近年ではそこにも少しずつ変化が起き始めているように感じます。
―― 最近では、一時期停止していたアフィリエイト広告を再開する広告主も多いようですが、何を求めて再開されていると思いますか?
小澤)
個々のケースにもよりますが、他の運用型広告にはCPAを固定して配信できるメニューがあまり多くないので、ある程度アフィリエイトで土台を作って、手堅く件数を積み上げていきたいというのは、引き続きあるのではないでしょうか。また、広告主側のリテラシーが高まっていることにより、複雑化するマーケティング課題を解決するための様々な手法のうちの一つとして、アフィリエイトの活用方法もさらに広がっていると感じます。
丸山)
さらに、直近は大型のプラットフォームが増え、広告配信が集中するような大きなメディアでは配信強化と入札価格における競争も激化しています。一方アフィリエイトは大量のCtoCメディアを開拓してネットワーク化していくので、そういった激化も起きにくく、さらに細かくチューニングしていけば、効率を上げながら(CPAを下げながら)件数を伸ばすことが可能です。
そういった点でも、アフィリエイト広告が見直されているのではないかと思います。
運用型広告で培った信頼をベースに、質の高い提案を。
――セプテーニとしては、どのようにアフィリエイト領域で価値を提供していますか?
小澤)
現在、広告主企業とは、これまでの運用型広告での実績を評価していただき、私たちの提案をしっかり聞いていただける信頼関係を築くことができていると思っています。この培ってきた信頼をベースに、単にアフィリエイトを提案するというのではなく、広告主のマーケティング課題に合わせて、セプテーニが提供する様々なソリューションの中の最適な一つの手法として、アフィリエイト領域での施策をご提案するようにしています。
単純な件数シミュレーションだけではなく、他のメニューを含めマーケティングの観点で多角的且つ定量的に調査を行った提案ができることは大きな強みだと思っています。
使用するクリエイティブやLP、メディア選定などの具体的な施策においても、他メニューの状況を把握しながらプランニングを行っています。
丸山)
アフィリエイト広告自体、そこまで手をかけなくても件数がある程度とれるような、ローリスク且つ手離れが良いメニューという印象を持たれていることが多いと感じます。
しかし、メディアを一つひとつリクルーティングしたり、LPのコンバージョンレートや承認率を上げるための施策を打ったり、そのためにどんなツールを選択するかなど、細かなチューニングをしていくことで、まだまだ改善できるアカウントがほとんどです。
現状ではそこまで手がかけられていないケースも多いため、小澤が言ったような全体最適提案に加え、そういった細かな改善点も明確に提案し、より成果があがるよう取り組んでいます。
チャレンジャーの立場として、楽しみながら挑戦し続ける。
――今後の展望についてお聞かせください。
丸山)
まずは、アフィリエイト広告市場のなかで、きちんとそのシェアと存在感を強めていきたいです。アフィリエイトはテクノロジー面ではまだ弱い領域なので、その部分にイノベーションを起こすことがチャンスに繋がると考えています。
私たちは、アフィリエイトを扱うエージェンシーとしては、まだまだチャレンジャーの立場だと思っています。マラソンで言うと、1位グループ、2位グループ…とある中で、私たちは先導組を目指して走っている挑戦者のような状態で、ある意味失うものは何もないと思っています(笑)。
今後も先頭を追いかけていくことにワクワクしながら、様々なイノベーションを起こしていけるよう、どんどん仕掛けていきたいですね。
小澤)
アフィリエイトという枠にとどまらず、セプテーニの営業の強みをもっと作っていきたいですし、それがわたしたちに課されたミッションだと思っています。そのためにも、まずはアフィリエイト広告による実績を積み上げ、形にしていき、社内の営業マンからも、セプテーニの強みの一つと認識してもらえるよう、頑張りたいですね!
――最後に、セプテーニはお2人にとってどういう場所ですか?
丸山)
メリハリのある仕事ができる場所です。厳しくもあり、楽しくもある、この会社の環境で私は育てられてきました。そこには先輩も後輩もありません。
常に襟を正しながら、「頑張らなくては」と思わせてくれる場所だと感じています。
小澤)
私は就職するのが2社目ということもあって、「挑戦する場」という認識が大きいです。自分のバリューをどう活かすか考え、常に求められる人材であり続けること。今はまだ“援護射撃部隊”ですが、日々の挑戦を通じて成長を実感しています。
また、セプテーニは情報共有の仕組みが整っていて、楽しいトピックス、嬉しいトピックスを全体で共有するシステムが良いなと思っています。その結果、社員同士のコミュニケーションに繋がり、仕事をしやすい環境が作られていると感じています。
――ありがとうございました!
インタビュー・文 藤森